細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

ビスケットの天麩羅

2010-01-30 13:43:20 | 美味しいもの
炭焼風フライビスケットの天麩羅が美味しいんです。


練馬区からいらっしゃるお客様が教えてくれた食べ方なんですけど、これが美味しいです。

もちろん、そのままでも美味しいのですが、天麩羅にするとお弁当のおかずになるんです。

315円で販売しています。


リテイク・シックスティーン  豊島ミホ 

2010-01-30 13:31:37 | 読書メモ た行
《内容》
高校に入学したばかりの沙織は、クラスメイトの孝子に「未来から来た」と告白される。未来の世界で27歳・無職の孝子だが、イケてなかった高校生活をやり直せば未来も変えられるはずだ、と。学祭、球技大会、海でのダブルデート…青春を積極的に楽しもうとする孝子に引きずられ、地味で堅実な沙織の日々も少しずつ変わっていく。
            (紹介文より)

☆☆☆☆☆
―――何故だか一粒涙がこぼれる。
でも大丈夫、こんな苦しさは奥歯を噛んで我慢していればすぐに過ぎる。


―――私は泣きたくなる。いつでも会えるのに、会って話しかければいいのに、とても遠い。


―――私たちは何を忘れて何を持っていくんだろう。

かき醤油味

2010-01-29 16:52:17 | お茶・海苔のこと
《かき醤油 味付のり》が売れています。

この味をなんと表現したらいいか、美味しいんです。

海苔はミネラルが豊富ですので、スナック菓子を食べるなら《かき醤油 味付のり》がお奨め。

ご飯のお供に、お酒のおつまみにも最適。

野菜炒めに《かき醤油 味付のり》を細かくしてふりかけて。

花の子ぶた

2010-01-29 00:23:13 | 美味しいもの
《鎌倉五郎本店》の花の子ぶた。

よくよく見ると、鼻が大きい子ぶたばかり
抹茶餡と桜餡の二種類。
しっとりとした甘さ。ちょっと食べてしまうのがかわいそうな感じ。

一緒に飲んだお茶はくき茶《鷹の爪》100g入り 630円。

くきの香りについ微笑みたくなるようなお茶。
味わいがあり《花の子ぶた》に最適なお茶です。

いさご波  安住洋子

2010-01-28 22:26:18 | 読書メモ あ行
《内容》
何があろうとも、己の足で歩いていくしかないのだ。主君を失った武家の哀歓を描く名作集。どこまで落ちようと、人には捨てられぬものがある。家を追われ、藤野親子は江戸を目指した。艱難と辛苦の末、前橋で仕官は叶ったが、よそ者ゆえの使命を課される。それでも立ち向かうしかない……。お家断絶に見舞われた赤穂浅野家と三田九鬼家に生きた武家の、哀切な矜恃と家族の絆。「日無坂」の俊英が紡ぐ、滋味深い全五篇。
          (紹介文より)

☆☆☆☆
―――やはり、父にどうすればいいのか、教えを請いたかった。それが、叶わぬなら、せめて、父に振り返って欲しかった。


―――何も慌てることはない。一呼吸置いてみるがよい。さすれば、物事はよく見えてくる。


  文中にでてくる「はじき葡萄・・・見た目と風情を楽しむのに適した小鉢でもある」、食べてみたいですね。

世界ふじ

2010-01-28 16:43:30 | 美味しいもの
《たこまん》さんの世界ふじ

袋を開けると富士山にはとても見えない、まるでの鼻のような・・・
半分に切ると、かくれていた富士山がでてきました。

静岡茶を合わせたミルク餡とほんのりバター風味の生地はしっとりとやさしい味わいでした。
一緒に飲んだお茶は『農家直送茶』 200g入り1575円(税込)。

甘さを抑えたかんじの『世界ふじ』と相性抜群の『農家直送茶』。

『農家直送茶』は荒茶造りで、さわやかな瑞々しい味。

優しい気持ちになれるお茶です。

べにふうき

2010-01-27 14:54:13 | お茶・海苔のこと
先週あたりから“べにふうき”をお買い求めになるお客様が増えてきました。


昨日は
『行きつけの美容室の子が花粉症で、かわいそうだから』と。

知らない間に花粉が飛んできているんですね。


粉末緑茶『べにふうき』は
香りがふくよかで渋味が強いのが特徴。この渋味成分であるカテキンの中にアレルギーに有効な
 メチル化カテキン
が豊富に含まれているが実証され非常に注目されているお茶です。

薬ではないので何杯でも飲めるところがいいと言うお客様が多いです。


球体の蛇  道尾 秀介

2010-01-25 22:18:09 | 読書メモ ま行
《内容》
1992年秋。17歳だった私・友彦は両親の離婚により、隣の橋塚家に居候していた。主人の乙太郎さんと娘のナオ。奥さんと姉娘サヨは7年前、キャンプ場の火事が原因で亡くなっていた。どこか冷たくて強いサヨに私は小さい頃から憧れていた。そして、彼女が死んだ本当の理由も、誰にも言えずに胸に仕舞い込んだままでいる。乙太郎さんの手伝いとして白蟻駆除に行った屋敷で、私は死んだサヨによく似た女性に出会う。彼女に強く惹かれた私は、夜ごとその屋敷の床下に潜り込み、老主人と彼女の情事を盗み聞きするようになるのだが…。呑み込んだ嘘は、一生吐き出すことは出来ない―。青春のきらめきと痛み、そして人生の光と陰をも浮き彫りにした、極上の物語。
           (紹介文より)

☆☆☆☆
―――沼の底を掻き回しては、濁った水の中で頭を抱え、やがて泥が落ち着いてきた頃になると、また無意味に底を掻き回す。それを繰り返すような毎日だった。


―――何かについて、人が最悪の想像をするとき、それはたいてい当たらない。最悪の結果が待っているのは、それを想像していなかったときに限られている。


―――思い出は引き潮のように、足の裏の砂を崩しながら遠ざかっていった。崩された砂の一粒一粒は、たぶん希望や、夢や、信頼だった。


―――乙太郎さんが胸に抱えていたものが何だったのか、私にはいまだにはっきりとわからない。ただ、それを抱えたまま生きていくのは大変だったろうし、ましてや死んでいくのはどれだけ辛かったろうと思う。