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中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

安田記念(GI)展望・3

2005-06-03 23:36:25 | 見解
【展開】
ハナを奪うのは香港の快速サイレントウィットネスか。
1400m以上の前2走は共に逃げおり、ここもダッシュ力の違いで行くだろう。
日本の快速ローエングリンは何が何でもというタイプではなく、
2番手で控える競馬も可能。
この2頭がいる限り遅いペースはまずないだろう。
ポイントはローエングリンの仕掛けどころ。
前に香港の雄がいるし、後ろにはアドマイヤマックスらGI馬がズラリ。
後藤騎手の仕掛けどころ次第で、後ろの有力どころも動かざる得なくなる。
直線の長い府中を考えれば無理な早仕掛けはないだろう。
本当に展開が読みづらい。


【香港の3頭について】
レース映像が見られないのは残念。
レーティング的に見れば日本馬を圧倒しているそうだが・・・
香港は力を要する馬場で府中の高速馬場とは性質が異なる。
500キロを雄に越す馬だけに高速馬場への適性には疑問が残る。
地の利も考慮して日本馬を上位に見たい。


【枠順を見て】
ユートピアが文句なしの枠に入った。
今回はブリンカーを外しての競馬だし、
芝替わりと合わせて馬がいい意味で気分転換になれば。
また、揉まれ弱いところがあり、同馬より外の馬は、
すべて差し、追い込みタイプで外から被されることもない。
好走の下地は揃った。

テレグノシスはアンラッキーの大外枠。
Aコース替わりで外目を通らされるのは微妙だ。
直線での進路が大事になる。勝浦騎手の手腕に注目したい。

ダンスインザムードは絶好枠といってだろう。
左回りでは内にささるところがあるので、少しでも内の枠が良かった。
欲を言えばスタートに課題があるだけに偶数番が欲しかったが。

安田記念(GI)展望・2

2005-06-03 01:20:02 | 見解
【オレハマッテルゼ】
前走の京王杯SC2着は好スタートを切ると楽々と好位へ。
終始、スムーズな競馬で直線を向くと、
後方の馬を気にしてか、ギリギリまで追い出しを我慢。
満を持して追い出されると、しっかりとした脚色で最後まで伸びた。
前々走の準OPも直線馬なりで先頭に立つ桁違いの内容で快勝した。
折り合いに不安のある
馬で、クラスが上がればよりレースがしやすい。
好位に取り付けるスピードに加え、終いも一瞬はいい脚を使う。
今回も好位からの競馬になるだろうが、
これまでとは相手が違うなかでの1ハロンの距離延長になる。
無理に行くのではなく、自分なりのペースで走ってもらいたい。


【テレグノシス】
前走の京王杯SC3着は前の止まらない馬場と展開。
いつもどおり後方から末脚を温存すると、
直線で前が詰まって何度も立て直していた。
それでも、メンバー最速の34秒3の鋭い脚で迫った。
不向きな展開と馬場、直線の不利を考えれば上々の内容といえる。
東京コースは【5313】と抜群の相性を誇る。
昨年の同レースも2着に来ている。
息の長い末脚はまさに府中にぴったり。
問題はAコース替わりと多頭数の競馬。
後ろから競馬するだけに、どうしても馬群をスムーズに捌くことが鍵となる。
一昨年の同レースではAコース替わりのグリーンベルトの馬場で、
大外枠発走で終始、外を通らされて7着だった。
できれば真ん中あたりの枠を引きたい。


【スイープトウショウ】
前走の都大路S5着は休み明けでゲート審査もあった。
テン5ハロン60秒7と未勝利並みの遅いペース。
フワッとしたスタートでいつもどおり後方からの競馬。
直線で大外からメンバー最速の上がり33秒1の鋭い脚で追い上げるも、
超スローペースに泣いた。決して悲観する内容ではない。
昨年は馬場入りをごねたり、気難しい面を見せていたが、
この中間はブリンカー効果で解消されているとのこと。
究極の切れ味を秘める4歳牝馬。牡馬相手でもマイルなら十分通用する。
追い込み馬のため常に展開次第の助けが必要だが、
サイレントウィットネス、ローエングリンと速い馬がおり、
前走のような遅いペースはあり得ない。
オークス2着の内容から府中も大歓迎。


【ハットトリック】
今年の冬は安田記念候補と騒がれた馬。
前走のマイラーズC9着で株を落とした形。
やや間隔が開いて体調も万全ではなかった。
スローの流れを後方から追走すると、4角で前が詰まる致命的な不利。
エンジンの掛かりの遅い馬で、トップギアに入りかける最中だった。
致し方ない敗戦といえる。
前々走の東京新聞杯1着もエンジンの掛かりは遅かったが、
トップスピードになってからの脚は強烈だった。
上記のように直線の短い阪神コースよりも間違いなく府中向きの脚質。
課題は相手強化によるペースアップ。
なし崩しに脚を使わされる懸念もある。
陣営の談話では体調は戻っているとのこと。


【サイドワインダー】
蟻洞(ひづめに穴が開く病気)で休養し、1年1ヶ月ぶりの実践。
500キロを越す大型馬だし、いきなりのGIはいかにもきつい。
それに追い込み馬のためどうしても他力本願になる。
休養前のレースを見ても詰めの甘さを露呈している。


【バランスオブゲーム】
昨年の同レースで◎を打った。
前走の中山記念1着は久々で攻めもイマイチだった。
いつもどおり楽に好位に取り付くと、終始スムーズな競馬で完勝。
GⅡでは力が違った印象。
課題はGIでの詰めの甘さ。
昨年のこのレースはHペースのなか好位から粘ったが、
ラスト1ハロンで追い込み馬2頭に差されて3着。
どうしてもラスト1ハロンでたれてしまう。
先行してちょろっといい脚を使うタイプで、左回りに実績はあるものの、
中山コース向きの脚質。
今回も善戦するだろうが、昨年以上にメンバーが強いだけにどうか。


【カンパニー】
前走のマイラーズC4着はスローの展開。
後方から競馬する同馬にとって不向きな展開だった。
それでも、同じ脚質のアサクサデンエンのほうが終いの脚は良かった。
前々走、三走前は33秒8、32秒9と抜群の切れ味を見せているが、
いずれもあと一歩で差し切れなかった。
追い込み馬だけに、どうしても注文が付く。
その意味では直線が長くて広い府中は大歓迎のクチだろう。
しかし、一気の相手強化でペースも厳しくなる。
テンに脚を使わされたときに果たして脚は残っているのか。
同じ脚質に強力な馬もいるだけに楽ではない。


【アルビレオ】
ここでは切れ味、底力で見劣る。
前走のマイラーズCは直線で馬群をスムーズに捌けなかったようだが。


【フジサイレンス】
前走の京王杯SCは後ろから競馬しすぎたか。
今回はいつもどおり好位からの競馬になりそう。
ただ、メンバーが強力すぎるだけにどうだろうか。