マイタックジャパン、4万円を切る4.7インチワイド液晶PND「Mio Moov500」 (Car Watch)
PDA工房は1月19日、Mio 社の新 PND、「Mio Moov 500」の発売を発表した。
現在予約受付中で、2月1日からの発売となるようだ。価格は39,800円だ。
Mio Moov 500 はナビゲーションに特化し、ワンセグなど余計な機能を省いた PND だ。139(幅)×84(高さ)×17.9(厚さ)mm、170g と薄型・軽量ながら、このサイズで 4.7 型のディスプレイを搭載している。
地図はインクリメントP社のものを搭載。Mio C323 や Mio 523 と同系列のナビソフトで、後継品か敬作対象数のカスタマイズを変えたか、したもののようだ。
地図の縮尺は50m~100km。詳細地図が含まれているかは不明だ。
住所検索数は1200万件、電話番号検索数は800万件、施設名検索数は280万件。従来、Mio社がインクリメントP製ナビを採用した場合は検索対象数が少なくなる傾向があったが、それは新製品でも変わっていないようだ。特に住所検索数が1200万件というのは、他社と比較すると少なく感じる。希望としては、住所3000万件、電話番号1000万件は欲しいところだ。
よく分からないのは、PDA工房の説明に「SiFRstarIIIに、Mio Technology社ならではのモジュール改良を施しており、これまでご好評いただいていた位置測定精度が一段と高まりました」とある点だ。
これは、何だろうか?
海外製の Moov 500 には、「SiRF InstantFixII」という技術が使われている。これは同社の P560 などで使われている「SiRF InstantFix」と同種の機能だ。これは「最後に測位してから3日以内に再度測位すると、測位時間が早い」という技術だ。「SiRF InstantFix」は「ネットワークから情報を得てから7日以内に測位すると、測位時間が早い」というものであったがネットワークに接続する必要がある点が泣き所であり、これを解消した技術になる。
ただ、「SiRFInstantFixII」は Mio ならではの機能では無いし、精度には効くかもしれないが測位時間への効果の方が見えやすいであろうため、これを指しているのかはよく分からない。
精度に関わりそうな SiRF の技術としては「SiRFDiRect」が挙げられる。これはハイブリッド測位技術であり、GPS以外のセンサーを搭載するためのモジュール技術が必要だと思うが、これが搭載されているのかは不明だ。
最後に、同じインクリメントP製地図を載せている迷WAN BZN-600と比較してみたい。
機種名 | 迷WAN BZN-600 | Mio Moov500 |
GPS性能 | -159dBm | -159dBm? |
大きさ | 142×80×21mm | 139×84×17.9mm |
重さ | 284g | 170g |
液晶 | 4.3(WQVGA) | 4.7 |
地図データ格納場所 | 外部SD | 2G |
地図縮尺 | 10m~250km | 50m~100km |
外部メモリ | SD+miniSD | SD |
外部接続 | ? | miniUSB |
内蔵電池稼働時間 | ? | 1.7h |
地図メーカー | インクリメントP | インクリメントP |
ワンセグ | ○ | × |
その他ナビ以外機能 | 音楽・動画・静止画 | × |
住所検索数 | 3400万 | 1200万 |
ジャンル・周辺検索 | 100万 | 周辺45万ジャンル38万 |
施設名検索 | 140万 | 280万 |
電話番号検索 | 820万 | 800万 |
実勢価格 | 39800 |