散歩の途中でいただいた数本の白菜の苗
たっぷりと朝露を含んで、ようやく元気になってきた。
ドキッ! 車のキーがない!
時計をみた。ぎりぎりの時間だ!
靴履いているし・・・
「あ~もうっ!」
あわてて靴をぬいであがって、いつものところを見た
「ない!」
影も形もない!
机の上にもない! テーブルにもない!
別のバックの中にもない!
わ~、たいへんだぁ~
予備のキーはあるけど、免許証が・・・
あ~、もうなんてこった!どげんするっ!
待てよ、今まで何を着ていたかだ。
ここは落ち着いて、心をなだめてじっと考えてみる。
額から汗がたらたら
え~っと、え~っと・・・
ひょっとして、そうだ、作務衣だ!
急いで上着のポケットに手をつっこんだ
あった! あった ポケットにあった!
またやった、バカチョンを・・・
にやりとして、玄関の鍵をかけた。