名曲「シューベルトの子守歌」は小品でかつ和声的にもシンプル(主和音と属七の和音だけでも可)なため、いろんな料理(アレンジ)を施しやすい作品だと思います。そのため私の教室では、教材(二重奏、独奏)としてずっと重宝してきました。
4年前でしょうか、神経系統のトラブルで左手指の筋力が極端に落ちて、それまでのレパートリーがほぼ弾けなくなったときに作った譜面があったので、それ改編して2月のコンサートに使うことにしました。伴奏部分に3連符のアルペジオを少し使うことで、子守歌らしいやわらかな響きが作れそうな気がします。今日譜面をプリントアウトしました。まだ修正が入るかもしれませんが、とりあえずこれで練習開始です。
今日は夕方5時に家を出て三郷山に向かいました。
日が落ちた直後で、ウオーキングはまだ可能です。気温は7℃、まだ寒いので誰とも出会いません。私の場合、朝の練習録音を聴きながら歩くので人が少ない方が好都合なんです。
もっとも、サルやイノシシと遭遇する可能性はあります。15年間で彼らの姿を見たのはどちらも2~3度で、いずれも朝夕の薄暗い時間帯でした。それを考え、やむなく暗い中を歩くときはイヤホンを取りはずし、わざと彼らに聞こえるようにします。いい音がするなと寄ってこられたら困りますが、まずそんなことはないでしょうね(笑)。
昨日、1月のコンサート「年の初めにギターの音」を終えました。
プログラムにはスカルラッティのソナタ2曲を久々に入れました。もう何年振りかわかりません。当初暗譜に不安はありましたが、「今年弾かなかったら、もう取り戻せないな」と思ってメトロノームを使って反復練習を積み、本番を迎える頃には忘れる心配はほぼなくなりました。……いえ、嘘です。正確には「間違えても、忘れても止まらず弾き続けることに慣れた」ということなんでしょうね。これはこれで大事なことです。
でも、コンサート全体を通じて、一番課題が残ったのはやはりスカルラッティです。なにしろ他の曲は、毎年どれかの例会で弾いている曲ばかりです。早い話がスカルラッティも毎年弾く必要があるということですね。
「フェイスブックがファクトチェックを廃止する」というニュースが飛び込んできました。
少し調べてみましたが膨大な情報が錯綜していて、「これを読んでいたら今度のコンサートが開けなくなるな」と判断し、読むのを止めました。でもサービス使用に関する私自身のモチベーションは間違いなく急激に下がってしまいました。「フェイクニュースは表現の自由」という考え方にはとてもついていけません。当面、このサービスの利用を控えさせていただきます。
これで、私から全国の皆様への発信は、ブログ「私の音楽日記」とユーチューブを残すばかりとなりました。また「忘れられた存在」に近づくのは避けられないかと思いますが、その分地元(伊勢市)でのコンサート活動に力を注ぎたいと思います。
これまでこのサービスを通じてお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。「広垣さん、まだ弾いているかな」と思われたら、ブログかユーチューブをご覧いただけると幸いです。
あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
今年最初(今月)のアップロードです。
自分が一番「正月っぽい曲だな」と思っている曲を持ってきました。
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藤井凡大(1931年-1994年)は、日本の作曲家、指揮者、音楽教育家です。和洋さまざまな楽器のために「日本の旋律」という曲集を楽器ごとに出版しました。ギターとリコーダーの為に書かれた「日本の旋律」の中から1曲(ギター独奏)を紹介します。ぜひご視聴ください。
▽今様(編曲;藤井凡大 演奏;広垣 進)
https://youtu.be/ouGeC7-HhPY
いつものように三郷山を歩きながら、1月のコンサートの定番曲「さくら変奏曲」(今朝の練習録音)を聴きました。
長年弾き込んだ曲ですが、ミスが頻発している部分があります。
こういうときは、スマートフォンにアラームをかけて、この部分のみを一定時間(たいてい5分)が経過するまで、メトロノームを使って遅めのテンポでひたすら反復します。かつて弾けていたところはたいていこの方法で解決します。
今から入浴まで約15分、ここまではやっておきたいと思います。
空気が乾燥しています。
現在私の右手中指の先端(薬指側)に小さなひび割れがあります。この季節になると、どれだけ気をつけてもどこかの指にひび割れができるので嫌になりますが、毎年のことなので平気と言えば平気です。
無造作に強く弾くと痛みが来ますが、全然弾けないこともないので、技巧練習の一部をカットしたり、通し練習をすべて1回きりに抑えたりしています。でも、どうしても消化不良になります。
はたと気がつきました。「全然支障のない曲を中心に弾こう」「そんな曲があるものか」……それがあるんですよね。大部分が主旋律と低音だけのゆったりとした曲です。私の場合こういう曲は、主旋律をすべて薬指で、低音はもちろん親指で弾くのが普通です。今月弾いた曲ですと、パーセルの「エア」とペツォ―ルト(伝バッハ)の「メヌエット」、来月弾く曲ではバッハの「サラバンド(リュート組曲第3番)」と、スカルラッティの「ソナタL.7」などがあります。今日はこのあたりを中心に反復練習しました。特に来月の2曲はまだ暗譜が不完全なのでちょうどいいです。それにもうひとつ、こういった曲は少々指が冷えていても(この弾き方なら)ほぼ問題なく弾けるのです。この時期はこういう曲(主旋律と低音だけの曲)を多めにプログラムに入れておくほうが無難ですね。
昨日、12月の月例コンサート「アヴェマリア」を終えました。相変わらず課題が残りましたが、まずはやれやれです。
休憩時間に思い立ってスマホを床に置き、プログラム後半の演奏をいつもの通し練習のように録音しました。
閉会後、自宅へ戻って着替えと荷物整理をすませて三郷山へ向かいました。そしてもちろん、歩きながら録音したばかりの自分の演奏を聴きました。思っていたほどミスは目立っていません。同じスマホですが、毎朝の練習録音は、歩きながら聴いていても嫌になるほど細かいミスがたくさん入っています。「なるほど、それがよかったんだな」と思いました。
今度の日曜日は、伊勢市クラシックギターを楽しむ会の12月例会です。
年内最後のコンサートということで、去年も今年も弾いていない何曲かをプログラムに入れました。いずれも若い頃から弾いてきてきた曲ばかりです。「でも放置すればそのうちに弾けなくなる」と思ってとりあえず通してみると、ほぼ問題なく覚えていましたし指も動きました。ところが大きな問題に直面しました。左手指の押えそこないによる耳障りな雑音が非常に多いのです。中にはどれだけテンポを落としても押さえきれない箇所さえありました。
思えば私は3年半前の春、突然左手指の筋力が使いものにならないほど急激に落ちて市内の脳神経外科に飛び込みました。神経系統のトラブルは投薬治療により治癒したと思っていましたが、もしかすると完治はしていないのかもしれません。
ここ2~3日かけて問題の箇所(押えにくいところ)を割り出し、運指やフォーム、力の入れ方抜き方などをそれぞれについて考えることで、「何とか解決できそう」というところまで来ました。けれども弾き込み不足は否めません。そこは取り出して反復練習することにウエイトを置こうと思います。