細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

ナオミとカナコ  著者 奥田英朗

2015-02-25 19:33:55 | 読書メモ 

《内容》

ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の“共犯者”になる。望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。夫の酷い暴力に耐える専業主婦の加奈子。三十歳を目前にして、受け入れがたい現実に追いつめられた二人が下した究極の選択…。「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」復讐か、サバイバルか、自己実現か―。前代未聞の殺人劇が、今、動き始める。比類なき“奥田ワールド”全開!   (紹介文より)


河津桜

2015-02-24 15:58:12 | Weblog

毎年、K田さんからいただく河津桜。

桜が目に入るだけで、会話が弾みます

 

来月は11日から《春一番セール》です。

皆様のご来店をお待ちしています。

 


孤独な放火魔  著者 夏樹静子

2015-02-24 15:45:50 | 読書メモ な行

《内容》

馴染みに長年抱いていた恨みが発端の、すぐ解決すると思われた放火事件。夫をアイロンで殴打した主婦が、自分はDVを受けていたと主張。夫の愛人が出産した子供に、虐待の痕を見つけた妻がとった行動とは?左陪席をつとめる新米裁判官・久保珠実は、かつて裁判長にいわれた「裁判は最後まで何が起こるかわからない」の言葉を何度も反芻する―。現代の日本を象徴するかのような三つの事件。悩み議論する裁判員たちをリアルに描く著者迫真のミステリー。    (紹介文より)


ナモナキラクエン   著者 小路幸也

2015-02-24 15:35:23 | 読書メモ さ行

《内容》

楽園の話を、聞いてくれないか」そう言いかけて、父さんは逝ってしまった。山、紫、水、明と名づけられた僕ら兄妹と、一通の手紙を残して。僕らの母親は、4人とも違う。手紙には、それぞれの母親のことが書いてあった。「会いに行く必要があると考えるなら、会ってこい」それが、僕ら兄妹の、忘れられない夏の始まり。   (紹介文より)

 

―――いつも言ってたように恨むことだけはするな。それだけは、自分の心を低くするからやめろ。生きるってことは前に進むことだ。恨みは前に進むエネルギーを奪う。


微笑む人  著者 貫井徳郎

2015-02-24 15:14:45 | 読書メモ な行

《内容》

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。犯人の仁藤は世間を騒がせ、ワイドショーでも連日報道された。この事件に興味をもった小説家の「私」は、ノンフィクションとしてまとめるべく関係者の取材を始める。周辺の人物は一様に「仁藤はいい人」と語るが、一方で冷酷な一面もあるようだ。さらに、仁藤の元同僚、大学の同級生らが不審な死を遂げていることが判明し……。仁藤は本当に殺人を犯しているのか、そしてその理由とは!? 貫井氏が「ぼくのミステリーの最高到達点」と語る傑作。読者を待つのは、予想しえない戦慄のラスト。     (紹介文より)


禁断の魔術   著者 東野圭吾

2015-02-24 14:54:11 | 読書メモ は行

《内容》

『虚像の道化師 ガリレオ7』を書き終えた時点で、今後ガリレオの短編を書くことはもうない、ラストを飾るにふさわしい出来映えだ、と思っていた著者が、「小説の神様というやつは、私が想像していた以上に気まぐれのようです。そのことをたっぷりと思い知らされた結果が、『禁断の魔術』ということになります」と語る最新刊。「透視す」「曲球る」「念波る」「猛射つ」の4編収録。ガリレオ短編の最高峰登場。   (紹介文より)


地層捜査   著者  佐々木譲

2015-02-24 14:43:47 | 読書メモ さ行

《内容》

公訴時効の廃止を受けて再捜査となった15年前の老女殺人事件。当時の捜査本部はバブル期の土地トラブルに目を向け、元刑事・加納もその線を辿ろうとするが、謹慎明けの刑事・水戸部は、かつて荒木町の芸妓だった老女の「過去」に目を向ける―。  (紹介文より)


母の遺産   著者 水村美苗

2015-02-21 20:27:26 | 読書メモ ま行

《内容》

家の中は綿埃だらけで、洗濯物も溜まりに溜まり、生え際に出てきた白髪をヘナで染める時間もなく、もう疲労で朦朧として生きているのに母は死なない。若い女と同棲している夫がいて、その夫とのことを考えねばならないのに、母は死なない。ママ、いったいいつになったら死んでくれるの?親の介護、姉妹の確執…離婚を迷う女は一人旅へ。『本格小説』『日本語が亡びるとき』の著者が、自身の体験を交えて描く待望の最新長篇。   (紹介文より)

 

―――その場が偶然与えてくれた孤独の中で、悲しみに向き合っていたような気がする。悲しみの余韻が空気に残っていた。


花見ぬひまの   著者 諸田玲子

2015-02-20 22:19:37 | 読書メモ ま行

《内容》

高杉晋作の愛人おうのから田捨女まで――幕末の嵐の中で、赤穂浪士討ち入りの陰で、恋を貫いた七人の女を、時代小説の名手が描く!   (紹介文より)

 

―――噂には手もあり足もある。お節介で小意地がわるく、いちばん知られたくないところへと飛んで行って袖をひっぱる。