ひらけいメモBlog@goo

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Foretrex101でWAASを試す

2006-02-20 23:36:38 | GPS
 現在MTSAT-1R(ひまわり6号)がMSAS(アメリカで言うところのWAAS)としての試験電波を出しているので、Foretrex101で試しに受信してみることにした。
 神戸航空衛星センターによると本日から送信を再開していて、PRNは137だ。このPRNは、GARMIN GPSで見ると50番に見えるそうだ。

 まず、Foretrex101 を WAAS 対応に設定する。SETUP - SET SYSTEM - GPS MODE で WAAS に変更する。
 ひまわり6号は日本から見ると南西側、高さは42度あたりに位置している。ということで南~南西が見える場所に行って、しばらく待つ。
 衛星受信チャンネルの11,12番目が WAAS に割り当てられる。最初は30番台から始まり2衛星ずつ順に探していくので、50番に来るまで気長に待つ。

 50番を探し始めてしばらくすると、白抜きバーが信号強度を表示する。補足はしていないものの衛星の信号を捕らえた証拠だ。そのまま、しばらく待つ。ここまで行けば50番を探し続けてくれる。
 その後バーが黒塗りになる。さらにそのまま待つと、各衛星のバーに「D」が表示され、かつ左上の表示が「3D Diff」に変化する。MTSAT からの広域ディファレンシャル情報を受信できた証だ。

 ただ、これにより精度が向上したかはよく分からない。元々 3D 測位をしているためそれなりの精度があるのでパッと見た目では比較のしようがない。少なくとも劣化はしていないように見える。
(厳密に比較をするには、全くの同条件で数百回測位をさせバラツキを比較するなどが必要になる)

 しかし、これで MSAS の信号を Foretrex101 でも正しく受信できることが確認できた(WAAS に対応しているので当たり前なのだが、実際に観測できるとうれしい)。MTSAT-2 が稼動を開始すれば、MTSAT-1R と MTSAT-2 の双方が観測可能になる。平成18年度末にも開始される正式運用が楽しみだ。

 ところで、MTSAT の PRN はもう1つ、129番が割り当てられている。これは GARMIN GPS では 42 番だそうだ。写真を見ていただければ分かるが、Foretrex101 は 50 番の他に 42 番を探しに行っている。これが偶然なのか、MTSAT と認識して見えそうなものを探しているのか、は不明だ。もう少し調べてみたい。
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パナソニックモバイル、InfineonのGPSを含む携帯プラットフォームを採用

2006-02-20 22:11:42 | GPS
パナソニックモバイル、Infineonのマルチメディア・プラットフォーム・ソリューションを採用 (ITmedia)
インフィニオンのマルチメディア・プラットフォーム・ソリューションをパナソニックモバイルが新しいUMTS携帯電話ハンドセットに採用(Infineonプレスリリース)

 Infineon は14日、パナソニックモバイルコミュニケーションズがInfineonの3G携帯向けリファレンスプラットフォームを採用したと発表した。パナソニックモバイルは2006年中にこのプラットフォームを使用した携帯電話を出荷するという。
 このプラットフォーム「MP-EU」は 3G である UMTS の他に、ヨーロッパで主力の 2G(2.5G) である EDGE, GPRS, GSM もサポートしている。また、Bluetooth や Assisted GPS、WLAN などもサポートしているという。
 GPS は Infineon の MP-EU 関連のページ より Global Locate の Hammerhead と推測される。


 日本の海外向け携帯電話事業は総じて(SEMC を除いて)うまくいっていないというが、パナソニックモバイルはこのプラットフォームを用いて安価に携帯電話を設計し、再度打って出るのだろう。日本の Vodafone 3G 向けに開発する、ということも考えられる。
 気になるのは DoCoMo 向けのケータイに採用するのか、だが、OMAP を採用している現状から言うとそのプラットフォームをすぐには変えるとは考えられないので、可能性は少なそうだ。

 次に、A-GPS はどの技術を想定しているのか? というのが気にかかる。Infineon と言えばInfineonとGlobal Locate、携帯用A-GPS受信ICを共同開発(ITmedia)の記事で取り上げられたように Global Locate の高感度 GPS を持っていて、冒頭に挙げたように MP-EU の情報に Hammerhead という名前が見えることより、Hammberhead が使われていると考えてよさそうだ。ただ別記事で書いたように Global Locate は Infineon のライバルである Freescale にチップを供給しているというのは気になるところでもある。

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GlobalLocateとFreescaleがGPS+3G携帯プラットフォームを共同開発

2006-02-20 22:10:47 | GPS
Global Locate, Freescaleが3G A-GPSチップを共同開発 (TRGテレマティクスニュースオンライン)
Global Locateプレスリリース

 参照先のタイトルは「3G A-GPSチップ」とあるが、実際は Global Locate の高感度 GPS チップ Hammerhead を FreeScale の 3G 携帯プラットフォームに組み込むという話だ。
 Freescale の 3G プラットフォームと言えば、先日 Nokia、Symbian、Freescaleの3社、3G携帯端末リファレンス設計を共同開発(ITmedia)という発表をしている。Global Locate のプレスリリースにあるプラットフォーム名とこの3社のリファレンス設計に出てくるプラットフォーム名は同一(MXC300-30)であり、Nokia、Symbian、Freescale の作るプラットフォームには A-GPS が載り、その GPS チップは Hammberhead であることが分かる。

 Nokia、Symbian というのはかなり強力な組み合わせであり、ここに Global Locate のチップが提供されるというのは、Global Locate にとって大きな意味を持ちそうだ。
 また MotorolaがGlobal Locateに出資という記事もあり、Motorola から生まれた半導体メーカである Freescale 、携帯メーカである Motorola、そして Global Locate がこれから GPS で密に提携していく、と見える。

 一点疑問なのは、Global Locate と Infineon の関係だ。Hammerhead という高感度 GPS チップは元々InfineonとGlobal Locate、携帯用A-GPS受信ICを共同開発(ITmedia)の記事で取り上げられた開発の成果だ。Infineon は Siemens から生まれた半導体メーカであり、ここに別の半導体メーカである Freescale が入ってきて、どうなっていくのだろうか?

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GeoVector、モバイルアプリケーション市場にポインティング・ソリューションを提供

2006-02-20 22:08:28 | 位置情報・地図
GeoVector、モバイルアプリケーション市場にポインティング・ソリューションを提供 (ITmedia)
ジオベクター社がNECマグナスと協業で日本のモバイルアプリケーション市場にポインティング・ソリューションを提供 (ジオベクター社ニュースリリース)

 ジオベクター社は16日、「携帯電話を対象物に向けてその対象を検索する」ソリューションを提供するために、NECマグナスコミュニケーション社と協業することを発表した。
 この協業の第一号は、以前紹介した「マピオンローカルサーチ」とのことだ。

 個人的には以前の紹介記事にも書いたように、おもしろいアイデアだとは思う。今後の展開にも期待しよう。

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