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2022年は客観的な予想を心がけます。

シンザン記念(GⅢ)回顧

2008-01-15 13:30:46 | 回顧
石清水Sのベイリングボーイ出走叶え
ダンツウィニングよ京成杯へ出走してくれ


【馬場】Bコース。良馬場だが、前日の降雨の影響か時計の掛かる馬場。

12.1 - 10.7 - 11.3 - 12.1 - 12.2 - 11.9 - 12.3 - 12.8=1:35.4

【展開】スプリントの逃げ馬ダイワマックワンが飛ばす。2番手のミリオンウェーブもそれに続く。前後半の半マイルで3秒差ある前傾ラップ。差し馬台頭の流れ。

 夢を抱かせる直線の末脚。大外から一気の差し切りを決めたドリームシグナルの脚はそれほど凄かった。中間の坂路での攻め馬の動きが良く、デキは朝日杯FS4着時よりも上向いていた。発馬で行き脚がつかず、テンは中団より後方のポディション。3角手前の上り坂で馬群の外めに持ち出そうとするも、武豊に被されて失敗。仕方なく、手綱をグッと引いて後方2番手まで下げる。他馬よりもワンテンポ以上遅く4角でスパートさせると、直線入り口にかけてグーンと加速。一気に中団まで取り付く。だが、そこから左ステッキが入ると内へモタれる。左手綱を引きながら右ステッキが入ると、今度は外へ膨れる。それでも、他馬と違う脚色でグングン加速して圧勝した。先行馬総崩れの流れが向いたのは確かだが、4角から直線入り口にかけての脚は本物と見ていい。蛇行運転するなど、若さが抜けない現状。成長待ち。

 ドリームガードナーは好発からテンは好位を奪おうかの勢いだったが、外からドンドン来られて中団まで位置取りを下げる。その後はインの経済コースを立ち回り、脚をタメる。直線で左手綱で修正しつつ、右ステッキを入れて馬場の3分どころへ誘導する。スパッとは切れなかったが、一完歩毎にジワジワと伸び、渋太く2着に差してきた。流れを考えれば位置取りは正解だった。どうやら急がせるよりも、ジックリ構えたほうが良さそう。距離延長はプラスに働きそう。上がりを要する流れで。

 マヤノベンケイは折り合いが懸念されたものの、ダイワが作る速い流れで好位の外めで我慢できた。前走は3角手前で掛かったものの、今回はジワッと坂を上り、3角の下り坂から除々にスパート。4角から直線にかけて一気に逃げ馬の半馬身後方まで迫る。直線で単独先頭に踊り出ると、残り100㍍地点まで一頭になっても粘る。最後はさすがに力尽きたが、先行馬総崩れのなかで唯一の掲示板入線。正攻法の強い競馬だった。速い流れで折り合えた代償として先行馬には厳しい流れ。マイルでは注文が多い。気性も考えると、やはりベストは1200~1400㍍。

 タケミカヅチは久々で大幅馬体増。長距離輸送も考えると、成長分を差し引いても余裕残しだったか。例によって最後方に下げる。だが、3角手前では、鞍上が抑えるのに苦労する感じ。折り合いを欠く。4角では、ドリームより早めに動いて直線へ。追い出されてからの反応は鈍く、勝ち馬にアッという間に並びかけられる。その後はジリジリと脚を伸ばし、2着はあるかの勢いだったが、今ひとつ伸び切れなかった。左回りでは内へモタれるので右回り向き。

 ミッキーチアフルは1番枠から無理することなく後ろに下げて向こう正面中盤で外めに持ち出す。4角で大外を回って進出する。その時の脚色は良い感じだったが、直線で追い出すと、ビュンと来るものがなく、ジワジワという感じだった。成長待ち。

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