細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

顔、出して。

2009-07-31 21:54:51 | Weblog
『顔がないと淋しいから撮って』と、言うので

撮りました。



お見合い用の写真(?)にできるかな


星のひと  水森サトリ

2009-07-31 18:26:37 | 読書メモ ま行
 星のひと  著者 水森サトリ

≪内容≫
隕石が落ちてくるよりも
大きな奇跡

ありふれた住宅地に落ちた隕石が、
孤立した人々に与えた一瞬の逢瀬


生まれてくること。そして死ぬこと。それは人の都合では動かし難い、
世界と命との静寂の約束ごとなのだ。幼い草一郎は、理屈ではなく肌でそう感じ、
その思いは成長しても変わることなく心の根底に流れ続けた。
          (本文より)


  
―――「仲良し時間」というものがあるという。
重い病で死を待つばかりの人が、ある日ふっと痛みや苦しみから遠ざかり、会話が出きる状態に戻ることがある。それは死にゆく者と親しかった人びとが、最後の笑顔を交わすために天から与えられる時間なのだそうだ。

お茶がどうしても飲みたくなるお菓子

2009-07-31 16:42:39 | 美味しいもの
北陸ゆつぼ本舗の「たまり生姜せんべい」。

生姜本来の辛さが練りこんであります、とは書いてありますが、それほど生姜が強いわけではなく、おせんべいの美味しさもあり、とにかく一口食べるとお茶が飲みたくなり、そしてお茶が美味しい。

お茶が、よりいっそう美味しく飲めるお菓子です。この「たまり生姜せんべい」に合うお茶は《煎茶 和敬》。めちゃくちゃ合います。

一袋2枚入りですが、美味しいので2袋目に手を出し3枚目のおせんべいを食べたあたりから生姜本来の辛さが・・・・・

一袋でやめておけばよかった。

ラン   森絵都

2009-07-30 18:48:25 | 読書メモ ま行
ラン   著者 森 絵都

《内容》
走らなくちゃ…一歩でも前に進むために―― もしもあの時こうしていたら…環の心は、突然家族が亡くなったあの日から止まってしまっていた。もう一度家族に会いたい。ある日、自転車を走らせたその先に待っていたものとは?出会いと別れ、誰の人生にも必ずついてくる喜びと悲しみ。せつなさとあたたかさ溢れる森絵都ワールド。一歩踏み出す勇気をくれる一冊です。



―――あのときはちっとも気がつかなかったよ。あれがあんなに幸福ですばらしい光景だったなんて。


―――一歩一歩、前進するのはあんなにしんどいのに、あともどりするのはなんて楽なんだろうね。


―――この冥界へ迎え入れられるまで、私はあとどれくらいこんな身を裂くような、心が飛び散るような別れを経なければならないのだろう。溶かすことも忘れることも許されない生者たちの世で、どれくらいの出会いと別れに翻弄されるのだろう。


―――死は美化できるけど老いは美化できない、ということです。美化する余地のない冷酷な、そして強烈な「生」に僕は今、打ちのめされるくらい圧倒されながら毎日を生きています。

寂しい写楽   宇江佐 真理

2009-07-30 15:50:15 | 読書メモ あ行
寂しい写楽    著者 宇江佐 真理

《内容》
葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴など当代きっての戯作者の生き方を大きく変え、世界の芸術家を後世、興奮と熱狂の渦中に巻き込んだ幻の絵師の創作の夢と絶望―。それをとりまく戯作者たちの見果てぬ情熱をふますところなく描き、江戸という時代の本質に迫った、時代小説の第一人者による長編小説の意欲作。ついに刊行。
             (紹介文より)

恋細工  西条奈加

2009-07-28 22:35:30 | 読書メモ さ行
恋細工  著者 西条奈加

《内容》
一匹狼の職人・時蔵と女だてらに細工師を志す錺工房の娘・お凛。周りと打ち解けず、独り黙々と細工に打ち込む天才肌の時蔵に振り回されながらも、お凛は時蔵に惹かれていく。そして、反発し合っていた二人の心が銀細工を通じてかさなった時、天保の改革で贅沢品が禁止された江戸の町に活気を取り戻す、驚天動地の計画が動き始めた…。若い男女の哀しく切ない恋模様を描く本格時代小説。
           (紹介文より)


―――ああ、そうだろうさ。だがね、誰もがすんなりできることでもねえんだよ。お凛ちゃんはいつだって、あいつらのために一所懸命だったろう?そういう気持ちはつたわるもんさ