「え?これは?」
変わった見出しに目が点になった。
これは面白ろそうね! すぐに買ってきました、郊外の本屋さんで。
著者は 作家の五木 寛之氏
本題は 「うらやましいボケかた」
筆者は、
あと数ヶ月で90歳の壁に直面する・・・
(内容の一部から)
♪~上を向いて歩こう 涙がこぼれないように・・・
これは有名な、坂本九ちゃんのヒット曲ですね。
うれしい時も悲しいときも 上を向いて歩こうって大きな声でうたっていると、落ち込んでいた気持ちはどこかに飛んで行ってしまうよって。
ところがこの本は、お見事! 下を向いて歩こうだ。
書き出しは
最近は「認知が入る」という言葉をしばしば耳にしたり、
読んだりすることが多くなった・・・
私はこの<認知症>という言葉が、あまり好きではない・・・
読み始めたが、単行本の活字が小さいので読んでいるうちに
文字がぼんやりしてきて、眼鏡をずり上げてもきれいに見えなく
なってきた。
「それでは、これならどうじゃろか?」 パソコン専用の眼鏡をかけてみた。
「う~ん・・・これもなんだかねぇ??」
焦点がすっかりずれていてお手上げだった。
こんな時はひと休みしてからと、早々にあきらめた。
そこで、本の見出しから想像してみることにしょう。
呆けてもくよくよしない、年を取れば何なりと、どこなりと変化があるのは当然のこと。
できないことが増えてきても、あまり気にしないでいい。
今や人生100年時代に突入。ゆっくりと歩いて行こうではないか。
と、まあこんなところでしょうかね。
私も今まで以上にゆっくりと、上も下もよ~く見て歩こう。
けつまずかないように、転んだらおしまいだ。