日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

「フォーリンアフェアーズ誌に掲載されたジョセフ・ナイの論文」 ヤスの備忘録

2010-12-12 20:13:12 | 政治・社会
 <ヤスの備忘録より記事転載>
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 「フォーリンアフェアーズ誌に掲載されたジョセフ・ナイの論文」

いま、朝鮮半島や尖閣諸島など極東アジアで緊張が高まっているが、緊張を積極的に高めているのは明らかにアメリカである。

しかし、アメリカのねらいはなんなのだろうか?様々な見方が可能だが、そのねらいの一端を伺わせる論文が、フォーリンアフェアーズ誌に掲載された。

フォーリンアフェアーズ誌は、アメリカの奥の院とも呼ばれている「外交問題評議会」が発行する政治評論誌である。現職の閣僚や政権のブレーンなどが頻繁に執筆しているため、今後のアメリカの外交政策を読むには欠かせない雑誌となっている。

今回の11月・12月号では、クリントン国務長官と、ジャパンハンドラーズのリーダーであるジョセフ・ナイの論文が掲載され、話題になっている。

このジョセフ・ナイの論文こそ、アメリカが極東アジアでなぜ緊張を高めているのか理解するヒントとなる重要な論文だ。すでにメルマガにも掲載したが、重要なのでこの部分だけ転載する。

論文「アメリカンパワーの未来」の内容

この論文は長いので、ここで必要な内容だけを簡単に要約する。以下である。

「アメリカは今後停滞し、凋落するとの論評がアメリカ内外でよく聞かれるようになった。アメリカの時代は終わったというのである。そして、中国のような新興国に覇権は移るというのである。

しかし、この考えは馬鹿げている。現実を認識していない皮相な考えだ。

国のパワーを考える場合、それは政治、軍事、経済の三つの次元で考えることが重要だ。政治ではアメリカは将来も覇権的な力であり得る。これに挑戦するのは、国家というよりもテロリストなどの国際的な集団だろう。そして軍事力ではアメリカは世界最強の軍事国家として君臨し続ける。だが経済では明らかにアジアに中心が移るので、アメリカは多極的な世界の一翼を担うことになるだろう。

このように見ると、経済の多極化をある程度受け入れながらも、アメリカは将来もずっと覇権国として存在するはずだ。

確かに中国に覇権が移るとの議論も多い。しかしこれはまったくのナンセンスだ。中国はどれほど経済成長しようとも、その軍事力と経済力がアメリカの覇権を脅かすほどにまで大きくなることはまずない。それにははるかに時間がかかるが、中国はそれを達成する前に政変を経験し、発展は減速することだろう。

はっきりいって、中国はアメリカの脅威ではないし、今後も脅威とはなり得ない。

将来、アメリカの覇権を脅かす勢力が出てくるとすれば、それは日中韓の東アジア共同体だけである。この3国が共同体を形成してしまうと、アメリカをはるかに上回る力を持つことになる。

しかしいまは日本と中国の仲はすこぶる悪く、東アジア共同体ができる可能性はない。その意味では、アメリカの覇権は安泰である。」

このように、実はアメリカがもっとも強く警戒し、脅威に感じていたのは、鳩山政権が提起したような、日中韓の東アジア共同体だったことが分かる。日中韓の連携こそ、アジアにおけるアメリカの覇権を脅かす唯一の力だというわけだ。

すると、今回のアメリカの動きは、日中韓が同盟で結び付かないように、東アジアの緊張を最大限高め、日米韓合同軍と、中国軍や北朝鮮軍が一触即発ぎりぎりのところで対峙する状況を形成することだろう。

このような状況を作り、アメリカは東アジアの緊張を醸成し、アメリカの覇権を確実にしておきたいのだ。

このまま行くと、日本は中国の脅威を煽る反中ナショナリズムによって、アメリカの計画に埋め込まれ、そのようにコントロールされてしまうだろう。

菅政権のもと、朝鮮戦争の際にはアメリカの要請で自衛隊を戦闘部隊として派遣し、北朝鮮の報復をあえて受けるのだろうか?

いまならまだ間に合うと思う。


 <転載終わり>
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 『はっきりいって、中国はアメリカの脅威ではないし、今後も脅威とはなり得ない。
将来、アメリカの覇権を脅かす勢力が出てくるとすれば、それは日中韓の東アジア共同体だけである。この3国が共同体を形成してしまうと、アメリカをはるかに上回る力を持つことになる。』ジョセフ・ナイ氏はこのように、日中韓の東アジア共同体だけを警戒していることが判ります。

 昨日11日の20時からNHKで日米同盟の特集をやってましたが、ジョセフ・ナイ氏がインタビューに答えていました。
 ジョセフ・ナイ氏がジャパンハンドラーズのリーダーだということは、副島隆彦氏の著書や「重たい気持ちで書く掲示板」で何度も説明されています。そしてナイ氏の下にアミテージ氏やマイケル・グリーン氏などがいるそうです。

 このジャパン・ハンドラーズとは、アメリカの軍産複合体のエージェントでもあるそうです。兵器を売って稼いでいる死の商人です。日本でも三菱重工や富士重工などが武器(の部品?)を作っていますが、アメリカの軍産複合体とは規模が全く違うそうです。

 このように考えると、ジャパン・ハンドラーズにとって日中韓の東アジア共同体構想を推進した鳩山政権こそ、アメリカにとって最大の脅威だったことになります。それで鳩山政権が短命に終わったことも頷けます。 


 *今日の午後、本郷のホテルで高島先生と大石先生のジョイント講演会が開催されました。根っ子の会主催の講演会ですが、日本弥栄の会の会員さんもかなり参加されていました。新潟のTさんや神奈川のTさん、埼玉のTさんなどとお話しができました。(3人ともTさんですね)
 アメリカとイスラエルがイランを攻撃するだろうと考えていたが、朝鮮半島の方がより危機が高まっているようだと、高島先生は言われていました。どうも大変なことになるかも知れないと言われてました。
  
 万が一の有事の際には、私たちは先ずはパニックにならないことが大事とのことです。また、あまり感情的にならず、なるべく客観的に見ていく必要があるとのことでした。軍靴の足音が近づいてきているのかも知れません。
 今NHKで「坂の上の雲」をやってます。誰も戦争など望んでいないのに、いつの世も戦争は起こります。軍産複合体にとって、戦争がないと商売あがったりですから、今もまた狡猾に仕込んでいるのだと思います。

 今日は大阪で、にんげんクラブとメキキの会が合同で「大道祭」を開催しました。朝10時からスタートですが、午前中に私は用事があったので、大阪には行けず、根っ子の会の講演会に参加することにしました。大道祭では、中矢代表も講演されたので、関西の日本弥栄の会の会員さんにとっては中矢代表の講演が聴けて、よかったのではないでしょうか。

 また、赤城の農園では、今日は八王子や太田のオーナーさんが、カブや京菜、小松菜などを収穫したようです。カブはとても大きくなっていて、まさに食べごろだと思います。Kさん、Nさん、あとで味を教えてくださいね(笑)。




 ●ヤスの備忘録
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2 コメント

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大道祭大阪に参加 (なにわのオヤジ)
2010-12-13 17:57:31
50代たまゆら購読会員オヤジです。
私の知り合いの若者が当日講演したこともあり、
船井社長、中矢代表を直接拝見できる素晴らしさに
わくわくしていました。
中矢代表のお人柄に惹かれて、講演後<日月神示>を購入してきました。
返信する
大道祭開催おめでとうございます (yasai)
2010-12-14 08:15:02
なにわのオヤジさん、おはようございます。
大道祭に行かれたのですか。私も参加したかったのですが、行けませんでした。
きっと充実した講演会だったことでしょう。
『完訳 日月神示』を購入することができ、よかったですね。私も週に2,3回読んでますが、毎回気づきがあります。
今後は関西がどんどん盛り上がっていくと思いますので、一緒になにかやれるかも知れませんね。楽しみにしております。yasai
返信する

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