細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

マークスの山  下  高村薫

2010-06-30 21:36:04 | 読書メモ 

《内容》
殺人犯を特定できない警察をあざ笑うかのように、次々と人を殺し続けるマークス。捜査情報を共有できない刑事たちが苛立つ一方、事件は地検にも及ぶ。事件を解くカギは、マークスが握る秘密にあった。凶暴で狡知に長ける殺人鬼にたどり着いた合田刑事が見たものは…。リアルな筆致で描く警察小説の最高峰。
                 (紹介文より)

K


とうもろこしにはお茶

2010-06-30 15:10:22 | 美味しいもの
Yさんから届いたとうもろこし

そして母の漬物。

一緒に飲んだお茶は 煎茶 銀扇  100g入り 840円
このお茶は牧之原のやぶきたに掛川のやぶきた品種の深蒸し茶を当店独自のブレンドで仕上げました。甘みとコクに加えほどよい渋味のお茶です。
とうもろこしにぴったり。

細沼園のちっちゃい畑

2010-06-26 18:30:07 | 母の。。

今日は大きいきゅうりを収穫。

 

おいしそうな茄子。 お昼の御味噌汁の具になっちゃいました。

食べちゃうのがもったいないです。

ゴーヤの写真を撮るのを忘れていました。

 

今日は新宿で『のれん会』の集まりがあるので、行ってきます。

今日は暑いので美味しく飲めそう

出て行くときはだけど帰る頃には止むといいなぁ・・・。


震度0   横山秀夫

2010-06-25 21:37:00 | 読書メモ 

《内容》
阪神大震災の前日、N県警警務課長・不破義仁が姿を消した。県警の内部事情に通じ、人望も厚い不破が、なぜいなくなったのか?本部長をはじめ、キャリア組、準キャリア組、叩き上げ、それぞれの県警幹部たちの思惑が複雑に交差する…。組織と個人の本質を鋭くえぐる本格警察サスペンス。
                 (紹介文より)

K


ヤングアダルトパパ   山本幸久

2010-06-20 23:29:12 | 読書メモ や・ら・わ行
《内容》
夏休みもあと数日。中学2年生の静男は、生後5ヶ月の赤ん坊を負ぶり保育所を探していた。10以上年の離れた花音と恋をして、優作が生まれた。しかし彼女は幼い父子を残し、消えてしまったのだ。もうすぐ二学期が始まる。急がなきゃ。しかし、中学生の保育所探しはどこからも相手にされない。途方に暮れながらそれでも、静男は優作を守ろうとするのだが…。14歳の父、5ヶ月の息子、幼い父子の、家族物語。
              (紹介文より)

☆☆☆★

ダウンタウン  小路幸也

2010-06-20 23:11:46 | 読書メモ さ行
《内容》
高校生の僕と年上の女性ばかりが集うこの場所で繰り広げられた、「未来」という言葉が素直に信じられたあの頃の物語。大人になるってことを、僕はこの喫茶店で学んだんだ。温かくて懐かしい「喫茶店×青春」小説。
               (紹介文より)

☆☆☆☆☆
―――悔しかった。
   何もできないのと、それから、何も知らないのと。

―――大人の男として、息子を持った父親への対応の仕方。たぶん人生を生きていく上で自然に身に付いていくそういうもの。

―――それまで会うこともなかったたくさんの人に会うようになって、その人たちの考え方や生き方を感じるようになって、だから、自分で考えるときにもいろんなことを思えるようになった。

  
  大人になるってことが、できているんだろうか。ただ歳を重ねているだけのような気がする。

小さいおうち  中島京子

2010-06-20 22:34:19 | 読書メモ な行
《内容》
昭和6年、若く美しい時子奥様との出会いが長年の奉公のなかでも特に忘れがたい日々の始まりだった。女中という職業に誇りをもち、思い出をノートに綴る老女、タキ。モダンな風物や戦争に向かう世相をよそに続く穏やかな家庭生活、そこに秘められた奥様の切ない恋。そして物語は意外な形で現代へと継がれ……。最終章で浮かび上がるタキの秘密の想いに胸を熱くせずにおれない上質の恋愛小説です。
          (紹介文より)

☆☆☆☆★
―――十二や、十三の娘に、覚悟なんてものがあったためしはない。それはどんなに時代が変わったって、そう変わるもんでもないだろう


―――秘密はときによると、人のつながりを強めるけれども、場合によっては疎遠にもする。

―――僕はいつも、失くしたもののことばかり悔いている。あれやこれやと、後悔ばかりが胸をよぎる。

鳩とクラウジウスの原理  松尾 佑一

2010-06-20 21:59:06 | 読書メモ ま行
《内容》
恋愛に縁のない貧乏青年・磯野のアパートに学生時代の仲間が転がりこんできた。磯野の新しい職場は「鳩航空事業団」。そこでは鳩が恋文を運ぶ伝書鳩サービスを提供している。ある日、伝書鳩が「クラウジウス団」なる連中に拉致されてしまう。彼らの目的は「この世のあらゆる恋愛を妨害すること」。磯野は無事に鳩を相手に届けられるのか?かくして鳩を巡るナンセンスな闘いが幕を上げた。第1回野性時代フロンティア文学賞受賞作。
         (紹介文より)

☆☆☆☆
―――しかし、世の中には、そこに本来あるべきものを、まったく別のものととりかえてしまう悪魔が存在する。その悪魔は人が落胆する姿をことのほか悦んで、酒のつまみなどにしているのだ。