西神戸伊川谷駅周辺の堤防敷を一面黄色に染めていたのがクスダマツメクサ:薬玉詰草(マメ科シャクジソウ属)です。花序が薬玉のように見えることからこの名があるというのですが、薬玉に擬するほど立派な花とはいえず、仲間のコメツブツメクサのあまりにも小さい花に対比したということでしょうか。
ヨーロッパ原産の1年草で、1943年に横話で見つかり、いまでは全国的にひろがり河川敷や市街地の空き地などにしばしば群生しています。
コメツブツメクサに似ていますが、花序に50~60個の花が集まり、受粉すると花が下向き花弁が大きくなるのが特徴です。この形がホップの雌花に似ているというのでホップツメクサの別名もあります。