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退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#260: 遺伝子革命

2014-04-14 19:04:19 | アメリカ便り
5月号の文芸春秋に興味深い記事が出ていました。
私は日本に帰ってくると、必ず文芸春秋を買います。
880円で読み応えがあり、いろいろと学ぶ所も多いからです。

5月号には、遺伝子革命とかかれた記事が載ってました。

この記事の著者は第一に、10年後には犯罪が激減すると述べています。
DNAはA,C,G,Tという4種類の塩基からなる文字列から成り立っています。
人間にはその文字が合計30億文字分あり、この30億文字が46本の染色体に別れて存在しています。
そして、任意の二人の遺伝子の間には、一般的に1千文字列に一つ程度の相違があるそうです。
つまり、30億文字列には、数百万文字の相違があると仮定できるそうです。
この相違が大きい所をチェックすれば犯人判定に利用できるとのこと。

そのためには、国民全員が遺伝子登録をしなくてはいけなくなりますが。
最近のシークエンサー(DNAの配列を決定する器械)の進歩により、国民全員の遺伝子配列が低コスト、短期でできる可能性がある現在、それも非常に現実的だと思います。

でもそうなると、遺伝子情報管理の重要性が出てきます。
ハッカーやら、リークやら情報面の管理で“絶対”ということがありえない時代。
どうやって管理できるのか心配です。
“盾と矛”的な感じがしますね。

100年後は次回です。

ちょっとここでミーハーになります。
週刊文春で、小保方さんのハーバード時代のことが書いていました。
小保方さんと数人の理系女はハーバードでは、“バカンティの天使達”(Vacanti's angels)と呼ばれていたそうです。
その記事を見た時、みんな同じことを考えるんだな~と思わず昔を思い出しました。
私の働いていた研究所でもそういうグループがいました。
その人達は、そのグループのリーダーの名前を使って、“Randy's angels” と呼ばれていました。
その人達は、私を含んだその他の研究員とは格好がまるっきり違っていました。
平たい靴、リュック、ジーパンにTシャツ的私達に対して、ブロンド、ハイヒール、皮のブリーフケース、きちんとした服装で決めていました。
懐かしいな~

ハブグレジュンタのマミー



#259: 温泉は良いね。

2014-04-13 01:40:07 | アメリカ便り
先程、旧友との定山渓一泊旅行から帰ってきました。
土曜日でしたが、“もう学校も始まったことだし、混んでないよね”と言っていたらなんのなんの。
チェックイン、チェックアップ時のロビーは、ジジババガキ新婚さん新入社員等でありの子をばら撒いた状態でした。
消費税3%アップ何のその。

私が白老のホテル“ふるかわ”のすばらしさを話したら、この次は“ふるかわ”と言うことになりました。
そして来年はハワイだそうです。
ハブちゃんの病院代、薬代、旅行代、と金がかかるな~。
翻訳頑張らなくては。

最近、スーパーグローバル大学指定の話題が出ています。
これは、日本の大学30校を選んで、世界トップ水準の研究教育に取り組む大学を創造するというものです。
これまた、建前重視というか“グローバル化”と言う言葉の毒にやられた、知識人政治家の成すあさはかな行動だと、英語もしゃべることができないでアメリカに渡った私は思います。
建前だけ先走って物事を運ぶ(つまり結果を急ぐ)と、STAP細胞みたいなことが起こると思います。
目標を作って物事を運ぶことは非常に良い事です。
でもそれは段階を経てのプロセスであって、跳びきゅう的プロセスではだめです。
力が備わっていない大学に、名前だけ与えても真の世界に通用する大学はできないでしょう。
世界的に優れた人を集めるのではなく、そういった人達が来たくなる様な大学を作ることが、スーパーグローバル認定大学なんて名前がついた大学を設立するより大切だと思うのですが。
どのようにスーパーグローバル大学を認定するのかわかりませんがね。
今のままの大学にスーパーグローバル認定大学と言う名前だけ付けても、日本になんか、一部の本当に優れた大学を除いては、世界から優れた研究者は来ません。

日本には日本の良さがあるのです。
別にグローバル化なんて馬鹿の一つ覚えみたいに、足並みをそろえなくてもよいと思います。
“出る杭は打たれる”と言われていた日本社会。
グローバル化により、“出ない杭は打たれる”ようになるかも。
“出ない杭で何が悪い”と、飛び出た杭のハブグレジュンタのマミーは思います。



#258: ヨリさんの病院訪問

2014-04-11 21:46:44 | アメリカ便り
今日はヨリさんを内科と皮膚科に連れて行きました。
内科では先日したピロリ菌テストで陽性といわれました。
おまけに膵臓も、腎臓も結構悪く、コレステロールも高いとのこと。
これらは、もう長年悪かったのですが薬を飲み始めたほうがよいとのこと、
ピロリ菌の駆除が終わったら薬を飲み始めるそうです。
日本人のピロリ菌の感染率は高く、70%と言われています。

この菌が発見された当初、強塩酸の胃の中に住むことができる微生物はいないと言われていましたが、オーストラリアの医学者Dr. Marshallと
Dr. Warrenによってその定説はくつがえされました。
なんとDr. Marshall は胃潰瘍患者から採集された、ピロリ菌を培養しそれを自ら飲み込んで胃潰瘍となり、ピロリ菌が胃潰瘍の原因菌と発表しました。その研究の為、後にノーベル賞を受賞しました。

以前勤めていた研究所で、このDr. Marshallのセミナーを聞いたことがあります。
面白い、気の良いおじさんと言った感じの学者さんでした。
Dr. Marshall、ピロリ菌の治療には高い抗生物質を使うけど、実際には市販のやすい薬でもある程度有効だよとも言ってました。
高い抗生物質を使うのは、製薬会社の儲けの為なんでしょうかね。
そのおかげで、私はぬくぬくと退職後の生活を送っていますが。

私としてはこう言った気の張らない、自然体でありながら、何気なく偉大な研究をしている研究者が好きです。
割烹着理系女はなんとなく最初から気張りすぎていましたね。

研究者だけでなく、私には自然体と言う人生がいいですね。

今日はこれから、古きよき友と恒例の温泉一泊に出かけます。
禮ちゃんが、よりちゃんのお守りに来てくれます。
ありがとうございます、禮ちゃん。
温泉饅頭お土産に買ってきます。

チョッキへ
私のカメラは、1年前に買ったオリンパスのstylus SP--820UZです。
40倍のズームがついていると言うだけで買いました。
使い方はいまだにぜんぜんわかりません。

ハブグレジュンタのマミー

#257:無事一泊旅行から戻りました。

2014-04-10 17:58:13 | アメリカ便り
今朝、6時に起きると外はまたまた雪が深々と降っていました。
3センチぐらいは積もったようです。
今日は、ヨリさんを内科と皮膚科に連れて行かなくてはいけないのに。
雪の中での運転は心配です。

九州旅行が京都旅行になり、それがまたまた釧路旅行に変わり、結局は白老一泊旅行となりました。
気楽な禮ちゃんと、呆け気味車椅子ヨリさんとの旅行、一泊でしたが白老の心休まるホテルで満足満足。
この次はばば抜きで二泊ぐらいはしたいね、と禮ちゃんと話し合いました。

しかしながら、ヨリさん去年11月以来、肉体的に精神的に大分衰えました。
おまけに今回は、やけども加わって大変、ヨリさんも周りの人間も大変です。
24時間介護施設生活というのは、楽さ快適さと引き換えに自立意欲を喪失させるようです。
でも86歳という年齢を考えると、それでよいのかもしれません。

私にとって、と言うか子供にとって、親と言うのは年をとって呆けてはいけない存在なのです。
だから介護を始めるにあたって、その概念を捨てて誰にでもやってくる“ボケ車椅子寝たきり”と言った老化現象を受け入れると言うことを先ずしなくてはいけないでしょう。
これが、倒れる前の兄ちゃんはできなかったですね。
ヨリさんはいつも元気でいるはずだ、とできないことがあると文句を言って自分を信じさせようとしていた。
今となっては、遠い昔の感じがします。

小保方さんの会見、結局は無意味な感じでした。
“自分では、STAP細胞200回以上作成に成功しました”。
実証が見えてません。
それに200回以上なんてありえません、と言うか同じ成功した実験を200回以上する人なんていないと思います。
暇と金があってもしないでしょう。
何の為の会見かわかりません。
科学と言うより、だんだんテレビドラマ的になってきました。

小保方さんが博士を取った、早稲田大学先進理工学部(6学科)は設立されて7年足らずで280人もの博士を出しているそうです。
ちょっと考えられません。
これから博士論文をチェックするそうですが、ネイチャー論文にしても順番が違うんでは、、、

つまり、チェックしてから出せよな~。

白老旅行の写真です。

白老のアイヌ博物館で退屈そうにしている北海道犬

アイヌ博物館

ホテルから太平洋が見渡されます。


ホテルの庭にいたセキレイ

羊蹄山

ハブグレジュンタのマミー



#256: ヨリさんのやけど

2014-04-08 07:30:48 | アメリカ便り
私が札幌についた時、ヨリさん、湯たんぽだかホッカホカだけであしの付け根をやけどしたと言って傷を見せてくれました。
一皮剥けている程度で、たいした傷でもないので、抗生物質の軟膏を毎日塗っていました。
その内かさぶたができて、治ってきたんだろうと思いましたが、なんとなく不安になり、皮膚科に連れて行きました。
医者曰く、かさぶたではなく、壊死とのこと(あまり違いがよくわかりませんが)。
すぐ、ナイフとはさみでそのかさぶたを引っ剥がしました。
ヨリさん曰く、非常に痛かったそうです。
後は、朝晩軟膏を塗って病院通いのようです。
私か、子供達に同じことが起きたら、それこそ"なめって、ちちんぷいぷい”で終わるのでしょうが。

明日、禮ちゃんと白老の温泉に一泊旅行ですが、よりちゃんは足湯だけです。
12日は、大学の友達4人と定山渓温泉ですが、私の心優しい学友がよりちゃんも誘ってくれたので、連れて行く予定。
でもここでもよりちゃんは、シャワーだけになるでしょう。
本当に年寄りの世話は大変です。

今、ハブちゃんは病院で、手術を待っているところでしょう。
上手くいくとよいですが。
手術後、一晩は病院に泊まるそうです。
手術費用だけで、20万だそうです。
その後いくらかかるかわかりませんが。
でも、かわいいハブちゃんのため。
私、翻訳頑張るからね。
安心していてね、ハブちゃん。

キースから、あの近所のボールドイーグルの写真が送られてきました。
子供が2羽孵ったそうです。
写真はキースの仕事仲間で、写真家の人が撮ったものです。

孵化してから、2,3ヶ月は巣にいるそうです。
ということは、私が帰ってからでもまだ見ることができるということです。

では、明日白老に行ってきます。

凛々しい顔のお母さん