日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

「夏の節電 見逃せぬ東電の不誠実」 東京新聞

2011-05-18 21:13:22 | 日月神示の実践

<東京新聞より記事転載>

----------------------------

 

【社説】

夏の節電 見逃せぬ東電の不誠実

2011年5月14日

 東日本大震災で東京電力の福島第一原発をはじめ、発電能力が大きく損なわれた。節電は今夏の国民的課題だ。しかし、その前提となる電力の供給能力など、東電の情報公開は誠実さを欠いている。

 菅政権は東京電力と東北電力管内の今夏のピーク電源の削減目標を、企業や商店、家庭ともに前年比一律15%とすることを決めた。 当初案は消費量に応じて15~25%の目標を割り当てたが、被災した火力発電所の復旧などによって供給力の増強にめどがつき、目標を引き下げた。

 東日本大震災では福島第一原発が発電機能を失い、東北電力は宮城・女川原発などの四基すべてが運転停止に追い込まれた。火力発電所の損傷も広範囲に及んだ。この夏は企業、家庭を問わず、徹底した節電が求められている。

 ところが、東電は出力三百八十万キロワットの福島県・広野火力発電所が復旧し、今夏の予想ピーク需要、五千五百万キロワットの供給確保に見通しがついたのに、国会議員らにはそれを伝えながら、肝心の消費者にはだんまりを決め込んだ。

 供給確保の情報を表に出さず、電力不足を大々的にキャンペーンすることで、脱原発を牽制(けんせい)したと受け取られても仕方がない。

 中部電力は菅直人首相の要請で東海地震の推定震源域の真上にある浜岡原発を全面停止し、東電への七十五万キロワットの支援打ち切りを決めた。東電は少しでも多くの電力を確保しておきたいところだが、あっさりと受け入れ、しばらくの間供給力回復に口をつぐんだ。

 日本には五十四基の原発があり、今や半分以上の三十二基が止まったままだ。原子炉停止はさらに増える見通しで「脱原発」と見まがう光景が目撃されるだろう。

 原発の安全神話が崩れると、一転して「想定外だった」と釈明する東電などの電力業界に、原発銀座と呼ばれる福井県に加え、新潟、島根県などの自治体は不信感を募らせ、定期点検などで休止している原子炉の再稼働を「現時点では認められない」と拒んだ。

 国民は電力供給の窮状を感じ取り、愚直に節電に努めている。エアコンに比べ消費電力が格段に少ない扇風機が爆発的に売れている現実を見れば、それは容易に想像できる。

 電力の供給状況を消費者に誠実に伝え、大停電を招かぬための節電に協力を求めることこそが筋ではないのか。電力業界の顧客でもある国民を侮っては、逆風が一段と強まることを知るべきだ。

 <転載終わり>

----------------------------

 『ところが、東電は出力三百八十万キロワットの福島県・広野火力発電所が復旧し、今夏の予想ピーク需要、五千五百万キロワットの供給確保に見通しがついたのに、国会議員らにはそれを伝えながら、肝心の消費者にはだんまりを決め込んだ。

 供給確保の情報を表に出さず、電力不足を大々的にキャンペーンすることで、脱原発を牽制(けんせい)したと受け取られても仕方がない。』

 今年の夏の電力消費のピークは5500万キロワットだそうですが、火力発電が復旧したため、供給確保のメドはたったそうです。にもかかわらず、そのことを公表していないため、私たちは地獄の夏を覚悟しています。

 今でも私鉄などの小さな駅では、エスカレーターは動かしていませんし、コンビには暗く、電車の車両も少し照明を落として走行しています。 東芝は蓄電池を70万円~150万円で売り出すそうですし、その後各社も追随して発売していくようです。地獄の夏に向けて、国民は少しづつ準備を進めているのが現状です。

 国民は停止している原発が多いので、今年の夏はエアコンがあまり使えないことを覚悟していますが、実際には電気は足りているそうです。

 「電力は足りているので、今年は従来通り、普通に電気を使えるよ」などと言えば、皆からそんなウソを言うもんじゃない、とたしなめられるのがオチです。しかしながら、実際には電力は足りているそうです。

 節電をするのは、当然としても、電力が足りているのに、それを公表しないのは、まるで犯罪というべきだと思います。

 

 

・東京新聞

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする