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PONTUS EN-4500 vs ミニゴリラNV-SB250DT レビュー(10)

2007-08-06 22:23:45 | 位置情報・地図
PONTUS EN-4500

 今回は、EN-4500とミニゴリラの、電源投入から位置が分かるまでの時間を比較してみた。
 結論は、ちょっと意外だったがミニゴリラがEN-4500の半分くらいの時間だった。

 試験場所は空の見える駐車場。近くにマンションがあるため完全に開けている訳ではないが、GPSにとっては良い環境だと思う。両者とも前回の使用からは丸一日以上経過している。比較はダッシュボードの上に両者を立てて置き、同時に電源を投入して、GPSによって位置測定が完了するまでの時間を1度だけ比較した。
 時間としては、EN-4500 60秒程度、ミニゴリラ30秒強だった。何度か比較すればはっきりしてくるだろうが、この1度だけでも傾向は分かりそうだ。
(8/7追記:EN-4500で前回使用後6時間で再測定ししたところ、30秒強で位置測定が完了したことも併記しておきます)

 なお推測だが、恐らく前回の使用から2週間程度は、このくらいの時間で場所は分かるものと考えている。これは、GPSによる位置測定に必要なデータの内、位置測定を早めるためのデータの有効期限が2週間程度であることからの推測だ。このデータを取得しなおすには、12分強必要となる(なお、これは位置測定を早めることに使われ、位置測定そのものに必要な訳ではない)。
 EN-4500 に使われていると考えられる SiRFstarIII という GPS 受信チップの実力は、別製品で使っている限りでは1日程度置くと30-40秒程度だと考えている。


 さて、この結果についてだ。
 この差に大きく効いている要因は、実は起動時間だ。EN-4500は電源投入からナビが起動するまでには20秒強は必要となる。これに対してミニゴリラでは7-8秒だ。この差は大きい。

 EN-4500の1分程度は妥当な時間だ。ナビが起動するまでに20秒、これから位置測定を開始して40秒かかれば、1分程度はかかる。タイミングによってはもう少し早くなることはあるだろう。

 逆に、ミニゴリラの30秒強というのはかなり早い。起動時間は7-8秒とすると、起動してから位置測定完了まで30秒を切ることになる。タイミングによってはあり得ない数値では無いと思うが、ミニゴリラでは電源投入直後(起動画面が出ているとき)から位置測定を開始し、位置測定までの時間を短くしているとも考えられる。

 ただし、両者の感度の差には注意しておかないといけない。ミニゴリラはGPSにとっての環境が悪くなると、途端に最初の位置測定ができなくなると考えられるからだ。逆にEN-4500は最初の位置測定時の感度もミニゴリラよりも上であると考えられ、非常に有利だ(ただし、恐らく、最初の位置測定時では-159dBmまでの感度は出ない)。

NV-SB250DT
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