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沼島のシンボルの上立神岩展望への道端で碧紫色の実をつけた草を見つけました。初めて見るこの草はキキョウラン(ユリ科キキョウラン属)というとガイドさんに教わりました。
花色がキキョウに似ていることからこの名あるというキキョウランは暖地の海岸にはえる常緑の多年草で、葉は2列に互生し、長さ50~60㎝、幅1~2㎝の広線で厚くて光沢があります。
花茎は高さ0.5~1mになり小さな線形の葉がつきます。4~7月、青紫色の花を円錐形にまばらにつけます。花被片は長さ約6㎜の狭長楕円形で反り返ります。
秋熟す果実は直径0.8~1㎝の球形の液果で、きれいな青紫色です。
1本しかなかったキキョウラン、何かないかときょろきょろしていた甲斐がありました。