日中35.6°Cもあるこの頃
冷気漂う、別世界のような所に
人知れず咲いています
金魚のしっぽのように先が二つに割れた、大きな葉
花は茎の先にかたまって咲きます
[ギンバイソウ] ユキノシタ科
両性花は花弁が五枚、雄しべは多数
*
近くに、こんな花も
[オオキツネノカミソリ] ヒガンバナ科
雄しべが花弁より長く突き出るのが特徴......です
おやっ
でんでん虫
こんな所にも...
大きなアケビの蔓の上です
地上の暑さとは別世界に生きる花たちの世界.......でした
’17. 7. 21
今日の予想最高気温は36°~37°
台上に上がると、いつもの涼しさはなく湿度が高い.....
調査の日ですから頑張ります
早速、目に入った花は~
UPにして見ると..
見分け難いヤマイモ科の植物です
葉の形から、"ヤマノイモ" か、"ヒメドコロ" の、雌花のようです
三枚の翼のある独特の実を持ちます
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もう実になりかけているかと探していると
こんなフレッシュな "フナバラソウ" に出会いました
*
今年、初見の "ノヒメユリ" が、一本だけ咲いていました
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汗を噴き出しながら急斜面を登っていると
キチョウがキキョウにかぶりつき!!
*
[コイケマ] ガガイモ科
中々開いてくれないし、ガガイモ科特有の大きな実も見てみたいものです
*
[スズサイコ] ガガイモ科
おやっ もうお昼になるのに閉じてない
お疲れぎみですか?
*
[エビヅル] ブドウ科
"ノブドウ" "キレハノブドウ" の仲間で、実は食べられない
ノブドウとの区別は、葉の裏面が蜘蛛毛に覆われていることです
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午後からは調査
[ハグロソウ] キツネノマゴ科
林縁の日陰に健在でした
暑い中での散策で、顔が真っ赤になり熱中症、一歩手前
全員元気に帰ってきました
が
ん
ば
り
ま
し
た
。
毎夜、毎夜、 十数個もの花が咲き競いあっています
照明やピント合わせに、もたもたしていると一瞬 ! 白くて大きな蛾のような
蝶のようなものが飛んで来ましたが、直ぐに飛んで行ってしまいました
今宵は23個の花が競い合いましたが、
白い媒介者は現れず......でした。。
’17. 7. 10
九州北部に居座った、線状降水帯が甚大な被害をもたらしました
被災者の方々にお見舞い申し上げます。
その合間をぬって、念願の花を見に行ってみました
[ホウライカズラ] マチン科
常緑広葉樹で、実は橙赤色に熟します
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この花にも逢うことができました。
[ササバラン] ラン科
笹の中に溶け込んでいます
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こんな子にも逢えました
[オオバノトンボソウ] ラン科
"ノヤマトンボ" とも言うらしい
茎に翼がある
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めっきり姿が少なくなりました
[カワラナデシコ] ナデシコ科
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何だか怒っているように見えます
[キキョウ] キキョウ科
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帰りにこんな花も見ました
[イセハナビ] ??科
水路脇の日陰に咲いています
調べてみました
キツネノマゴ科:イセハナビ属
原産地、ミャンマー
帰化植物だったんですね~
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雨にも逢わず、楽しい散策でした。。。
時は日没 20:00
決まって、この時刻になると開花が始まります
[カラスウリ] ウリ科
焚いて、
とっても神秘的なんですが、毎度ピントが今一......
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細い筒の先は五つに分かれて開き、
裂片の縁は糸状きに裂けて、垂れる
この蕾は今夜、開きます
雌雄異株で、これは雄株です...... 実がなりません
夜な夜な咲いて、日が昇る頃には萎む
ドラキュラのような花の残骸を見てみましょう
意外にも、
レースを綺麗に折りたたんで シンデレラ!
’17. 7. 7
九州北部に台風が過ぎた後も、線状降水帯(聞き慣れない名前)が居座って
豪雨をもたらしている状況です
大きな川が氾濫しないか........ とても心配です
心配した親戚や友達から次々と電話が入ってきます
新潟・埼玉・茨城・神奈川・東京・和歌山‥等 から
ありがたいことです
この時期に見られる花を引っ張り出してみました
[ネジバナ] ラン科
日当たりのよい草地に生えます。
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[カキラン] ラン科
[コバノトンボソウ] ラン科
湿地帯に生えます
遠くから見ると、まるでトンボです
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[マイサギソウ] ラン科
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ツマグロヒョウモンの ♂ で、よかったかナ??
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[コイケマ] ガガイモ科
今年は見たいものです
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[ホウライカズラ] マチン科
この花も10年前に見たっきり.......です
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カタツムリも最近、見なくなりましたよね~
山の中にいたものです
話しをしたりすると、すぐに角を引っ込めてしまいます
警戒心は強い.....ですよ!
以上
梅雨時の動植物でした。。。
まだまだ雨は降り続く模様
数日前の大雨で、もしかして~~
出てるんじゃないかナ~
[タシロラン] ラン科??
地味な花です
暗い、落ち葉の上に咲きます
"ギンリョウソウ" の仲間なのでしょうか?
調べてみました
光合成をしない、無葉の腐生ラン
共生菌は、 " イヌセンボンタケ "
落ち葉が永年堆積して、腐葉土化した所に咲く
タシロランが生えることは、豊かな自然に恵まれている事の証でもある
大切にせねば.......です
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[ムラサキニガナ] キク科
山林の日陰がお好きで、丈は2m近くにもなります.....ので
揺れる、揺れる、、、、
この日は不覚にも手持ち
次の日に出直しましたが....
出会いはなかった.....です
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[コカモメヅル] ガガイモ科・カモメヅル属
似たような花を最近見たよう~な~
これこれ
[ツクシガシワ] ガガイモ科・カモメヅル属
下部は直立して、上部は蔓になり、下部の葉は「カシワ」のように大きい.....で
ツ・ク・シ・ガ・シ・ワ と言うらしいです
"コカモメヅル" も、やがて旅立ちます