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無限にお金を発行して使い続けると、いずれ経済破綻する筈ですが、破綻するまで中国人はやめません。

2016年07月27日 | 経済

無限にお金を発行して使い続けると、いずれ経済破綻する筈ですが、
今は破綻していないし、破綻するまで中国人はやめません。


2016年7月27日 水曜日

国中がゴーストタウンなのに中国経済はなぜ崩壊しないのか 7月26日 世界のニュース トトメス5世

中国は数年前に不動産バブルが崩壊し、全土で100ヵ所以上のゴーストタウンができています。

だが中国経済は崩壊どころか益々ゴーストタウンを増やし、高度成長をアピールしている。

ゴーストタウン国家なぜ崩壊しない

資本主義国家ではありえない事で、人口の1%に匹敵する無人都市が各地に出現し、なおも建設に励んでいます。

ゴーストタウンは「鬼城」と呼ばれるが、大きいのは100万人級、小さいのは団地レベルのが無数に存在している

いずれも地方自治体の土地を開発して売り出したのだが、中国独特の事情がありました。


中国は共産国家なので土地の個人所有は認められず、全て国家の土地と定められています。

そこで地方政府は住んでいる住民や農地にしている農民を追い出して、勝手に売り出し始めました。

農民の排除には治安部隊が出動するので元手はゼロで、数十年賃貸する権利を不動産屋に売り出します。

この不動産屋は地方政府と組んでいて、共産党幹部が出資したり、共産党幹部の親族が経営しています。

不動産屋は地方政府からお金を借りたり、銀行やシャドーバンクから借りて団地や都市を作り、売り出します。

それを買うのもまた、共産党幹部や親族で、買った後で人民に転売し、一番高い値段で買わされます。


土地やマンションを買っても期限付き借地権でしかないのだが、中国では他に選択肢はありません。

やがて土地やマンションを欲しい人民は手に入れたか、高すぎて買えなくなり、膨大なゴーストタウンが生まれました。

砂漠の中に突如出現した100万人都市に、誰も住んでいない例もあり、不動産市場は崩壊しました。

作るためだけに作り続ける


資本主義国ならここで開発が終わるところですが、中国はこの後もずっとゴーストタウン大量生産が続けられています。

理由は地方政府が土地を売り出し、不動産屋が開発し、誰かが買うからです。

それで地方官僚は儲かって出世し、不動産屋や建設業は儲かり、やめると経済崩壊してしまいます。

誰も住まないのが分かっていても、作るのをやめれば経済崩壊するので作り続けます。

鬼城の多くは高速鉄道の沿線に作られていますが、高速鉄道も不要なのに作り続けています。

高速鉄道路線は2万キロ以上ですが、黒字路線は京滬(北京―上海)の1300kmだけで、他は全て赤字です。

中国の鉄道総距離は11万キロ超ですが、大半が赤字で累積債務が68兆円に達しています。

しかも国営の中国鉄路総公司は鉄道を運営しているだけで、鉄道建設費は赤字に含まれていません。


こんな状況で毎年6000kmの鉄道建設を進め、そのうち2000km程度が高速鉄道です。

高速鉄道が必要な路線は既に建設し終わったので、同じ地域に並行して2つの高速鉄道を建設したりしています。

高速鉄道を建設すると、各駅を土地開発し、始発や終点駅は大都市を建設するのだが、これがゴーストタウンになっています。

高速鉄道は空気を運び、マンションには誰も住まず、道路には車も人も見かけません。

元祖ヘリコプターマネー


それでも建設すれば建設工事によって経済活動が発生するので、GDPが増えるので作っています。

そのお金はどこから出ているのかといえば、中国人民銀行(日銀に相当)が単純にお金を発行しています。

ヘリコプターマネーが話題ですが、中国では60年くらい前から、お金を発行して政府が直接使っています。

無限にお金を発行して使い続けると、いずれ経済破綻する筈ですが、今は破綻していないし、破綻するまで中国人はやめません。

中国の歴史は破綻するまでトコトンやり尽くす事に、なっているからです。



(私のコメント)

今日は経済の話題になりますが、バブル景気はいつまでも続けることは出来ない。バブル崩壊を先送りにすることは出来ますが、バブルがより大きくなって破裂した時の衝撃は大きくなる。中国は2008年頃にバブルが崩壊しかけましたが、政府のマネー供給をし続けて先送りにし続けている。

政府がマネーを供給し続けていればインフレも加速化して行きますが、通貨も安くなって行く。インフレになると見れば誰もが借金をしてゴールドや不動産などを買ってインフレヘッジして行くからだ。同時に債務残高も増え続けて金利が高くなって行く。

債務残高の増大に対して金利の支払いも大きくなり限界がやって来る。普通の資本主義国なら自動的に限界点が来てバブル崩壊する。しかし中国は銀行も企業も国営であり、増大する借金の金利がどうなっているのかが見えてこない。銀行の不良債権も政府が買い取っていつの間にか消えてしまう。

経済成長は中国共産党の至上命令だから、無駄と分かっていても誰も住まない幽霊ビルや、空っぽの幽霊高速道路や高速鉄道を作り続ける。しかしビルにしても高速鉄道にしても高速道路にしても、作れば終わりではなく借金の利払いや維持管理費はどうなっているのかが分からない。

幽霊ビルや幽霊道路や鉄道は、放置していれば直ぐに使い物にならなくなる。中国の総債務残高の合計も分からないし、国のGDPですらまるで当てにならない。海外からの投資も中国は世界から集め続けてきましたが、中国経済の実態が分かるにつれて海外の投資ファンドも逃げ始めた。

中国経済の実態の数字が分からないのだから論評しようがないのですが、借金の金利の支払いや元本の返済はたぶん行われていないのだろう。海外からの借金は返さなければなりませんが、それが出来なくなれば海外からの借り入れは不可能になる。

中国は世界最大の外貨保有国でしたが、4兆ドルあった外貨が1か月で1000億ドル近く減り続けている。人民元暴落を防ぐために為替介入でかなりの外貨を使ってしまったようだ。中国は海外からの投資も外貨に加えていたから外貨が逃げれば、その分を外貨準備で買い支えしなければならない。

人民元が安くなると見れば、投資目的で人民元を買っていた投機筋も売ってくる。このような環境でバブル経済を続けていれば、どこかで破綻するはずですが外貨準備高が破たんの引き金になるだろう。中国企業は海外から金を借りまくっており、金利は元本は返せるのだろうか?

中国の一応の総債務残高は26兆ドルという事ですが、企業債務は17兆ドルであり急速に膨らんでいる。いったいそれらの債務の利払いはどうなっているのかと思うのですが、中国はそれらの債務を追い貸しをして持たせているのだろう。

日本のバブルも90年代中ごろまでは追い貸しをして持たせてきましたが、それも限界が来れば銀行の方が危なくなり、貸し剥がしをし始めた。しかし中国は国営銀行に国営企業だから倒産の心配が無いから追い貸し続けているのだろう。

国営銀行からカネが借りられなくなって、ノンバンクなどからカネを借入するのも日本と似ていますが、当然海外からも金を借りている。そのような対外債務は1,3兆ドルあり急速に残高が増えている。今までは中国は外貨準備もあり国営企業だからと貸し込んだ外国銀行も多いだろう。しかしその一つでも焦げ付けば信用不安が爆発する。

そうなっても暫くは中国政府が肩代わりして収めるでしょうが、3兆ドルの外貨準備が底をつくのは近いだろう。幽霊ビルや幽霊道路や鉄道を見れば分かるように、それらの利払いや元金返済は行われておらず政府が追い貸しを続けている。外資は逃げて空っぽであり、それでも中国のGDPは8,9%成長を続けていると言うのは大本営発表と同じだ。


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