2月14日~15日、九州から東北、北海道にかけて日本列島太平洋岸全域に、ところによっては120年ぶりという大雪がありました。
高槻でも夜明け頃から降りだした雪は、またたくまに一面銀世界に変えてしまいました。
庭のロウバイ:蠟梅(ロウバイ科ロウバイ属)の花にも白い雪が積もっています。早春の青空に咲いて春を感じさせる花として愛でられますが、雪をかぶったロウバイもまた美しく、やはり冬の花という感じです。
ロウバイは、中国中部原産で、江戸時代後水尾天皇のときに渡来し、真冬に咲く黄色い花と香を賞して好んで庭に植えられる落葉小木です。花は前年枝の葉脇に1個ずつつき、12月~2月、葉に先がけて開きます。花の径2~3cmで、花被片は多数、外側は淡黄色、内側の花弁は短くて、普通暗紫色です。
最近では内側まで黄色いソシンロウバイ(素心蠟梅)といわれる品種が人気のようです。
中国では迎春の花として重んじられ、絵画の中で蠟梅と水仙あるいは蠟梅と南天が配された構図が”歳寒の二友“として好んで描かれるそうです。
蠟梅の名は黄色く透き通った花が蝋細工に似ているところからきたとされていますが、臘月(12月)に咲くから臘梅だとする説もあります。
別名に唐梅、九英梅、南京梅などがあります