ひらけいメモBlog@goo

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SONY、GPS搭載ハンディカムを展示

2009-01-12 23:40:17 | GPS


ソニー、「暗所に強い」新CMOS採用ハンディカム (ITmedia)
ソニー、年明けからハンディカムは独走態勢~ プレスカンファレンスで発表された13+2モデル ~ (AV Watch)

 ソニーは展示会「2009 International CES」において、ハンディカムの新製品「HDR-XR520V」を展示している。

 このハンディカム、「裏面照射型CMOSセンサー」という新開発のセンサーを搭載し、高感度・低ノイズを実現しているらしい。(キヤノンではあるが)デジタル一眼レフのユーザーとしては、この新型センサーがコンパクトデジカメや一眼レフデジカメにどう応用されるのかに注目しているのだが、最初の発表はハンディカムとなったようだ。
 北米では3月に発売されるようだが、どんな結果を出してくるのか、このセンサーの実力が注目される。

 が、本ブログとしてはやはり、このハンディカム新製品にGPSが搭載されていることを記載しておきたい。
 ITmedia の記事によると、GPSが搭載されているのは「HDR-XR520V」「HDR-XR500V」「HDR-XR200V」のようだ。同じXRシリーズの「HDR-XR100」には搭載されていないらしい(AV Watchの記事ではXRシリーズ全てにGPSが搭載、とあるが、そうでもないようだ)。

 SONYのGPS機器としては独立したGPS受信機である「GPS-CS1KSP」が知られていて、HDR-SR12、HDR-SR11の動画にも対応している。
 今回は、この GPS を内蔵してきたということだ。ニコンもそうだが、この GPS に対する積極姿勢は非常に買いたい。使う側にとってはGPS装置が分かれていることに意味は無く、歓迎すべき流れだと思う。

 問題は、これによって使い勝手がどうなるか、という点だ。これは GPS をカメラに内蔵しようとするといつも懸念される点だが、どのようにしてシャッターを押した瞬間の位置を把握するのか、が問題になる。独立したGPSロガーは基本的には常に位置を取得し続けるものであるためよいのだが、これを内蔵した場合には消費電力の問題があるので必要なときにしか測位することは許されない。しかし測位をしようとしてから実際に測位できるまでには、数秒~数十秒の時間が必要となる。このタイムラグをどうするのか。
 ソニーがこの点をどう作り込んでくるのかにも、注目したい。
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VAIO type P搭載スポット検索ソフト「x-Radar」

2009-01-12 18:44:29 | GPS
ソニースタイル、無線LAN検索などを搭載した「x-Radar」最新版 (BB Watch)

 ソニースタイルで1月8日に「x-Radar」ver1.6が公開された。

 このソフトは無線LANによる位置検索ソフト「PlaceEngine」のクライアントソフトであり、PlaceEngine を利用して得られた端末の位置を元に、ソニーのクチコミスポットサイト「PetaMap」に登録された位置情報を検索するものだ。
 先日発表された、VAIO type P に搭載されているソフトだという。
 x-Radar そのものに地図表示機能は無く、そのため表示できる情報は、自分の位置を中心にして、検索された情報がどこにあるか、の位置関係のみだ。これを x-Radar では、レーダーのような UI で表示することによりうまく視覚化している。
 x-Radar で検索できる情報は、キーワードを入力する必要のある「ノーマル」、無線LANスポットを検索できる「無線LAN」、その他「カフェ」「ラーメン」「酒場」がある。

 いろいろ難があるソフトであるが、ちょっと使ってみた限りではおもしろいソフトだと感じた。実用的というより、少し遊べる、というソフトだと思う。


 おもしろい点は、
・PlaceEngine により自動的に位置情報を取得すること
・必ずしもインターネット接続を必要としないこと
だろう。

 PlaceEngine は無線LANにより位置情報を取得するソフトだ。無線LAN装置が利用できる範囲に見え、その装置の位置が PlaceEngine のサーバに登録されていれば、位置を取得することができる。この仕組みはGPSとは異なり短時間で測位できるし、地下街でも使用することができる。
 PlaceEngine のクライアントとして動作するソフト・サイトはさほど無いので、そういう意味では貴重なソフトだ。

 また、必ずしも検索にインターネット接続を必要としないようだ。もちろん基本的には PetaMap に登録された情報を検索するソフトなので、この点ではインターネット接続が必要となる。
 しかし PetaMap のスポット情報の持ち出しに対応していて、これを使う限りではインターネットの接続を必要としない。またインターネット接続時に検索されたデータはある程度キャッシュに入っているようで、検索後にインターネットへの接続を切断しても検索は可能であった。また、PlaceEngine もローカルに位置検索のためのデータベースを持っているので、位置検索自体にもインターネット接続は不要だ。
 ただ、x-Radar のスポット情報持ち出しは、あくまでもガイドブックを見るような用途(スポットの説明を見るなど)を想定しているようで、x-Radar 上で現在位置との位置関係を示すような機能は無いように見えた。

 遊ぶソフトに何ではあるが、難点を無理矢理挙げれば、
・位置情報が PlaceEngine からの取得
・情報元が PetaMap
というところだろうか。

 まず位置情報が PlaceEngine であるため、位置精度に問題がある。x-Radar は地図を持たず自分の位置との相対関係のみを表示するソフトであるため、自分の位置は正確である方がよい。
 PlaceEngine は登録された無線LAN装置が近くに無いと位置を検索できないし、精度もGPSほどではない。
 しかしクウジットでは PlaceEngine と GPS とのハイブリッド測位機能を PlaceEngine クライアントに導入する予定としている。これが実現できれば GPS と PlaceEngine のいいとこ取りができるので、ユーザーとしてはとても楽しみだ。

 もう一点、情報の検索対象が PetaMap というものが挙げられる。PetaMap はソニーのクチコミスポットサイトなので、情報の量というのは期待できない。
 まぁこの点は、そういうものだと割り切るものなのだろう。


 正直なところ日常的に使い続けるソフトかというと微妙なところだと思うが、一回は使ってみてもいいソフトだと思う。
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ソニーVAIO type P発表、GPSとPlaceEngineを搭載

2009-01-12 00:02:52 | GPS


新製品“ポケットスタイルPC”VAIO「type P」発売のご案内(個人向け) (ニュースリリース)
クウジット、新発売ソニーVAIO 『type P』に無線LANによる位置推定「PlaceEngine」を提供~モバイルPCにプリインストール 位置測定は「ハイブリッド測位の時代」に突入~ (ニュースリリース)
ソニー、封筒サイズの“ポケットスタイルPC”「VAIO type P」 (PC Watch)
1600×768ドット液晶/588グラムの“ポケットスタイルPC”――「VAIO type P」 (ITmedia)
クウジット、ソニーの新PC「type P」にPlaceEngineを標準搭載 (BB Watch)
VAIO type P発表会レポート~「ネットブックとは一線を画す新しいジャンルの製品」 (PC Watch)
ソニー「VAIO type P」~小型モバイルの新たなスタイルを提案 (PC Watch)
重さ600g台のポケットスタイルPC「VAIO Pシリーズ」を公開 (PC Watch)
ソニーがミニノートに参入!10万円、横長ボディーの「VAIO type P」は1月16日発売 (日経トレンディネット)
ソニーVAIO「type P」、位置情報サービスのPlaceEngineに対応 (CNET)
ソニー、封筒サイズ・588gの薄型軽量モバイルPC「VAIO type P」発表 (CNET)
ソニー「VAIO type P」~小型モバイルの新たなスタイルを提案 (PC Watch)


 ソニーは1月8日、超小型ノートPC「VAIO type P」を発表した。588g、8インチ1600×768ドット液晶、245mm×120mm×19.8mmの小型・軽量が特徴だ。
 標準仕様のVGN-P80H/W(ワイヤレスWAN・GPS搭載)、VGN-P70H/R・G・W(ワンセグ搭載)、VAIOオーダーメードモデルのVGN-90NS・S・HSからなる。
 ワイヤレスWAN(DoCoMo FOMA)/GPS非搭載モデルは1月16日発売。搭載モデルは近日発売となっている。オーダーメードモデルでも、現状ワイヤレスWANの選択はできなかった。

 VAIO C1 のユーザーだったこともあり、また SigmarionIII のユーザーの立場からすれば、非常に気になるマシンだ。さすがに Sigmarion IIIよりは一回り大きいが、このスペックでこの小ささは驚くべきものだ。価格もストレージに費用をかけなければ、10万円ちょっととなる。

 しかし GPS 好きとして気になるのは、ワイヤレスWAN(DoCoMo FOMA)のオプションに GPS が含まれていること、そして無線LAN測位機能である PlaceEngine が標準搭載されていることだ。
 まず、FOMA 通信機能と GPS がセットになっていることが注目だ。ケータイ GPS 同様、初期測位が高速で感度のよい Assisted GPS 機能が使える仕組みになっているかもしれない。

 さらに、PlaceEngine 提供元のクウジットによると、VAIO type P では、PlaceEngine と GPS のハイブリッド測位を実現するという。
 ニュースリリースを読む限りでは、VAIO type P搭載の PlaceEngine は既にハイブリッド測位に対応。「PlaceEngine API」に対応している既存Webサイトではハイブリッド測位を使用できるように読める。これに加え VAIO type P 以外のプラットフォーム用では、GPSと共に利用する「PlaceEngine」ハイブリッド版のクライアントソフトを開発中とのことだ。こちらは Windows Xp/Vista がまずリリースの予定であるようだ。これにより、VAIO type P 以外でもハイブリッド測位が利用できるようになる。特にきっとリリースされるであろう Windows Mobile 版に注目だろう。


 これからも、VAIO type P、PlaceEngine 、ともに目が離せない。
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