おやつと本と絵で綴るhirorinの思い出

おいしいもの・小さくて可愛いもの・アート・本が大好き。これからも健康に注意しながらお菓子を食べ続けることを誓います。

「強運の持ち主」 瀬尾まいこ 「のりたまと煙突」 星野博美

2006年07月10日 10時38分22秒 | 読書

強運の持ち主」 瀬尾まいこ

 元OLの占い師、ルイーズ吉田は大忙し。「がんばって。きっといいことがあるわ」って。
連作集ですね。サクサクと読めてしまいます。ありがちな占いのお話がちりばめられています。もし、これが本当なら占いの裏を知ってしまったようで、ちょっと恐い。

 でも、当たる当たらないは問題じゃなく、相手が納得する答えを出さないといけないって。これは、ある種、相談事にも通じますよね。しかし、占いは、ビジネスだしね。人の相談を受けるのは難しいです。

 みんな誰かに聞いてもらいたいし、わかってもらいたい。少し泣けたし、ほんのりとした気分にさせてくれる一冊です。

 「のりたまと煙突」エッセー集です。遠ざかる昭和、私たちは何を得て、何を失ったのか?

 この本の中に登場する、「記憶」懐かしいものでいっぱいです。
のりたま、小鹿のバンビ、大阪万博、野球拳などなど。著者は、1966年生まれ、私より8歳、年下ですが、重なる記憶もありますね。「傷痍軍人」とか。子供の時、大阪行ったら、梅田の地下道とかで、たくさん見て、恐かったです。そして、現在の状況と「記憶」をからめて、戦争や若者の生態などについても語ってます。

 著者は、愛猫家なので、猫ちゃんの話題も満載です。

関係ないけど、シャネルの口紅は、先日残業をしたら、悪いからといって、くださいました。悪いって、いつも、定時より早く帰らせていただいてるのに。でも、うれしいです。

もも、行き倒れの猫状態です。暑くてへたってます。

コメント (14)
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