細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

さよなら渓谷

2008-11-11 17:06:46 | 読書メモ や・ら・わ行
さよなら渓谷   著者 吉田 修一

《内容》
きっかけは隣家で起こった幼児殺人事件だった。その偶然が、平凡な若夫婦が抱えるとてつもない秘密を暴き出す。取材に訪れた記者が探り当てた、15年前の“ある事件”とは…。人の心に潜む「業」に迫った長編小説。
         (紹介文より)


―――私がいなくなれば、私は、あなたを許したことになってしまうから

哀しい物語でした。加害者にも、被害者にも、誰しもが、なりたくはないです。