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奥の手

今練習しているパッヘルベルの「カノン」で一番苦労しているのは、決めたテンポを維持させることです。
規則正しい和音進行をベースに、さわやかなメロディーが乗っているこの曲のことですから、テンポは特に大事です。
でも、どれだけ「落ちついて弾こう」と思っていても、少しずつ少しずつ「前のめり」になってしまい、気がつけば、いつもせわしない曲になってしまっています。
それで、奥の手を使うことにしました。
「奥の手」と言うほどこのことはありません、実に単純な方法です。
この曲で設定したテンポ(四分音符=72)と同じテンポで、毎日の音階練習とアルペジオの練習を行うことにしたわけです。
(他のテンポでももちろん行いますが、このテンポで意識的に多く繰り返します)
半月ほど、これを続けたところ、弱点は多少改善されてきたような気がします。
要するに、身体に曲のテンポを覚えこませることができればいいわけでして、他もいろいろと考えられます。
同じテンポで歩くとか、同じテンポで呼吸するとか、同じテンポで心臓を動かせるとか……これは無理ですね(笑)。
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