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迷歩録   ふれあい

2016-09-05 16:40:04 | 日記
  明け方の  爽やか気温  二度寝かな  秋の足音  近づきにけり



                             ひのひら  ろくべえ



    「ふらあい」と言うと、人間同士を思い浮かべることが多いが、人間は人間だけではなく、様々なものと

   「ふれあい」ながら生きている。人間にとって都合いいもの、都合の悪いものどうでもいいもの、まさにい

    ろいろである。取り分け都合のいいものは、それほど不快感を感じないが、都合の悪いものは不快感極ま

    りない、その代表的なものが、昆虫類ではないだろうか。朝方や夕方に畑に行くと、すぐさま寄ってくる

    のは、虻と蚊など極小昆虫である。顔の周りを羽音たてながら、飛び回る、飛び回るだけではない、肌露

    出部分に刺す、嚙みつくを繰り返す。自分と大きさだけを比べれば、比べようもないぐらい小さい、それ

    でも不快を与えるパワーは、自分より何倍も凄い、しかしこの不快な小昆虫であろうと、触れ合いながら

    生きているのである。彼らは不快を与えようと活動しているのでなく、生きるために必要な行動をとって

    いるだけなのである。

     触れ合うとは、自分にとって都合の良いことばかりではないが、それでも触れ合いながら生きて行かな

    ければならないのである。

     昨日は台風が通り過ぎて行った、この台風とも触れ合いながら生きて行くことが必要な事、人間のご都

    合主義だけでは割り切れないことが、この地球上には起きるのである。人間同士の恋愛もまた同じこと、

    割り切れる恋愛もあれば、割り切れない恋愛もある。不合理であっても触れ合う事の大切な関係もある。

    そのことを理解した上でも触れ合いこそが、大人のふれあいなのではないだろうか。

     触れ合う事は自分中心ではなく、相手中心なのである。相手があってこその自分ではないだろうか。

    来るもの拒まず、去る者追わず、一時の「ふれあい」を充実させる関係を構築したいものである。