このあたりも、ようやく紅葉がおおく目につくようになってきた。
冬至が過ぎて、内障子にちょっとだけ明るさがさすのが6時半すぎ、
「う~ん、あと少しだけ・・・」
起きるのが億劫になってきたこの頃は、このわずかの間さえ、逃したくない。
背伸びをして、素早くウオーキングウエアーに着替える。
キッチンには、灯がついている。
携帯とウオークマンをポケットにいれると、サッ!と玄関をでる。
冷気が漂い、あたりはまだし~んとしている。
一歩ふみだす。
猫が一匹目の前にうずくまっている。
寒いからねえ、動きもぬるいようだ。
そんなのにはおかまいなく、私はいつものように歩き出した。
空は青い、ウオークマンのメロディが心地よく、歩く歩くひたすら歩く。
すこしだけ膝と脚首に時々痛みが走る、テンポをゆるめてみる
うん、これで行こう!
きょうも、一日がはじまる・・・