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迷歩録   はげまし

2016-09-22 15:49:31 | 日記
  黄金色  広がる野里  道行かば  虫たちの声  行進曲や


                             ひのひら  ろくべえ


    スポーツの世界で、指導者という立場にある監督やコーチ達の励ましの言葉が気になる。特に監督ともなると

   試合中に罵倒するような言葉を使う。ある意味そのことが当たり前のようになっている。昨日もある番組を見て

   いたら弱小チームを、日本一に導く名物監督を特集してる番組を見ていると、試合中にもかかわらず選手の高校

   生を、馬鹿呼ばわり、励ますつもりだろうが、やる気を削ぐことに、もなるのではないだろうか。案の定そチーム

   は日本一にはなれなかった。決勝戦で負けてしまった。

    励ますことは罵倒する事とは違うのではないだろうか。勿論監督と選手という関係性があっても、人間と人間

   の関係には変わりない。その監督に指導受けた者が指導者になった時、同じような指導方法をとる、指導の連鎖

   といういうものが起きてしまう。

    世界に通じる指導やコーチというものは、言葉の使いようも大切ではないだろうか。特に日本語は言葉に幅が

   ある。捉え方が違う場合が多い。そのことを考慮した使い方が必要なのではないだろうか。

    さらには励ましに「がんばれ」「頑張れ」の一辺倒の人もいる。頑張れという励ましは。混乱を引き起こすこ

   ともある。まな板の上の鯉に頑張れと励ますような声掛けをしたり、目いっぱい頑張っている人にまだ頑張れと

   励ます人、聞いた人はどうすればいいのだと混乱することにもなる。励ましであろうと相手に効果的に伝わる言

   葉を選び、相手が奮い立つことができるような言葉をかけたいものである。

    リハビリ(機能回復訓練)などのおいても、抽象的な頑張れでなく、具体的に進め方とか方法などを具体

   的に示す励ましがよいのではないだろうか。よくできてます、今のまま続けましょうなど、具体的な言葉の励ま

   しが欲しいのではないだろうか。

    スポーツ界の当たり前の叱咤激励的な励ましは卒業したいものである。