日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

「喜びは心臓、怒りは肝臓、悲しみは肺・・・」 感情と臓器の関係

2009-06-03 18:45:25 | 船井幸雄氏
 ほおじろ えいいち氏によると、「中国医学では七つの感情が身体の状態に良くない影響を与えることがあると考えており、これを七つの悪魔と呼んで、病気の診断や治療に役立てている」そうです。七つの感情とは、喜び、怒り、哀しみ、悲嘆、思いに沈むこと、恐れ、恐怖です。
例えば、下記のように考えるようです。

・喜びの多すぎる場合、そのエネルギーが心臓の気エネルギーを分散させ、精神活動を混乱させてしまうことがあります。

・いつも怒ってばかりいると、肝臓の気が過剰になり、肝臓の病気になる可能性が高まります。

・悲しみや悲嘆の感情が多すぎる場合は、肺のエネルギーを弱めるといいます。

・恐れや恐怖のエネルギーは腎臓の機能を弱めます。

・思いに沈み過ぎていると、脾臓のエネルギーが停滞してその機能に障害が出てきます。そして、胃腸の調子が悪くなったり、消化吸収活動がうまくいかなくなります。

 この法則が全て正しいかどうかは、何とも言えませんが、自分の心の持ち方を謙虚に反省するための、一つの基準にはなるのではないかとは思いました。 

 私は幸いにも、これといった病気は今までありませんが、歯は学生のときから虫歯や親知らずなどで色々と悩まされてきました。この中国医学では、歯に問題を抱えている人は、「人生の経験をうまく消化できす、感情的なものの記憶の中に残っている感情の毒素が、歯の問題を生じさせる」との見方もしているようです。
 「人生の経験をうまく消化できない」とは、せっかく苦労してもそれが身になっていないということでしょうか。すぐには思い当たることも見つかりませんが、せかっくなので、今後は人生の経験をうまく身に付けたいと思います。

<記事転載>
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内なる七つの悪魔と、気づきの生活
2009.06.01(第63回)
 伝統的中国医学(Traditional Chinese Medicine: 略してTCM)の医師である私の友人に、とても興味深いことを教えてもらいました。拙著『幸せの進化形』(ベストセラーズ刊)にも書いたのですが、先日行った私のセミナーにおけるパネル・ディスカッションでも話題に上ったので、今回はこれについて書きたいと思います。

 TCMでは七つの感情が身体の状態に良くない影響を与えることがあると考えており、これを七つの悪魔と呼んで、病気の診断や治療に役立てているというのです。七つの感情とは、喜び、怒り、哀しみ、悲嘆、思いに沈むこと、恐れ、恐怖です。

 問題は、これらの感情のうち特定のものが突然に、しかも非常に強く私たちを襲った場合や、特定の感情が多すぎるか少なすぎるかして、長いあいだその人に影響を与え続ける場合です。たとえば喜びが多すぎると、気が分散してエネルギーのめぐりが遅くなる。怒りが多すぎると頭の方にエネルギーが上昇。悲しみは気を弱め、思いに沈みすぎると気が停滞します。また、恐れはエネルギーを身体の下のほうに下降させます。恐怖は気を混沌させるともいいます。

 これらのことは体験的に納得できるのですが、興味深いのは七つの感情と臓器の関係です。TCMでは、喜びは心臓、怒りは肝臓、悲しみは肺、思いに沈むことは脾臓、恐れと恐怖は腎臓ととても深い関係にあるというのです。

 具体的にいうと、まず、喜びの多すぎる場合、そのエネルギーが心臓の気エネルギーを分散させ、精神活動を混乱させてしまうことがあります。心臓は血液を全身に送り出すのですが、精神活動をもつかさどるので、喜びの感情が多すぎると、気がおかしくなったようになるというのです。

 いつも怒ってばかりいると、肝臓の気が過剰になり、肝臓の病気になる可能性が高まります。逆に肝臓に気が過剰にたまると、やたら怒りやすくなるとも言います。怒るときのことをTCMでは「肝気上逆」というそうです。怒ると肝臓のエネルギーが血液とともに頭に上るというわけです。

 悲しみや悲嘆の感情が多すぎる場合は、肺のエネルギーを弱めるといいます。悲しみのエネルギーを外に排出しないと、それは肺にたまって、やがて肺が病気になるとも言います。恐れや恐怖のエネルギーは腎臓の機能を弱めます。そのため排尿のコントロールがうまくいかなくなり、一日に何十回とトイレに行くようになる場合があるのです。つまり恐怖のエネルギーは腎臓に蓄積するわけです。さらに、思いに沈み過ぎていると、脾臓のエネルギーが停滞してその機能に障害が出てきます。そして、胃腸の調子が悪くなったり、消化吸収活動がうまくいかなくなります。

 私たちは生きているかぎり何らかの感情を発生させています。その感情とは、一種のエネルギーでもあります。そのエネルギーレベルや変動の様相が通常の範囲内であれば健康に問題はないのですが、その範囲を超えてアンバランスな状態になったり、常に同じエネルギーの波を発生させていると、そのエネルギーに影響を受けやすい臓器に問題が生じてくるのです。あるいは自分でも気づかないうちにその臓器に良くないエネルギーをため込むことになります。

 TCMにかぎらず、病気は心と身体の対話の結果現れているという見方をする医学者たちは多くいます。彼らによると、病気は感情面のトラブルのシンボルということになります。

 たとえば、私たちが怒りをうまくコントロールすることができないでいると、身体はそれを私たちに伝えるため、高コレステロール血症、抑うつ、ガンなどになります。自分以外の他人や環境が自分の幸福を決めていると思い込んだ状態でいると、身体は低血糖症などになって知らせてきます。自分が何かを達成する能力がないと思ったり、自分の理想に自分自身を無理やり押しつけようとすると、身体は関節炎や痛風となって知らせようとするといいます。

 さらに、無意識の心が自分をある理想の状態へとせき立てるのに、自分の人格がそれに追いついていないと思うことで心に葛藤が生じると、身体はアレルギー疾患を起こします。否定的な感情や現実を見たくないという思いが強いと、実際に目の疾患から視覚に問題が生じるともいいます。人生の経験をうまく消化できす、感情的なものの記憶の中に残っている感情の毒素が、歯の問題を生じさせるという見方をする医学者たちもいるようです。

 私たちはともすると病気はお医者さんや薬がなおしてくれるものと思いがちです。病気になった自分の内側の問題には心を向けず、自分自身がつくり出したエネルギー的なアンバランスを解決しようとも思わないのです。ここで述べたことがすべて正しいとはかぎらないかもしれません。しかし、健康で幸せな生活を送りたければ自分の心の声にいつも耳を傾け、内なる七つの悪魔が暴れだしたら、それはすぐに心と身体の外に追い出してしまう必要があるのでしょう。そうすれば特定の臓器に悪いエネルギーが蓄積されて、将来病気になって苦しむということも避けられるはずです。

 自分の心が今何を自分に訴えているのか? そして、自分の感情エネルギーは今どうなっているのか? そういうことに常に意識を向けるということ。それが「気づき」の生活に心がけるということでもある。先日のパネル・ディスカッションでお話ししていて、私はそう思いました。
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 ●ほおじろ えいいち氏のコラム
  http://www.funaiyukio.com/spilitual/index_0906.asp

コメント (1)
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