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日本シリーズをみてしまった!

2013-10-26 | 心の体験的日記
ちょこっとだけ
マー君でもでてたらと思ってスイッチを回した
ところが、なんと最後までみてしまった
おわったのが10時すぎ

あすはマー君らしいのでまたまたとなるかなー
プロ野球をこんなにしっかりみたのは、20年ぶり
いや30年ぶりかも
意外におもしろいもの
それにしても時間がかかり過ぎではないか
熱血球場ファン、おつかれさま
応援しているわけではないが
気になる球団「楽天」
でも、今年は優勝させてあげたいなー」

25歳からのお仕事クリニック

2013-10-26 | 教育
相談者:事務/32歳/女性

熱しやすく冷めやすい性格。仕事では支障になる事も多く・・・

悩み:
現在会計事務所に勤務しています。 
仕事に限らず、すべてのことに対して、熱しやすく飽きやすい性格です。
仕事は専門性を高めなければいけないと分かってはいるのですが……。
どうしたらよいでしょうか?
また、そういう時に退職する会社に対する差し支えない理由が
ありましたら教えてください。






答え:
この相談には海保博之カウンセラーが答えます!

お答えします。
●性格に仕事をマッチングさせたい?
 熱しやすく飽きやすい/冷めやすい性格とのこと。
 それが、仕事をする上で支障をきたすので困るというのが、相談の一つと解釈させていただいて、お答えします。
 性格のほうをただちに変えるのは無理ですので、仕事のほうを変えることになりますが、
あなたの考えでは、今の仕事の専門性――公認会計士になるとかーーを高める方向でやってみようとお考えになったようですね。
 これまでしてきたお仕事の経験の蓄積が活かせるのですから、ぜひ、がんばってみてください。別の職種への転職よりはるかにうまくいくと思います。

●適切な退職理由とは?
 もう一つの相談は、退職理由ですね。
「専門性を高めるためもっと勉強時間がほしいので」という理由ではだめなのでしょうか。
それよりも、そういう理由で自分は退職してよいのか、という相談のようにもみえますので、蛇足になりますが、お答えしておきます。
専門性を高めようという意欲は何も言うことがないほどすばらしいこと。でも、そのために退職という判断は、十分にあれこれ考えてからにしたらどうでしょうか、が定番の答えになります。
今の仕事をしながら専門性を高める勉強はできないかをまず点検することですね。
さらに、専門性を高めるというときに、とりあえずの到達目標があるのか つまり、資格試験のようなものがあるかどうか、そして、専門性を高めた結果、得られるリターン、つまり新たにステップアップした仕事がえられるかどうかです。あなたの場合のリターンは、それが性格とマッチするかどうかのようですので、もう一つ難しいところがありますが。

 相談内容がシャープでないため、これまでで一番、回答がしにくいものになりました。勝手な推測も交えたものになってしまいました。お許しください。

警報」安心・安全の心理学」新曜社

2013-10-26 | 安全、安心、
 
警報



           ―――鳴っても信じないのはなぜ
●狼が来た!
イソップの寓話「羊飼いと狼」の狼少年の話はよく知られている。度重なる警報「狼が来た!」の嘘が、本当の時に信じてもらえなかった悲劇である。
 この寓話を単に嘘を戒める寓話としてしまうのは、もったいない。緊急時の警報にかかわるいくつかの大事な問題が含まれている。
一つは、警報には「嘘」が付き物だということ。
我々がいる建物の火災報知器は、かつて、実によく「嘘の」警報を鳴らしてくれた。最初は、近くの研究室から院生や教員が廊下に出てきたものの、次第にその数も減ってきた。警報慣れである。
似たような状況は、高速道路などの道路情報などでも起こる。「5キロ先に落下物」「事故車あり」の情報も、すでに片づけてしまった後にも表示されていて、なんだ嘘警報か、と思ってしまう。これが続くと、警報の信頼度がどんどん低下してくる。狼少年の警報と同じことになってしまう。
警報は安全側にバイアスをかけてあるのが普通である。嘘でもそれによって皆が警戒してくれれば、万が一の時には助かるようにしてある。ところが、それが裏目に出てしまう。あまりに頻繁な嘘警報は、警報と見なされなくなってしまうのである。
このパラドックスはどう解決するか。警報に加えて、警報の信頼度も含めた関連情報の提供であろう。マニュアル(取扱説明書)などでは、「危険」「警告」「注意」の3段階に分けてある。****注1***
さらに、サイレンに加えて、なぜサイレンが鳴っているかも知らせる。この情報がないと、いたずらに、不安だけを高めることになる。

●警報を発する勇気
狼少年の精神分析をするなら、誰にもかまってもらえない自分へ衆目の注意を引きつけたかった、ということにでもなるのであろう。子どもにとって何より怖いのは、叱られることよりも無視されることだからである。
 それはさておくとしても、みずからが、警報を鳴らすことには一般には、かなりの勇気がいる。
今、学童に防犯ブザーを持たせるのが普通になってきた。我が家にもあちこちにブザーが設置してある。しかし、それがいざというときに鳴らすことができるか、自分にも自信がない。
誰しも狼少年になりたくない気持ちがある。もし、本当に道を尋ねたいために近づいてきたのかもしれないのに、ブザーを鳴らせるかである。相手にも失礼、周囲にも迷惑、という気持ちになりがちである。
その状況認識は、即断即決が求められる。当然、思い込みエラーも発生してしまう。服装のだらしない人相の悪い、しかし親切なおじさんは世の中にはたくさんいる。もっともその逆も多いので困るのだが。警報が間違っていたらどうしよう、恥ずかしいという気持ちになっても当然である。しかも、そうした状況での判断は、自分ひとりでしなければならない。
あれやこれやで一瞬の迷いが生じてしまう。これが、災いを招いてしまうこともある。
これをどう克服するか。
気楽に警報を鳴らせるような雰囲気、つまり、狼少年のすすめもおかしい。かといって、ぎりぎりまで待って確度が高くなってところで、というのも難しい。
なによりの対策は、警報を鳴らさざるをえないような状況を作らないことである。今しきりに子どもの安全、安心を守るキャンペーンがはられているが、その中での定番は、「一人になるな」であるが、しかし、これもまた元気さかり、好奇心旺盛な子どもには酷な方策であるが。

●警報は多彩かつ賑やかに
結局、警報は多彩かつ賑やかに鳴らすことが王道だと思う。
いつも防犯ブザー、というのではなく、大音響をあげるのでもよい。声をあげながら大げさに逃げるのもよい。人は、生き残り戦略のためであろうか、手軽にできる多彩な警報を我々は身につけているのである。それを大いに活用したいものである。
それに加えて、警報技術を使う。情報技術(IT)のお陰で、安全、安心をさせてくれる防犯グッズにはすばらしいものがどんどん出てきている。状況にあわせて利用できそうなものは、利用するに越したことはない。ただ、技術は、それを無効にする技術や方策も開発されることも念頭に置いて、頼り過ぎないこと、時折、別の技術に変えてみるなどの工夫も必要である。

●予告警報
 これまでは、緊急事態での警報の話であった。警報にはもう一つ、地震警報や気象警報のように、これから起こるであろう危険についての警報もある。同じ警報でも、時間切迫と自分との近さという点で、両者はかなり違う。
 予告警報は、時々刻々と変化する状況を踏まえて、警報を発することができる。したがって、警報の精度も高いのが普通である。ところが、こうした警報は、マスコミを通して広く一般に通知されるために、今の自分にとってどれほど大事かの認識がともすると薄れがちになって、逃げ遅れが発生してしまうことがある。それを補うのが、地域が独自に発する警報である。(K)



注1 この3段階が、かならずしも、1次元に並ばない。「警告」のほうが、「危険」より重要度が高いという認識をされることもある。