中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

ジャパンCダート(GI)ほか

2006-11-24 23:29:18 | 最終結論
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東京11R ジャパンCダート
◎ブルーコンコルド
○ジンクライシス
▲サンライズバッカス
△シーキングザダイヤ
×メイショウバトラー
×ハードクリスタル
【見解】
今年で7回目を迎えたジャパンCダート。外国馬の参戦はなく、対する日本勢もカネヒキリ、アジュディミツオー不在。国際GIとしてはかなり低調なメンバーとなった。こうなれば交流GI連勝中のブルーコンコルドしかいない。前走のJBCマイル1着は中団追走から三分三厘でメイショウバトラーにスッと突き放されたが、直線でエンジンが掛かると力強い伸び脚で差し切った。前々走の南部杯1着では直線で狭いところを割って突き抜けた。これは卓越した勝負根性と地力の高さが成せる業。休ませて馬が急激に成長している。今回、500㍍の距離延長が問題視されているが、折り合いの不安はないし、追ってからズブさも出てきている。仕掛けを間違わなければ大丈夫。ここ2走の内容を高く評価。相手には立て直したジンクライシスを。後方でジックリ脚をタメれば距離はこなせる。府中は好相性。

京都11R
◎モンローブロンド
○タマモホットプレイ
▲タニノマティーニ
△コパノフウジン
×リミットレスビット
×エムエスワールド
【見解】
前走は直線で何度も前が詰まり、落鉄もあったモンローブロンドを再度狙う。


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ジャパンC(GI)展望

2006-11-24 11:26:38 | 見解
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何があっても〝英雄〟のディープインパクトが帰国緒戦を迎える。残念なことにあと2走で見納めとなってしまうが、ハーツクライとの国内最強馬対決は見物。今年は外国馬の参戦がウィジャボードとフリードニアの2頭だけと寂しいが、前者は前走でBCメアターフを制し、欧州年度代表馬にも選ばれた。2強に肉薄する実力の持ち主だ。3歳勢からは2冠馬メイショウサムソンと切れ味鋭いドリームパスポートが出走し、少数精鋭のメンバーが揃った。

ディープインパクト
禁止薬物の使用で前走の凱旋門賞3着は失格に。だが、ディープ自身に罪はない。残り2戦、陣営とともにうっ憤を晴らしてもらいたい。この馬の実力については説明不要。課題は以下の点。
①折り合い、少頭数
②一週前暴走追い切り、テンション高い
③斜尻で線が細くなっている
まず①について。前走の凱旋門賞3着は少頭数で押し出されるように前へ。そのため折り合いを欠き、タメが作れなかった。今回も同様の頭数で、出遅れて前に壁を作りたい。②についてはテンから掛かり気味に飛ばし、鞍上と呼吸が合わなかった。それを考慮して最終追いは、単走で馬との呼吸を重視したものに。③はブックのPHOTOパドックを見る限り、宝塚記念1着時に比べて明らかに細い。そして、尻のラインが急になっている。帰国緒戦で万全とはいかないか。

ハーツクライ
先日、管理する橋口調教師が喘鳴症(ノド鳴り)であることを告白。師は「レース後にノド鳴りを言い訳にしたくなった」と。事実を隠し、レース後に公表する調教師が多いなか、マスコミ、ファンに協力的な師の姿勢には敬服する。前走のKジョージ3着は4ヶ月ぶりの実践で、一頭のみでの欧州滞在。調整が難しかったし、トモの筋肉が落ちていたよう。それでも、小差の3着なのだから世界レベルの馬であることは間違いない。この馬も説明不要。課題は以下の点。
①ノド鳴り
②4ヶ月の休み明け
③太め残り
① については調教で好時計を連発しているように、一見すると心配ないように見えるが、調教と実践とは違う。幸い、軽症ということだが…。これについては順調に使われている他馬に比べて割り引かなければならないが、坂路で4週連続ビシッと追われており態勢は整っている。③は若干、余裕があるのは確か。当日の馬体重に注目。

ウィジャボード
欧州最強牝馬が2強の前に立ちはだかる。前走のBCメアターフ1着は道中、中団馬群のインで末脚を温存。三分三厘で外目へ持ち出すと、直線の残り300ヤードから追い出しを開始。グングン伸びて圧勝した。昨年のこのレースは5着。タップダンスシチーの作る速い流れを中団追走。だが、3~4角で早めに動く厳しい競馬で勝ち馬にマークされた。それでも、大崩れしなかったのは地力の高さが成せる業。昨年より臨戦過程は上で、全体にパワーアップしている。鞍上がデットーリで不発はない。前のハーツ、後ろのディープを見ながらの競馬。

メイショウサムソン
前走の菊花賞4着は下見どころではボリューム感溢れる馬体。しかし、太く見せるタイプとはいえ、腹回りに余裕があったのは確か。道中はポンと好位の4番手。懸念された折り合いはピタリと付き、スムーズな道中。だが、誤算だったのはAメインが離し逃げを打ったことと、レコードが続出する高速馬場。1番人気である以上、後続のマークされることは分かっていても、逃げている有力馬を捕らえに行くことは宿命だ。4角の下り坂で進出を開始させると、直線入り口では単独2番手へ。だが、いつものサムソンなら抜群の勝負根性で詰め寄るも、いつもの伸びが見られない。後続の2頭にあっさり交わされると、自身も最後にバテてしまう。Aメインを捕らえるどころか、4着を死守するのが精一杯だった。この馬の勝ちパターンは時計が掛かり、自身が上がり35秒前後で勝ち切れる展開。前走のような高速決着や瞬発力勝負では切れ負けする。今の府中は時計が掛かっているが、それでも、良馬場では厳しいだろう。雨が降ればパワータイプで大きく浮上する。展開の理想はトーセンが引っ張り、それを2番手で追いかける展開。3強が後方で牽制しあえばチャンスあり。

ドリームパスポート
前走の菊花賞2着はAメインが速い流れで飛ばす展開。それを好位のMサムソンを見る形で中団追走。発馬直後の下り坂で行きたがったものの、正面スタント前からはスムーズ。2周目の下り坂でサムソンが動き出すと、この馬も仕掛けを開始。直線入り口で鋭い末脚で一気にサムソンを飲み込み、逃げるメインも捕らえかけたところを、後方からソングオブウインドの強襲に遭う。この馬自身も伸びてはいたものの、残念ながら勝ち馬が一枚上だった。それでも、勝ち馬が後方一気なのに対し、この馬は自ら動いて勝ちに行く競馬。中身は濃い。切れ味を考えれば距離短縮はプラスだし、ノーマークの立場。最後の最後まで末脚を温存し、3強にどこまで迫れるか注目。間違いなく神戸新聞杯当時よりボリュームアップしている。トモに力が付き、積極策が持ち味の鞍上なら先行策も。

スウィフトカレント
前走の天皇賞2着は道中、速い流れを中団のイン追走。GI特有の速い流れで折り合いは完璧。この流れでもしっかりタメができた。直線も馬場の良い大外へ持ち出すのではなく、極力ロスを避けて4分どころへ。抜群の手応えで残り2ハロン地点から追い出されると、瞬時の加速力でスッと伸びる。勝ち馬の半馬身差まで詰め寄るも、そこから脚色が同じに。鞍上の懸命な右ステッキも実らなかった。以前は折り合いに難があり、それで末をなくすケースがあったが、今は解消しつつある。決め手は鋭いものがあるが、2ハロンの距離延長とメンバー強化で楽ではない。

コスモバルク
前走の天皇賞4着は道中、縦長の速い流れを好位追走。直線を向いて内からダンスに寄られて外へ寄れるロス。そこから懸命に立て直して渋太く応戦するも、4着が精一杯だった。以前は掛かるくらいの行きっぷりだった馬が、ここ2走は妙に折り合っている。レースぶりが安定した一方、爆発力が鳴りを潜めた印象だ。

フサイチパンドラ
舌を縛ってハミを替えたことで安定してきた。前走のエリザベス女王杯1着はその甲斐あって道中の折り合いは完璧。3角の下り坂で外目をジワリと進出。残り3ハロン地点で一気に仕掛け、先団へ取り付く。直線も馬場のいい大外へ持ち出すと力強いフットワークで駆け抜け、カワカミに末脚には屈したものの、2位入線を果たした。終始、目標にされる苦しい展開で自ら動く横綱相撲。内容は文句なし。速い流れで持続力を生かせた。切れる脚はないが、速い流れで力強く伸びるタイプ。府中2400㍍は理想的な舞台。牡馬相手は楽ではない。

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