ちいさなちいさな いのりのことば

 * にしだひろみ *

おんがえし*日々のつれづれ*

2016年07月23日 | Weblog

子どもを喜ばせることは、楽しいものです。

ちいさい人ほど、素直に、全身で喜んでくれる。


息子を喜ばせることは、私の大きな楽しみ。

趣味のようなものです。


いま、10才の息子だから、

わたしが喜びを贈ることができるのは、あと数年と思います。

たから、今日は何をしてあげようかと、毎日ワクワクしています。



“ママを助けに生まれてきたの”

そう息子が話してくれたのは、五才の時でした。

息子は、生まれてくる前の記憶、わたしのお腹に宿る前のことまで、おぼえている子どもでした。


そして、その言葉どおり、本当にたくさん、わたしを助け、ゆるし、導いてくれました。

それに比べて、わたしがしてあげられたことは、日々のお世話くらいなものです。


今年に入り、息子は、急に、大人びてきました。

これまで、できなかったことをしてみたり、もっと大きなことをしてみたくなったり。



もしかしたら・・・。

わたしは、こう思うのです。

息子は、わたしへの贈り物を確実に届けたと、わたしがそれをしっかりと受け取ったと、感じたのではないか。

だから、安心して、自分の道へと歩き始めたのではないかと。

今度は、自分の本当の夢、目的へと。



もし、そうだとしたら、わたしは、

このように手のかかる母である自分を、ゆるしてあげられます。

息子にとって、わたしはきっと、遣り甲斐のある母だったのですから。



さあ、息子への小さな恩返しを。

心をこめて、贈っていこう。


涼やかな、夏の朝です。








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