![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/90/5ffc04463686696272140d667285df8c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/b1/be27e97951510ea55b4e7d3bd5302983.jpg)
期待ほどの花に会えなかった白山スーパー林道でしたが、あちこちで珍しい自生のヒメシャガ:姫射干・姫著莪を見かけたのは収穫でした。
本州では関西地方以東の日本海側、四国、九州のやや乾いた山地の斜面に生える多年草で、シャガ似て全体に小形で、葉も柔らかいことからこの名があります。
観賞用として庭に植えられたりしますが、自生地は少なくなっており、環境省RDBで準絶滅危惧種になっています。
春から夏にかけて、高さ15~30㎝の花茎に径4~5㎝の淡紫色の花を2~3個つけます。花被は全縁、外花被は大きく、中央は白色で紫色の脈と1個の黄斑がります。外花被は長楕円形で淡紫色です。
3倍体のシャガと違って、ジメシャガはよく結実し、径約8㎜の球形の果となります。
スーパー林道では、側壁の高いところにあったり、落石止めの金網に守られていて、盗掘を免れているように見えます。もっとも車専用の道路なので、この小さな花がドライバーの目にとまることもないのでしょうが・・・。