貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

土星

2005-06-10 09:30:38 | 趣味
けさのgooのHP(アサヒコム)で、土星タイタンに『火山』というニュースがありました。
もっとも地球の火山や木星のイオとは、まったく違う「火山」のようです。
ご存知のとおり、イオのは強大な木星の潮汐力(軌道が木星と近いため)によって衛星内部の温度が上がり、地球の火山に似た活動をしているようですが、タイタンのは地形や噴出物(メタンらしい)を確認したというレベルなので詳細な解析はまだこれからのようです。

中学生のとき理科の先生が、自分が宿直(当時は先生方が交代で)の夜なら、教材の天体望遠鏡を使って天体観測をしてもいいと言ってくれ、友人数人と出かけたことがあります。
今だからいえますが、実はそれまでに放課後こっそり理科室に忍び込み、ひそかに望遠鏡*を組み立てて太陽の黒点とか観ていました(笑)
 *標本のガイコツ(笑)のそばに保管してあったが、授業で使った記憶がまったくない! 
その夜は月と念願だった土星を観ましたが、図鑑どおりの「土星の輪」に感動したのを憶えています。
昔は「そんな先生」がいっぱいいました。「いい時代」だったんだなぁ…

小学生のころ(きっかけは同級生の家にあった天文図鑑)からの天文好きで、知識はなかなか付いていきませんが、一生関心だけは持ち続けていたいと思っています。
今でも夜空を見上げるのが好きで「彗星」も観たし、次の目標は「カノープス」と「水星」ですね。
カノープス(観れれば長生きできるらしい)は、足摺や室戸岬へ出かけたとき(観望期は冬ですが、現地はちょっと暖かい?)にチャレンジできれば、と思っています。
ハッブル宇宙望遠鏡やボイジャー・すばるの画像を取り込んで楽しんでいますが、私の好きな写真は↓です。


地球からは絶対に不可能なアングルからの撮影で、ボイジャー(1号か2号)のどちらが撮影した画像か失念しました。
ボイジャーが今も秒速十数kmという猛スピードで我々の太陽系を出て「宇宙のかなた」へ飛行を続けているなんて、ロマンだなぁ…
積んでいるコンピュータの能力が、ファミコン並みらしいというのも妙に「けなげ」というか(笑)

6/12追記:
ボイジャー1号が「太陽系の果て」に到達(太陽からおよそ140億km)した、とのNASAの発表がありました。こちら
まぁ、素人の我々の感覚からすると、もっと前の冥王星(鮮明な写真はまだ撮影されていない)の軌道を抜けたとき「太陽系から出た」ということでいいんじゃないでしょうか?