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15年1〜3月期に中国はとうとうマイナス成長に陥ったのではないかと推定している

2015年04月26日 | 経済

15年1〜3月期に中国はとうとうマイナス成長に陥ったのではないか
と推定している。修正後の輸入額はマイナスになると思っている


2015年4月26日 日曜日

中国はマイナス成長? 4月27日 経済コラムマガジン

輸入額の異常な減少

公表されている中国の経済成長率がおかしいことは、大方の人々が感じているところである。しかし公表される数字が違うという証拠を示せないので、疑いながらもこれを受入れている。日本のマスコミもこの怪しい数字を元に「中国経済が成長が少し減速した」といった間抜けな解説を行っている。

そもそも外部の者だけでなく、どうも中国政府でさえ中国経済の実態を正確には把握していないようである。中国政府の要人もほぼ正しい経済数字は、電力使用量や貨物の輸送量などに限られていると言っている。他の経済数字でほぼ正しいと見られるのは外資系企業のシェアーが高い自動車の販売台数くらいなものである。この状況で15年1〜3月の経済成長率が7%に低下し、中国経済は減速したとか言っているのである。普通の国なら経済成長率が7%もあれば相当の好景気であろう。


筆者は、正確性が高いと思われるデータから中国経済の実態を少しでも正しく把握できないかと考えて来た。そこで筆者が注目したのは、中国の輸入額(金額)の推移である。輸入額は、他の国との関係がありある程度は正確に公表されていると思われる。そしてこの輸入額の推移を見ると、やはり最近の中国経済に大きな変調があると見られるのだ。

中国の輸入額の対前年比の増減率は次の表の通りである。

輸入額の対前年比の増減率
年・月対前年増減率(%)
14/11 ▲ 6.5
  12 ▲ 2.3
15/ 1 ▲19.7
   2 ▲20.1
   3 ▲12.7



何と5ヶ月も連続して中国の輸入額は対前年比でマイナスを記録している。筆者は、前年(14年)11月と12月のマイナスは、原油や他の輸入資源(鉄鉱石など)の価格が下がっていることが影響していると理解していた。しかし年が明け15年になってもマイナスが続いているのである。しかもマイナスの数字が大きくなっている。


理論経済学上では、輸入額(M)と消費(C)は所得(Y)の従属関数と定義される(対して公共投資などの政府支出や投資は、所得(Y)に従属しない独立変数とされる)。つまり所得(Y)が決まれば、輸入額(M)は自動的に決まるという関係にある。そして所得(Y)に対する輸入額(M)の比率、つまり輸入性向(m=M/Y)は消費性向(c=C/Y)と同様に安定していると見られる(平均輸入性向と限界輸入性向が一致)。

つまり中国経済が、昨年11月からマイナス成長になっていないと理論上は辻褄が合わない。しかしたしかに原油などの輸入資源の価格が大きく下落している。また中国では部品製造の内製化(部品の国内生産)が進んでいるという構造変化がある(これまでより部品を輸入に頼る度合が低下)。さらに中国人観光客の外国での爆買いが輸入統計から漏れていることも考えられる(GDP統計上で外国人の商品購入は、購入国にとって輸入、売った国にとって輸出に分類)。


したがって中国の輸入額の推移を見る時には、これらの要素を加味する必要がある(この他に密輸出や密輸入が考えられるが、ここまで考慮すると推定すること自体が困難になる)。しかしこれらを考慮し輸入額の修正を行ったとしても、修正後の輸入額もかなり小さいと筆者は見ている。特に今年(15年)に入ってからの大きなマイナスを見ると、どうも修正後の輸入額はマイナスになると思っている。

したがって筆者は、15年1〜3月期に中国はとうとうマイナス成長に陥ったのではないかと推定している。今後の中国の経済成長を推測する場合の注目点の一つは、比較的正しいとされる中国での自動車の販売台数の推移である(もし国民所得が減っているようだと車の販売も頭打ちになる)。それにしてもこの訳の分らない中国が主導し、アジアインフラ銀行(AIIB)という世界的な公的金融機関を設立しようというのだから混乱を招くのである。


子供騙しの手法

AIIBの発想は、14/6/9(第800号)「ベトナム沖の一大事」などで触れた、習国家主席の「中華民族の偉大なる復興」という冗談のような前時代的発言の延長線上にあると筆者は理解している。経済成長によって米国に次ぐ世界第2位の経済大国に登りつめた以上、国際金融機関、つまりIMFや世界銀行においてもそれに応じた影響力を持つことを中国はずっと希求してきた。

中国は国際金融機関(IMFや世界銀行)で経済力に応じた地位を要求してきた。ところがこの要求はことごとく退けられてきた。主な理由として人民元の国際化が遅れていることが指摘されてきた。しかし中国は、これは旧体制(欧米・日)の横暴で、世界2位の経済大国である中国を軽んじていると憤っている(GDP統計が相当デタラメなので本当に世界第2位の経済大国になっているか疑いがあるが)。それならば中国が、AIIBという国際金融機関を創設し、これを主導しようと言うのである。


「中華民族の偉大なる復興」と言っているが、中国という国は決して世界の覇権を握りたいのではない。中国はアジア、特に東アジアの盟主を目指しているのである。中国は昨年のベトナム沖での石油試掘や南シナ海の島における埋立など、周辺の小国に対しては傍若無人な振舞いを繰返している。

中国にとって目障りなのが日本である。しかし日本に対しても尖閣諸島への領海侵犯や小笠原沖でのサンゴの密漁など、相手が弱いと見れば勝手な理屈で攻撃を仕掛けて来るのが中国である。そのような国が国際的な金融機関を創設し主導するというのだから呆れる。甘言にほだされてそのようなものに出資すれば、後でほぞを噛むのは明らかである。これが筆者の結論である。


たしかにIMFや世界銀行に問題があることは筆者も承知している。例えば15/1/12(第827号)「IMFの借金取りモデルの導入」で触れたように、元世銀副総裁の経歴を持つスティグリッツは「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」でIMFの発展途上国救済モデルの問題点を指摘している。またここで筆者は、新古典派のIMFのマクロ経済シュミレーションモデルが全く日本に適合せず、このポンコツモデルを採用後、日本政府の経済予測が外れっぱなしであることを指摘した。

また1997年のアジアの経済危機の際、日本がIMFのアジア版を創ろうとしたが、欧米の反対され頓挫したことがある。このように問題山積なのがIMFや世界銀行である。しかし中国主導のAIIBがこれらの問題を解決するとは思われず、もっと酷いものが出来る可能性の方が強いと筆者は考える。(後略)


(私のコメント)

中国の経済統計が当てにならない事は有名ですが、出来もしない事を出来るように誤魔化すのは、中国人の悪い癖だ。しかし経済統計が分かりませんと言えば世界中の笑いものになるから適当な数字を発表している。しかし経済統計にはごまかそうにも誤魔化せない数字があり、貿易統計などは相手国があるから誤魔化せない。

経済コラムマガジンに出ているように輸入額は減少を続けており二桁の減少を続けており異常に見える。石油の値下がりなどの影響もあると思われますが、国内需要の落ち込みから輸入が減っていると見るべきだろう。鉄鋼なども生産過剰で在庫が積み上がっている。石油や鉄鉱石の暴落の原因の一つは中国の景気後退だ。

15年に入ってからの輸入の減少幅が大きくなっていますが、日本やアメリカからの投資が減ってしまって外貨の流出が止まらない。事実上輸出を禁止してきたレアメタルも輸出を解禁したのはそれだけ外貨事情が厳しくなって来たからだろう。外資の引き揚げの穴埋めを銀行からの融資で埋めているようだ。

経済統計も満足にできないというのは、近代国家となっていない事の証明ですが、超高層ビルを建てたり月ロケットを打ち上げたりすることは熱心ですが、地味で根気のいる作業は苦手のようだ。中国人は見栄や体裁を取り繕う事は天才的才能が有り、パクリの名人だ。

知的財産権も有って無きがごとしであり、映画やテレビドラマは公開された翌日には海賊版のDVDが出回っている。中国人は真面に税金を納めないから外資系企業から税収を上げており、中国人の付ける経理帳簿など誰も信用していない。賄賂などの横行は当たり前であり、賄賂に税金は掛けられない。

中国の高級役人は、賄賂で蓄財したカネを海外に持ち出して自身も国外に逃亡している。中国政府は顔写真まで出して公表していますが、中国人が何処に逃げようとも結局は脱税で捕まって本国に送還されるだろう。アメリカやカナダに帰化して中国人ではなくなっても、帰化手続きが不備ならば帰化手続きは無効になり中国に強制送還されるだろう。

世界中の景気が低迷している事は、明らかであり中国だけが7%成長と言うのは辻褄が合わない。7%成長していれば輸入量もそれ相応なければおかしい。しかし輸入量は相手国があるから数字はごまかせない。中国人は嘘をつく事の名人であり、騙される方が悪いと考える。

中国人自身がどれが本当か嘘か分からなくなるくらいだから、ばれない嘘は本当という事になる。これでは中国が近代国家になるというのは無理であり、どれだけ経済成長しているのか中国政府自身が分からないのでは経済政策の立てようがない。

AIIBにしても、経済実態が数字で把握できないのでは融資のしようがないと思うのですが、企業や個人の売り上げがどれくらいか分からないのでは税収の見込みすらどんぶり勘定になる。比較的正確なのは外資系企業の売上であり、中国企業の売り上げは正確には分からないようだ。だからGDPなどの数字も出しようがない。

中国製自動車なども外国製のパーツを集めて組み立てているだけであり、自国製のパーツは故障の原因となり国産車は売れなくなって来ている。設計図をコピーして同じものは作れるが材質まではコピーできないから年数が経つと材質が劣化して故障する。

AIIBもADBのコピーですが、ノウハウなどは分からないから日米の参加が無ければどうにもならない。英独仏伊などもアメリカのドル基軸を崩したいから参加しているのであり、金融の方法まで教えてくれるわけではない。つまり中国は大国になったのは間違いないが内容が伴っておらず、人民元の自由化すら行うことが出来ない。


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