gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

迷歩録   はんだん

2016-09-01 12:58:06 | 日記
  秋空や  鉛色にて  風もなく  蝉の鳴く声  微かになりて




                            ひのひら  ろくべえ




    物事の判断は、その人のその人らしさや、生き方哲学までも見えてくる。その場面でどのように判断したかは

   結果として現れる。この判断能力は、DNAに影響を受けることもあるだろうが、多くはその人が過ごした環境

   に影響受けることが多いのであろう。という事は環境というのものが自分の判断基盤となっているという事にな

   る。つまりどのような環境で勉強し経験を積み自分を作り上げてきたかという事ではないだろうか。その判断基

   準を持ってる自分を知るためには、自分のルーツから、今までの環境を客観的に振り返ってみることも大切な作

   業ではないだろうか。

    振り返るとネガティブな事だけの反省などというものではなく、今の自分がどのようにできたのかそのプロセ

   スを客観的に知ることで、今の自分を最大限活かす生き方をできるのではないだろうか。

    「はんだん」というものはたかが判断弾だが、されど判断である。この判断を間違うと、人生の道さえも変え

   ざるおえない事にもなる。自分の意思をもってかえるのと、無理やりやもなく変えるのでは意味が違ってくる。

   特に対人援助の場での判断は、自分のみならずクライアントにも迷惑をかけることにもなる。

    「はんだん」を下すには、多くの知識と経験があった方がいいに決まってるが、それがなくても毎日のケア場

   面、すべてで「はんだん」が必要である。この「はんだん」のリスクを少なくするには、リスクマネージメント

   を、しっかりと日常から組み立てておく、考えておくという事が求められる。正しい判断というよりも、リスク

   の少ない「はんだん」を如何に瞬時に行うことができるかそのことを日常的に考えながら、ケアを続けることが

   大切なのであろう。その場で考えられる最善な方法を考えられる判断ができるようになりたいものである
。、