JR日田英彦山線に
頭の先から、足の先まで monto-bell のいでたちで
年配の男性が乗り込んできました..
が
左手にユリの花束を持っています (訳あり!)
2両編成の1両に、2~3人しか乗ってないのに
我々の横のボックスに座るや、話しかけてきました
「平尾台の慰霊碑をご存じですか?」
47年前、妻の従兄弟が野焼きの延焼で消火活動中に亡くなった
消防士だったそうです
その方は、最近退職して、近場の山を登り始めたそうで、
奥さんとの最初のデートの場所でもあり、
鎮魂の意味で、「平尾台・慰霊碑まで行きたい」と..
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「とにかく、茶が床から、舗装道路を電波塔を目指して行ってください」
「水晶山と貫山の間の貫林道に抜ける道に入ってすぐ左です」
一緒に行ってやりたいのはやまやまですが.......
無事を祈って先に車を降りました。
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歩き始めてすぐ
負けの大将、今川義元の采配(?)のような..
横目に..
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広い草原を、あっちをウロウロ.....
こっちをウロウロ.....
やっと! お目にかけれました~~
オカウツボの白バージョン
オトコヨモギに寄生します
結構、大きかった......です
傷みが早いようです.....
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草を掻き分けると...
まだ頑張っています
ヒメケフシグロ
こちらは、すでに実になっていました
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ご飯食べたら帰ろうか~
去年もなかったから~
去年は二つの眼、今年は四つの眼
あった~!
久しぶりにお会いします
何か?黒いものが... 蟻?
ハナアブさん邪魔しないで~!
2本目
何かを訴えているようなしぐさ ......ですよネ!
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帰り路
コショウノキの実 ですよね
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帰りの便では、朝の方には会えず
電話番号だけでも聞いておけばよかったと反省......しています
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草原に小さな花たちが咲いてくれるのも
春の野焼きのお蔭で
ネザサや害虫を焼き払ってくれるからです
47年、いやそれ以上も続けられている事を再認識しました。
余談ですが
主人の従兄弟さんも、その消火活動に参加していた消防士さんでした。
幸い、無事帰ってきた時は眼が真っ赤だったそうです。
5人の方が亡くなったそうで
皆さん20代の若者で、
どんな人生があったのかと思うとやりきれない思いです。。