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迷歩録   ていでん

2017-06-22 10:45:17 | 日記
  <strong>雨音や  目覚めを誘う  野里かな  声を潜める  禽獣草木



                              ひのひら  ろくべえ




    昨日3、4時間新幹線が止まった。故障による停電が原因とのこと。現代文明は電気と共にあることを思い知らされる。

   約50,000人の人々に影響を与えたとのこと。電気とは如何なるエネルギーなのか、そのエネルギー一辺倒でいいのだろ

   うか。現代人の課題なのかもしれない。人間に例えれば、大きな動脈がトラブルを起こしたことと同じ、たちまち運動機

   能がダメージを受ける。新幹線という世界に誇れる鉄道なのだが、停電には勝つことはできない。動力エネルギーが電気

   オンリーというのも以外である。慎重で石橋を叩いて渡るほどの日本人が、電気というものを信じきって、それのみに頼

   りきっているのも不思議といえば不思議である。新幹線がさらに発展して、停電の時でも停車することなく動くようにな

   ることを期待したいものである。

    勿論今、流行りのエコ住宅なるオール電化住宅も同じことが言えるのではないだろうか。現代文明は電気一辺倒このシ

   ステムのみでいいのだろうか。なんだかあいまいに便利性だけで電気化は進んでいるが、電気が停電すれば人も死ぬ時代

   考えを新たに、サポートエネルギーを考えることが必要ではないだろうか。

    特に対人援助の場では電気がなければ、援助機器や医療機器が動かなくなる、停電は死を意味する事となる。確かにそ

   の対策は行われているだろうが、全体ではなく一部分の施設に限られているのではないだろうか。離島やへき地における

   停電は、その地域で自宅介護や自宅医療を行っている人にとっては大変な事である。厚生労働省は自宅ケアや自宅介護を

   進めているが、停電対策までは行っていない。停電が引き起こす現代問題を分析した対策こそが危機管理、リスクマネー

   ジメントという事にならないだろうか。

    人間のエネルギーは停電を起こすことはないのだろうか。精神的疲労による停電は起こるのかもしれない。如何に停電

   を起こさないようにするかは、精神のメンテナンスを行っているかいないかで、停電のリスクも回避できるのではない

   だろうか。

    いずれにしても人間の精神の停電、エネルギーとしての電気の停電どちらも起きないようにメンテナンスと対策が必要

   なのではないだろうか。