細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

旧中村家住宅 (幕末期の擬洋風建築)

2016-06-25 15:17:16 | 散歩・旅  神奈川県

旧中村家住宅 (国登録有形文化財)


中村家住宅主屋は、全国的にも珍しい幕末期の和洋折衷住宅です。建築当初は三階建てでしたが、関東大震災後、三階部分は取り除かれ二階建てとなっています。建築を手がけたのは鎌倉大工の石井甚五郎で、10年の歳月をかけ完成したと伝えられ、詳細な板図が残されています。建物の特長は、一回の外観は和風の要素でまとまっていますが、二階は外壁を海鼠壁とし、洋風の要素として軒を曲線の白漆喰で塗りこめ、正面に縦長の窓を配しています。
長屋門は桁行63尺(約19m)の長大なもので、主屋と同時期の慶応年間(1865~1867)に建築されたと推定されます。長屋門としては一般的な形式ですが、通常、柱は4寸(約12cm)角程度であるのに対して、この長屋門では5寸(15cm)角の柱が使用されており、冠木も太く、創建当時は豪壮な趣を呈していたものと思われます。長屋門の外壁は朱色の漆を塗った形跡があります。  (説明文より)

  

  

  

旧中村家住宅

場所      相模原市南区磯部1734

開館時間  午前9時半~午後4時

休館日    月曜日~水曜日(但し祝日は開館、12月29日~1月7日)

入館料    無料

は勝坂遺跡公園の駐車場にとめました。


カミカゼ 警視庁公安0課  著者 矢月秀作

2016-06-24 16:21:13 | 読書メモ 

《内容》

水面下で武装化を図る市民団体“パグ”を内偵中の公安0課作業班員・藪野と友岡は東雲の武器密造工場に侵入。激しい銃撃戦の末、行方不明になる。事態を重く見た警視庁上層部は新たな作業班員の投入に着手。「刑事の匂いがしない者」として交番勤務の警官、瀧川に目をつける。少年課への異動を望む瀧川に仕掛けられる罠。壮絶な公安教育を経て0課に配属された瀧川にパグ潜入の非情命令が下る。話題沸騰のハードアクション、見参! (紹介文より)


95   著者 早見和真

2016-06-24 16:19:20 | 読書メモ 

《内容》

95年、渋谷。時代に抗うように、街を駆け抜けた、17歳の少年たちがいた。2015年の年末、37歳となった秋久のもとに母校の女子高生から連絡が届く。卒業制作のテーマとして「1995年」について調べているという。彼女と会った秋久は、自分の人生を変えたその年のことを語り始めた―。95年3月20日、地下鉄サリン事件が起きた。平凡な高校生だった秋久は、人の死に直面し動揺するなか、縁のなかった4人の同級生から渋谷のカフェに呼び出される。強制的に仲間入りさせられた秋久だったが、彼らとセンター街を闊歩し、刺激的な毎日を過ごすようになる。世界が劇的に変わるのを実感していた。だがある日、リーダー的存在だった翔が何者かに襲撃される。秋久は復讐を誓い、真犯人を捜すため行動に出るが…。 (紹介文より)


うめ婆行状記  著者 宇江佐真理

2016-06-24 16:17:10 | 読書メモ 

《内容》

僅かな月日でも好きなように生きられたら―。北町奉行所同心の夫を亡くした商家出のうめは、気ままな独り暮らしを楽しもうとしていた矢先、甥っ子の隠し子騒動に巻き込まれ、ひと肌脱ぐことを決意するのだが…。笑って泣いて―“遺作”に込められた家族愛、そして夫婦愛の物語。最後の長編時代小説。  (紹介文より)


赤い博物館  著者 大山誠一郎

2016-06-24 16:15:08 | 読書メモ 

《内容》

企みを、看破せよ―!キャリアながら“警視庁付属犯罪資料館”の館長に甘んじる謎多き美女と、一刻も早く汚名を返上し捜査一課に戻りたい巡査部長。図らずも「迷宮入り、絶対阻止」に向けて共闘することになった二人が挑む、難事件。予測不能の神業トリックが冴え渡る、著者初の本格警察小説!!  (紹介文より)


東京帝大叡古(えーこ)教授   著者 門井慶喜

2016-06-24 16:12:46 | 読書メモ 

《内容》

日本初! 文系の天才博士が事件を解決! それでも地球は動いている。――こう語ったイタリアの科学者の名前を冠した大ヒットシリーズがある。ミステリーの主人公には、かように天才物理学者や、天才数学者がしばしば登場する。たしかに、理系の天才は見えやすい。しかしながら、天才は文系にも存在している。中世の修道院を舞台にしたミステリー『薔薇の名前』で知られる哲学者ウンベルト・エーコなど、その一人であろう。この物語は、そんな文系の天才が登場するミステリーである。物語の主人公・宇野辺叡古(うのべえーこ)は、東京帝国大学法科大学の教授である。大著『日本政治史之研究』で知られる彼は、法律・政治などの社会科学にとどまらず、語学・文学・史学など人文科学にも通じる”知の巨人”である。その知の巨人が、連続殺人事件に遭遇する。時代は明治。殺されたのは帝大の教授たち。事件の背景には、生まれたばかりの近代国家「日本」が抱えた悩ましい政治の火種があった  (紹介文より)


為吉 北町奉行所ものがたり 著者 宇江佐真理

2016-06-24 16:03:22 | 読書メモ 

《内容》

為吉は幼いころ呉服屋「摂津屋」の跡取り息子だったが、両親を押し込み強盗に殺されていた。その後、北町奉行所付きの中間となっていたが、ある日、両親を殺した盗賊集団・青蜥蝪の首領が捕まったとの知らせが届く。その首領の発したひと言は為吉の心に大きな波紋を広げ…。与力、見習い同心、岡っ引きなど、江戸の治安を守る“狼”達が集う庭の、悲喜交々の人間模様。そして、為吉の人生にも大きな転機が訪れる…。  (紹介文より)


人魚の眠る家  著者 東野圭吾

2016-06-24 16:01:06 | 読書メモ 

《内容》

娘の小学校受験が終わったら離婚する。そう約束した仮面夫婦の二人。彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前だった。娘がプールで溺れた―。病院に駆けつけた二人を待っていたのは残酷な現実。そして医師からは、思いもよらない選択を迫られる。過酷な運命に苦悩する母親。その愛と狂気は成就するのか―。  (紹介文より)


神の値段   著者 一色さゆり

2016-06-17 12:27:27 | 読書メモ 

《内容》

メディアはおろか関係者の前にも一切姿を見せない現代美術家・川田無名。彼は、唯一つながりのあるギャラリー経営者の永井唯子経由で、作品を発表し続けている。ある日唯子は、無名が1959年に描いたという作品を手の内から出してくる。来歴などは完全に伏せられ、類似作が約六億円で落札されたほどの価値をもつ幻の作品だ。しかし唯子は突然、何者かに殺されてしまう。アシスタントの佐和子は、唯子を殺した犯人、無名の居場所、そして今になって作品が運びだされた理由を探るべく、動き出す。幻の作品に記された番号から無名の意図に気づき、やがて無名が徹底して姿を現さない理由を知る―。2016年第14回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。美術ミステリーの新機軸!  (紹介文より)


クズリ  著者 柴田哲考

2016-06-17 12:07:49 | 読書メモ 

《内容》

頭、心臓、腹に銃弾を撃ち込み、現場に“Gulo gulo”という謎の言葉を残す暗殺者“クズリ”。二件の殺しは、四半世紀以上前に死んでいるはずのこの男の仕業なのか。警察庁外事情報部の中瀬は、クズリの過去を洗い始める。同じ頃、覚醒剤の運び屋が韓国で摘発され、供給担当の男が金を持って日本に逃亡、潜伏する。その男を追って香港黒組織の殺し屋二人も入国、闇に姿を消す。  (紹介文より)