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綿
綿花を使った自然工作で来年の干支の羊をつくるといって、妻が庭に種を蒔いたワタ:綿(アオイ科ワタ属)が、手入れが悪かったのか11月末になってやっと種子を包む綿毛が顔を出しました。
アジア原産で、最も古い繊維植物のひとつで、紀元前2000年ごろすでに実用にされ、日本へは延暦18年(799)に渡来したとあります。
綿をとるために畑に栽培される1年草で、茎は直立し高さは60cmくらいになります。花は秋、径4cmくらいで淡黄色、フヨウ独特の柔らかい花びらでなかなかきれいです。(’07年0月8日記事)花の下には紫色を帯びた3個の苞葉があります。さく果は裂開すると、中に種子を包む白く長い綿毛があって、これで綿糸をつむぎ、種子からは油をとります。
すこし前、ある薬草園でワワタ:和綿といわれる種類の綿が実っているのを見かけました。
日本で昔から栽培されていた綿で、外国産に比べて繊維が太く短い。弾力があり、ふとんに向くといいますが、近代的な大量生産の綿業にはむかず、ほとんど商業的に栽培されることはありません。
ただ、最近は比較的虫がつきにくいなどの利点もあり、地球環境や人体に優しい無農薬、有機栽培をうたった和綿が「オーガニック・コットン」などといわれて、一定のファンがついているようです。
普通の綿と和綿ちょっと目にはその区別はつきませんでした。
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和綿