春めいて彩の増した植物園の中でも、派手に赤い花をつけた中高木がありました。
最近よく目に付くようになったといわれるシャクナゲモドキ:石楠花擬き(マンサク科)です。
シャクナゲの名がありますがツツジ科ではなくマンサク科で、1個の花は、複数の花が集まって、一つのまとまった「花冠」を形成しています。
1848年英国の軍人でプラントハンターでもあったJ.G.Championが香港で発見したといわれ、学名Rhodoleia Championiiの小種名は彼の名をとっているといいます。別名のHong Kong roseも発見地からきています。ツツジ科、マンサク科、バラ科などが絡んだ不思議な名前です。