(実際に購入してみたので、エアーナビ AVIC-T10 vs EN-4500 レビュー(1)もご参照ください)
通信モジュール対応型ポータブルカーナビゲーション エアーナビ「AVIC-T10」を新発売 (ニュースリリース)
パイオニア、HSDPA通信やPC/携帯連動ポータル対応のポータブルカーナビ (BB Watch)
パイオニア、ワンセグ内蔵のポータブル「エアーナビ」 (AV Watch)
パイオニア エアーナビ 新製品発売…通信型PND (レスポンス)
パイオニア、定額HSDPA通信が可能な「エアーナビ AVIC-T10」を発表 (ITmedia)
パイオニアの通信型PND向けに新テレマティクスサービス (ITmedia)
パイオニアがHSDPA対応のカーナビ端末を発表,ソフトバンク回線を利用 (IT Pro)
パイオニアは5月9日、ポータブルナビ「AVIC-T10」を発表した。6月上旬の発売、6-7万円で販売されるという。
特徴は、
・3G通信機能による渋滞情報取得機能
・加速度センサ・ジャイロセンサー搭載による自律航法機能、さらにオプションにより車速パルス情報を利用することも可能。
・5.8インチワイドVGA液晶
・4GBメモリ搭載
と言ったあたりだろうか。
特筆すべきは2点。
まずは通信機能を搭載してきたことだ。これが AVIC-T10 の最大のトピックだと思う。少なくとも国内のポータブルナビで通信機能を搭載した機種は、初めてではないだろうか。これにより、渋滞情報を通信により得ることができる。
VICS情報が得られるポータブルナビ、メモリナビは本機種が始めてではない。例えばNV-SD700DTはFM多重VICSのみだが、VICS情報を得られることができる。NV-U2はオプションを接続することにより光ビーコンや電波ビーコンによる渋滞情報を得ることができる。
AVIC-T10 がすごいのは、これらVICSの渋滞情報だけでなく、通信機能によりスマートループが使えることだ。これにより、VICS 情報に加えリアルタイムプローブによる正確な渋滞情報を得ることができる。
次に、加速度センサー・ジャイロセンサーの搭載だ。据え置き型のナビでは当然の機能だが、今まで国内で自律航法機能を備えたポータブル・メモリーナビは SONY nav-u くらいだろうか。ようやく SONY 以外のナビでも搭載例が出てきた。
また、オプションにより車速パルスが使えるという点も大きい。
液晶は5.8インチWVGA。重量は500g。ポータブルと言うには苦しいが、さほど持ち運びに苦労するほどでもない。
メモリー搭載量は、最近の流れとなりつつある 4GB だ。検索対象数は、分かっている限りでは住所3500万、電話番号700万。
気になるのは通信料だ。料金は月額1,029円~2,079円の2段階定額制とのこと。
実際どれくらいの価格で出てくるだろうか。また今後この機能を追いかける機種が出てくるのか。注目される。