退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1250:どうして?

2019-07-16 20:47:26 | アメリカ便り
今日はアポロ11の発射50周年記念日です。

1961年5月25日にケネディーが議会で,‟The decision to go to the moon"スピーチをやってから8年たってました。

今度はアマゾンの社長が火星を目指しています。

しかしながら、アポロ11以来誰も月に行っていないのはなぜかと考えます。

私は以前、20年ほど前でしょうか、‟スペース エレベーター”と言う言葉を聞きました。
これはスペースステーション(静止衛星:地球の自転と同じスピード)と地球をつなぐエレベーターのことで、1991年に日本でカーボンナノチューブが発見されて、実現可能となったそうです。
このプロジェクトはまだプランの段階なようですが、実現すると100才のばあさん(私のこと)でもスペースが行けるようになるでしょう。

スペースエレベーターに乗って、‟ちょっとショッピング”なんてことになるかも。

と言う未来を考えている私とは正反対、今日生きていくのが大変な人たちもたくさんいます。

事実アポロ11打ち上げ日にも、貧困に悩む黒人が集団で打ち上げサイトにやってきて、‟今日食うにも困っている人たちがいるのに、月ロケットに莫大な金をかけるとはけしからん”と言いました。
NASAのディレクターが言いました、‟このロケットを飛ばさないことで、この世の中から貧しい人がいなくなるのなら飛ばしはしない”と。
正にその通り。

でも、地球上の貧困を考慮していたら、大きな技術の進歩は無くなると思う。
そしてその大きな技術の進展とは小さな技術の進展なくしてはあり得ない。

GMO技術でアフリカの砂漠や寒冷地に作物を作ることができるようになるし、害虫に強い作物だってできる。
しいては食べ物の値段を安くすることができ、誰にでも買いやすくなる。
この技術だって、長い年月と莫大なお金が費やされて、結果的には人助けとなっている。

技術の進展とは短期的視野、つまり今日明日を考えると恩恵は少ないが、長期的視野でみるとその恩恵は膨大なものとなると思う。

話は変わります。
先ほどのテレビで大量のベネズエラ人がブラジルへ逃れているニュースが流れていました。
シリアからも人が逃げています。
北アフリカからも人が逃げています。

そこで私の素朴な疑問です。
‟なぜ、この家族にはこんなに子供がいるんだ”。
‟なぜ自分が衣食住で困っているのに、こんなに子供を作らなくてはいけないんだ”。
‟生まれてくる子供たちにも自分たちと同様な状況を経験させたいのか”。

子供を5人、6人時には9人と連れて難民キャンプにいる人たちを見ると、かわいそうと言うより‟なぜ”と思います。

宗教のせいなんでしょうかね。
難民キャンプで避妊方法を教えているんでしょうか。


今日は何年ぶりかでボタニカルガーデンに行ってきました。
蓮の花がきれいに咲いていましたが、あまりの暑さに30分で屋内に入りました。

















ハブグレジュンタのマミー