充実したナビ機能 ワンセグチューナー内蔵 PONTUS「EN-4500」
PONTUS EN-4500
メモリーナビ(と紹介先サイトではしている)では有名サイト、ポータブルカーナビのススメでEN-4500のレビューが掲載されたので、紹介しておきたい。
このレビューによると、SDカードは2GBまでしか対応しないとのこと。コメントでご質問のあったSDHCには対応しないということになる。
レビューでは最初に、7インチという大型ディスプレイで話題となりそうな XROAD RM-Z5020 などと仕様上の詳細な比較をしている。「ナビゲーション機能だけを見ると、仕様上ほとんど同じと言っていい」としているが、使用感がどこまで異なるのかが興味のあるところだ。
というのも、同じゼンリンの地図データを使用しているミニゴリラと EN-4500 は(検索対象数は違うが)ナビゲーションに関わる仕様はさほど大きな違いは無いのだが、その使い勝手は大きく異なる。正直なところは使い勝手の面ではミニゴリラがこなれている。
共同開発元が韓国メーカーということで似た操作性なのか、それとも異なってくるのかは興味のあるところだ。
(07.8.13追記)
調べてみると、確かでは無いが、韓国製PNDの日本向けナビゲーションソフトウェアはおおよそ edia Korea 製のように思える(参照エントリ)。そうだとすると、EN-4500と XROAD とでナビゲーション機能仕様で差が無いのはもちろんのこと、使い勝手でも差はなさそうだ。このナビゲーションソフトは、下で記載したインクリメントP製ソリューションと同様の意味を持つ。なお edia Korea 製のナビソフトは韓国製PND(ヒュンダイ・オートネット社製やCARPOINT社製など。見た目から判断すると、迷 WAN BZN-400 は CARPOINT 社製の OEM ?)が日本に進出する際に使われているようだ。
(追記ここまで)
その意味では、インクリメントPの PND 向けソリューションというのは大きな意味を持つ。これを利用することにより、乱暴に言ってしまえば、メディアプレイヤーにGPSを搭載して(これはこれで難しいだろうが)、ソフトウェアにインクリメントPのものを搭載すればナビメーカーでなくとも優秀な PND を作れてしまうと考えられるからだ。メーカーごとにある程度の味付けはできるだろうが、使用感も使い方も含め、おおよそ同じになると推測される。使い勝手のいいナビになるかはインクリメントP次第だ。ただこのソリューション、検索対象数などが最近の流行からは後れているので、まずはこれを挽回しないといけないだろうが・・・
話が逸れてしまったが、レビューの紹介に戻ろう。
測位関連については、-159dBmの感度からGPSエンジンはSiRFstarIIIだろうとしている。マップマッチングを併用し、「優れた位置性能」と指摘している。これは同感で、レビューにも記載したように信頼できる性能だと思っている。
徒歩で使用するにはマップマッチングの味付けを変える必要があると指摘している。これについてはその通りではあるが、これを持って徒歩ナビに使うか、というとそれはちょっと疑問だ。徒歩に使うには地図が縮尺が大きすぎると思うし、マップマッチングよりもまずはナビゲーションの味付けを変える必要があるだろう。
自転車であればどうだろうか。
ナビゲーションについては、「よく使うであろう100mスケールで細街路が表示されないのは残念」と指摘している。わたしのレビューの中にミニゴリラとの比較を載せた写真があるが、これを見ていただくと分かるだろう。なおここで100mスケールの写真にしたのは、指摘の通り実際によく使うからだ。
ただ探索対象になった場合は通る道は線が引かれるし交差点拡大表示になれば細い道も出てはくるので、見づらくはあるがナビゲーションという観点では問題にならないと考えている。もう少し調べる必要がありそうだ。
続いては取付についてだが、さすがに詳しく記載されている。わたしのレビューのコメントでもご質問があったエアコン送風口への取付についても記載がある。ご質問のように、汎用のスライドレールを使用すれば問題ないようだ。またユニバーサルPDAホルダーを利用してのバイクへの取付についても説明されている。
次はワンセグについて。受信感度はミニゴリラよりも良好と明記している。実感でも良いような気はするので、恐らく多くの方がそのように感じることができる感度なのだろう。
メディアプレイヤー機能についても記載されている。SDカードは先に記載したように、2GBまでとのことだ。
まとめの前にリセットスイッチについての懸念が指摘されているが、わたしの場合は(まだ200km強とデモ走行にしか使用していないが)リセットボタンのお世話になったことはない。
そして最後に「PONTUS EN-4500はミニゴリラを脅かす存在」と結んでいる。わたしもそう感じて実際に両方購入して比べてみたのだが、使用感ではまだミニゴリラには追いついていないと思う。
しかしそれはミニゴリラと比べるからで単独で考えれば十分に使いやすいし、さらにオービス対応・電話検索数・GPS感度・ワンセグ受信感度・取付の汎用性・実際の持ち運びに考慮した作りなど、ミニゴリラへの優位点も多くある。
より使いやすい方を取るか。それには目をつむって優位点を取るか。どうだろうか?
![](http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fkong%2fcabinet%2f0000006500%2f6658.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fkong%2fcabinet%2f0000006500%2f6658.jpg%3f_ex%3d80x80)
メモリーナビ(と紹介先サイトではしている)では有名サイト、ポータブルカーナビのススメでEN-4500のレビューが掲載されたので、紹介しておきたい。
このレビューによると、SDカードは2GBまでしか対応しないとのこと。コメントでご質問のあったSDHCには対応しないということになる。
レビューでは最初に、7インチという大型ディスプレイで話題となりそうな XROAD RM-Z5020 などと仕様上の詳細な比較をしている。「ナビゲーション機能だけを見ると、仕様上ほとんど同じと言っていい」としているが、使用感がどこまで異なるのかが興味のあるところだ。
というのも、同じゼンリンの地図データを使用しているミニゴリラと EN-4500 は(検索対象数は違うが)ナビゲーションに関わる仕様はさほど大きな違いは無いのだが、その使い勝手は大きく異なる。正直なところは使い勝手の面ではミニゴリラがこなれている。
共同開発元が韓国メーカーということで似た操作性なのか、それとも異なってくるのかは興味のあるところだ。
(07.8.13追記)
調べてみると、確かでは無いが、韓国製PNDの日本向けナビゲーションソフトウェアはおおよそ edia Korea 製のように思える(参照エントリ)。そうだとすると、EN-4500と XROAD とでナビゲーション機能仕様で差が無いのはもちろんのこと、使い勝手でも差はなさそうだ。このナビゲーションソフトは、下で記載したインクリメントP製ソリューションと同様の意味を持つ。なお edia Korea 製のナビソフトは韓国製PND(ヒュンダイ・オートネット社製やCARPOINT社製など。見た目から判断すると、迷 WAN BZN-400 は CARPOINT 社製の OEM ?)が日本に進出する際に使われているようだ。
(追記ここまで)
その意味では、インクリメントPの PND 向けソリューションというのは大きな意味を持つ。これを利用することにより、乱暴に言ってしまえば、メディアプレイヤーにGPSを搭載して(これはこれで難しいだろうが)、ソフトウェアにインクリメントPのものを搭載すればナビメーカーでなくとも優秀な PND を作れてしまうと考えられるからだ。メーカーごとにある程度の味付けはできるだろうが、使用感も使い方も含め、おおよそ同じになると推測される。使い勝手のいいナビになるかはインクリメントP次第だ。ただこのソリューション、検索対象数などが最近の流行からは後れているので、まずはこれを挽回しないといけないだろうが・・・
話が逸れてしまったが、レビューの紹介に戻ろう。
測位関連については、-159dBmの感度からGPSエンジンはSiRFstarIIIだろうとしている。マップマッチングを併用し、「優れた位置性能」と指摘している。これは同感で、レビューにも記載したように信頼できる性能だと思っている。
徒歩で使用するにはマップマッチングの味付けを変える必要があると指摘している。これについてはその通りではあるが、これを持って徒歩ナビに使うか、というとそれはちょっと疑問だ。徒歩に使うには地図が縮尺が大きすぎると思うし、マップマッチングよりもまずはナビゲーションの味付けを変える必要があるだろう。
自転車であればどうだろうか。
ナビゲーションについては、「よく使うであろう100mスケールで細街路が表示されないのは残念」と指摘している。わたしのレビューの中にミニゴリラとの比較を載せた写真があるが、これを見ていただくと分かるだろう。なおここで100mスケールの写真にしたのは、指摘の通り実際によく使うからだ。
ただ探索対象になった場合は通る道は線が引かれるし交差点拡大表示になれば細い道も出てはくるので、見づらくはあるがナビゲーションという観点では問題にならないと考えている。もう少し調べる必要がありそうだ。
続いては取付についてだが、さすがに詳しく記載されている。わたしのレビューのコメントでもご質問があったエアコン送風口への取付についても記載がある。ご質問のように、汎用のスライドレールを使用すれば問題ないようだ。またユニバーサルPDAホルダーを利用してのバイクへの取付についても説明されている。
次はワンセグについて。受信感度はミニゴリラよりも良好と明記している。実感でも良いような気はするので、恐らく多くの方がそのように感じることができる感度なのだろう。
メディアプレイヤー機能についても記載されている。SDカードは先に記載したように、2GBまでとのことだ。
まとめの前にリセットスイッチについての懸念が指摘されているが、わたしの場合は(まだ200km強とデモ走行にしか使用していないが)リセットボタンのお世話になったことはない。
そして最後に「PONTUS EN-4500はミニゴリラを脅かす存在」と結んでいる。わたしもそう感じて実際に両方購入して比べてみたのだが、使用感ではまだミニゴリラには追いついていないと思う。
しかしそれはミニゴリラと比べるからで単独で考えれば十分に使いやすいし、さらにオービス対応・電話検索数・GPS感度・ワンセグ受信感度・取付の汎用性・実際の持ち運びに考慮した作りなど、ミニゴリラへの優位点も多くある。
より使いやすい方を取るか。それには目をつむって優位点を取るか。どうだろうか?