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退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#204: 昭和が一つ消え去った。

2014-01-18 19:35:29 | アメリカ便り
こんな題名にすると、年よりじみていますね。
でも、もう還暦なので年寄りだからしょうがないでしょう。

小野田さんが亡くなりました。

小野田さんは終戦を信じずに、29年間,1974年までフィリピンのルバング島に潜伏していました。
飛行機に乗って帰って来た小野田さんの言った言葉、"恥ずかしながら帰ってまいりました"を覚えている人もたくさんいると思います。
この短い言葉に太平洋戦争時代の日本、日本人と言うのを感じます。

でもどうしていくら命令使命だからといって、29年もの間、ジャングルの中にこもっていることができたのでしょうか。
何がそうさせたのでしょう。

母親に、“捕虜になってはいけない”と言うようなことを言われ、上官からは、“死なずに任務を続行”と言われたそうですが。
でもこのぐらいのこと(と言ったら失礼になると思いますが)の為に、小野田さんが29年もジャングルに籠もっていたとしたら、そうさせた当時の日本って、どんな所だったのでしょうか。
映画、テレビなんかでいろいろ戦争の映画を見ますが、小野田さん一人で、戦争そして、当時の日本が表されていると思います。

でもいろいろの面で戦争が起きたことによってできた今の日本。
右翼でもない私がこんなことを言うのは非常に変かもしれませんが、戦争に行った方々、経験した方々に感謝したいと思います。
そして、先行きが不安な日本、偉大なる犠牲を払っても守ってきた甲斐あったと思える国になって欲しいし、したいです。

こんなことを言う私って、やはり年をとってきたのでしょう。

一言、小野田さんご苦労様でした。

ハブグレのマミー