「え?これは?」
変わった見出しに目が点になった。
これは面白ろそうね! すぐに買ってきました、郊外の本屋さんで。
著者は 作家の五木 寛之氏
本題は 「うらやましいボケかた」
筆者は、
あと数ヶ月で90歳の壁に直面する・・・
(内容の一部から)
♪~上を向いて歩こう 涙がこぼれないように・・・
これは有名な、坂本九ちゃんのヒット曲ですね。
うれしい時も悲しいときも 上を向いて歩こうって大きな声でうたっていると、落ち込んでいた気持ちはどこかに飛んで行ってしまうよって。
ところがこの本は、お見事! 下を向いて歩こうだ。
書き出しは
最近は「認知が入る」という言葉をしばしば耳にしたり、
読んだりすることが多くなった・・・
私はこの<認知症>という言葉が、あまり好きではない・・・
読み始めたが、単行本の活字が小さいので読んでいるうちに
文字がぼんやりしてきて、眼鏡をずり上げてもきれいに見えなく
なってきた。
「それでは、これならどうじゃろか?」 パソコン専用の眼鏡をかけてみた。
「う~ん・・・これもなんだかねぇ??」
焦点がすっかりずれていてお手上げだった。
こんな時はひと休みしてからと、早々にあきらめた。
そこで、本の見出しから想像してみることにしょう。
呆けてもくよくよしない、年を取れば何なりと、どこなりと変化があるのは当然のこと。
できないことが増えてきても、あまり気にしないでいい。
今や人生100年時代に突入。ゆっくりと歩いて行こうではないか。
と、まあこんなところでしょうかね。
私も今まで以上にゆっくりと、上も下もよ~く見て歩こう。
けつまずかないように、転んだらおしまいだ。
だんだん足元がおぼつかなく、少しの段差も躓きそうです。
完全にボケちゃうと、本人は何もかも忘れてしまい、ストレスも無くなるのかしら?そんなこと無いわね。
でも、姑は晩年は1人息子と孫の顔も忘れて、私だけ覚えていました。
そして、マダラ惚けの時よりも完全に分からなくなった時の方が穏やかになりましたよ。
下を向いて歩く こけないようにゆっくりと これが一番ですね
出来ない事が増えて来る 寂しく悲しい事ですが
出来る事を考えてポジティブに 楽しく暮らす
頑張りま~す
いやでも下をむいて歩く人が多いです。
五木寛之さん もう90才なんですね!青春の門のときの五木さんが印象深く
もうこんな歳になっていたのかと驚きです。
死ななければだれも歳を重ねますので いやでも頭も体も老います。
それはもう仕方のないこと。そうそうクヨクヨしないで100才めざしましょう。
と言いつつ 身内は私に迷惑するでしょうね アハハ。
90歳になられるんですか?
五木さんの本はほとんど読んでません。
でも、今後読みたいな~と思う作家さんなんです。
ご近所さん見てましても年齢で比べられませんね。
お元気なお年寄りが増えました。
前期高齢者の私ですが、なんだか後期高齢者のお年寄りに負けてますよ~~~
本、最後まで読んでくださいというか、最後のページから読むのもお勧めです。
そして中間(笑)そして、また前へ戻るのです(笑)
変な読書法の私ですので真似されなくも大丈夫です(;^_^A
戦争未亡人になった義母は、まるで夫のような気持ちで長男に頼りっぱなしでした。
認知症があらわれてからは長男の顔さえもわからなくなり、病院に見舞いに行くと我が息子を見て
「ほう、あんたはよう肥えとんなはって、どこから来なはったですか? わしは忙しゅうて、こげんな所にはおれんとばってん」とくりかえして。
くよくよ考えるなといわれても、人間だもの・・・ね。
ときには道にもまよいます。
あ~、それなりになってきたかと。
買物に行って、大きなレジ袋をよたよたと車に積んで、はぁと背を延ばせば、きれいな青い空がひろがっていて・・・。
もう一度背伸びして、ルンルンでかえります。
今の様子をみる限りは、「お婆ちゃんは、ひいばあちゃん(97才で没)をきっと追い越すと思うよ」と、孫たちからいわれます。
喜んでいいのか?、 困ったなが実感です。
今、 の続きをよんでいます。
末尾には、
人はかならずぼける。そう覚悟したならより良いボケかた、正しいボケかた、優しいボケ方を目指して・・・ ・・・ ・・・
でも、知らぬうちにボケてくるからねぇ。
推理小説も犯人が分かっていると、安心して読めるし、登場人物の名前もしっかり頭に入れているので、つながりもさらに詳しく分かってきますね。
昭和56年、長期の大学病院入院中に、図書室から借りた本は、松本清張氏の”砂の器”でした。
眠れぬままにスタンド灯して、こっそりと読みふけりました。退院後にはその本を買い求め、以来読み返して、分厚い本の色はすっかり茶色になりボロボロに・・・。
なるほどね
>日ごとに出来ないことが増えてきたことに気ずき、
あ~、それなりになってきたかと。
寂しいけれど体の老化には逆らえません
少しでも現状が維持できるように
なんて ささやかな目標です
でもボケないうちにの言葉で私8月下旬にとても世話になった友人にA42枚につらつらとお礼の手紙を手書きでなく印刷で送りました。手書きでは疲れます。
彼女は私より10歳ぐらい下の年齢です。しばらく会っていません。
その手紙の末尾に私も87歳になりました。ボケないうちに一言お礼が言いたくてと書きました。連れ合いが他界して4か月やっと時間が出来たのです。
下を向いて歩いて段差に毛躓き前歯を折ったみのこより(2年半前)