細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

壊れる心   著者  堂場瞬一

2014-11-29 22:45:19 | 読書メモ 

《内容》

私は今、刑事ではない。被害者の心に寄り添い、傷が癒えるのを助ける。正解も終わりもない仕事。だが、私だからこそしなければならない仕事―。月曜日の朝、通学児童の列に暴走車が突っこんだ。死傷者多数、残された家族たち。犯人確保もつかのま、事件は思いもかけない様相を見せ始める。   (紹介文より)


感染遊戯   著者  誉田哲也

2014-11-29 22:14:50 | 読書メモ 

《内容》

会社役員刺殺事件を追う姫川玲子に、ガンテツこと勝俣警部補が十五年前の事件を語り始める。刺された会社役員は薬害を蔓延させた元厚生官僚で、その息子もかつて殺害されていたというのだ。さらに、元刑事の倉田と姫川の元部下・葉山が関わった事案も、被害者は官僚―。バラバラに見えた事件が一つに繋がるとき、戦慄の真相が立ち現れる!姫川玲子シリーズ最大の問題作。    (紹介文より)


決断   著者  小杉健治

2014-11-29 22:04:11 | 読書メモ 

《内容》

父は家庭を顧みず事件解決に邁進し、名刑事といわれつつ退職した。唯一の汚点は、二十年前の未解決殺人事件だったが、なぜか、当時の捜査関係者の誰もが、この事件については頑なに口を閉ざす。父への反発から検事への道を進んだ息子は、現在手掛けている殺人事件と、父の迷宮入り事件との奇妙な符合を見つけていた。二つの事件はなんらかの関連があるのか、それとも―。いままでの捜査ミステリーにはない、感動の結末に包まれる!  (紹介文より)


ボーダー    著者 垣根涼介

2014-11-29 21:33:30 | 読書メモ 

《内容》

渋谷のチーム「雅」を解散して3年。カオルは東大生となり、アキは裏金強奪のプロとしてそれぞれ別の道を歩み始めていた。ところが、ファイトパーティを模したイベントを見たという級友の話を聞き、カオルは愕然とする。あろうことか主催者は「雅」の名を騙っていたのだ。過去の発覚を恐れたカオルはアキに接触するが…。    (紹介文より)


君たちに明日はない  著者 垣根涼介

2014-11-29 21:13:00 | 読書メモ 

《内容》

リストラを専門に請け負う会社に勤めている真介の仕事は、クビ切りの面接官。昨日はメーカー、今日は銀行、女の子に泣かれ、中年男には殴られる。はっきり言ってエグイ仕事だ。それでもやりがいはあるし、心も身体も相性バッチリの恋人もいる。そして明日は…?笑って唸って泣かされる、女と男の危ういドラマ。   (紹介文より)


小暮写真館 下   著者 宮部みゆき

2014-11-29 21:02:35 | 読書メモ 

《内容》

人の想いは思いもかけない場所に現れることがある。たとえば写真とか。英一の小学生の弟、光の様子がおかしい。友人のテンコによれば、彼は写眞館の元主、小暮さんの幽霊に会いたいのだという。そして垣本順子、英一と家族、各々が封印してきた過去が明らかになる。読書の喜びがここにある。感動の結末へ。   (紹介文より)


検事の本懐   著者 柚月裕子

2014-11-29 20:01:30 | 読書メモ や・ら・わ行

《内容》

県警上層部に渦巻く男の嫉妬が、連続放火事件に隠された真相を歪める(『樹を見る』)。出所したばかりの累犯者が起した窃盗事件の、裏に隠された真実を抉る(『罪を押す』)。同級生を襲った現役警官による卑劣な恐喝事件に、真っ向から対峙する(『恩を返す』)。東京地検特捜部を舞台に“検察の正義”と“己の信義”の狭間でもがく(『拳を握る』)。横領弁護士の汚名をきてまで、恩義を守り抜いて死んだ男の真情を描く(『本懐を知る』)。骨太の人間ドラマと巧緻なミステリー的興趣が、見事に融合した極上の連作集。    (紹介文より)

 

おすすめ!


佐渡の三人   著者 長嶋有

2014-11-29 19:01:04 | 読書メモ な行

《内容》

「佐渡の三人」―佐渡行その1。おばちゃん(大叔父の奥さん)が亡くなった。儀礼嫌いの大叔父に代わり、なぜか私と弟、父の三人が佐渡にある一族の墓へお骨を納めに行くことに。「戒名」―ワンマンな祖母は生前に自分で戒名を決めてしまった。問題は字数が足りないことだ、と寝たきりの祖父母を世話する、ひきこもりの弟がいう。「スリーナインで大往生」―佐渡行その2。祖父が亡くなった。享年99歳9カ月。「惜しい!」「スリーナインだ」と家族は盛り上がって…。「旅人」―佐渡行その3。大叔父が亡くなった。祖母との「ダブル納骨」のため、父の後妻を含め一族7人が佐渡に集まった。…そして、「納骨」の旅はまだまだつづく。   (紹介文より)

 

―――『数珠つなぎ』という言葉があるが、そうやって『思う』という糸を引っ張るほどに持ち上がる数珠玉は増え、ジャラジャラという音も大きくなり、持ち上げた感触も手ごたえが増す。


四十八人目の忠臣   著者 諸田玲子

2014-11-29 18:00:33 | 読書メモ ま行

《内容》

愛する磯貝十郎左衛門と浪士たちのため、討ち入りを影から助け、その後、浪士の遺族の赦免、赤穂浅野家再興を目指し、将軍家に近づいた実在の女性。浪士と将軍に愛された女性。  (紹介文より)

 

―――人はみちたりてこそ、他者にもやさしくなれるものだから

―――理不尽がまかりとおってしまうやりきれなさ、うやむやのままに事が進んでゆくいらただしさ、人のずるさ変わり身のはやさをみせつけられた不甲斐なさ・・・・・。

―――頭でわかっていることと心で納得することには大きなへだたりがある。

―――生きているのはなすべきことがあるからだと、そう、父はいった。だったら自分にも、まだなすべきことがあるにちがいない―――。


ドルチェ   著者 誉田哲也

2014-11-29 15:59:55 | 読書メモ は行

《内容》

元捜査一課の女刑事・魚住久江、42歳独身。ある理由から一課復帰を拒み、所轄で十年。今は練馬署強行犯係に勤務する。その日、一人の父親から、子供が死亡し母親は行方不明との通報があった。翌日、母親と名乗る女性が出頭したが(「袋の金魚」)。女子大生が暴漢に襲われた。捜査線上には彼女と不倫関係の大学准教授の名も挙がり…(「ドルチェ」)。所轄を生きる、新・警察小説集第1弾。   (紹介文より)