ソニー、「暗所に強い」新CMOS採用ハンディカム (ITmedia)
ソニー、年明けからハンディカムは独走態勢~ プレスカンファレンスで発表された13+2モデル ~ (AV Watch)
ソニーは展示会「2009 International CES」において、ハンディカムの新製品「HDR-XR520V」を展示している。
このハンディカム、「裏面照射型CMOSセンサー」という新開発のセンサーを搭載し、高感度・低ノイズを実現しているらしい。(キヤノンではあるが)デジタル一眼レフのユーザーとしては、この新型センサーがコンパクトデジカメや一眼レフデジカメにどう応用されるのかに注目しているのだが、最初の発表はハンディカムとなったようだ。
北米では3月に発売されるようだが、どんな結果を出してくるのか、このセンサーの実力が注目される。
が、本ブログとしてはやはり、このハンディカム新製品にGPSが搭載されていることを記載しておきたい。
ITmedia の記事によると、GPSが搭載されているのは「HDR-XR520V」「HDR-XR500V」「HDR-XR200V」のようだ。同じXRシリーズの「HDR-XR100」には搭載されていないらしい(AV Watchの記事ではXRシリーズ全てにGPSが搭載、とあるが、そうでもないようだ)。
SONYのGPS機器としては独立したGPS受信機である「GPS-CS1KSP」が知られていて、HDR-SR12、HDR-SR11の動画にも対応している。
今回は、この GPS を内蔵してきたということだ。ニコンもそうだが、この GPS に対する積極姿勢は非常に買いたい。使う側にとってはGPS装置が分かれていることに意味は無く、歓迎すべき流れだと思う。
問題は、これによって使い勝手がどうなるか、という点だ。これは GPS をカメラに内蔵しようとするといつも懸念される点だが、どのようにしてシャッターを押した瞬間の位置を把握するのか、が問題になる。独立したGPSロガーは基本的には常に位置を取得し続けるものであるためよいのだが、これを内蔵した場合には消費電力の問題があるので必要なときにしか測位することは許されない。しかし測位をしようとしてから実際に測位できるまでには、数秒~数十秒の時間が必要となる。このタイムラグをどうするのか。
ソニーがこの点をどう作り込んでくるのかにも、注目したい。