ヨーロッパから中央アジアが原産地と考えられている越年草で、日本では盛んに栽培されて、肥えた土地で雑草化することもあります。
野菜としては春に播種し、秋から冬に主根を収穫します。真っ直ぐに伸びる多肉の主根は品種によっては長さ40~150㎝になります。日本では主根のほかに若芽や葉柄も食用にされます。
2年目の夏には茎は1.5mほどにものび、上部で枝分かれして丸い頭花がつきます。花は筒状花ばかりで、外側の総苞片はかたくて先端がかぎ状にそり返り、衣服などに引っかかります。
種子は漢方で牛蒡子と呼ばれ解熱、解毒、去痰、麻疹、風疹などに用いられます。