教育相談室 かけはし 小中連携版

ある小学校に設置された教育相談室。発行する新聞「かけはし」が、やがて小・中3校を結ぶ校区新聞に発展しました。

中学校見学会感想集計

2006年12月27日 | 小中連携
12月8日に行われた小学校6年生を対象にした学校見学会のアンケート集計結果です。「見学会の中で興味が持てたものを選んで○をつけて下さい。(複数可)」という設問に対する回答です。

A 先生の説明       24.4%
B 授業と教室の見学    63.4%
C 授業体験        80.5%
D 学校紹介ビデオ     37.8%
E 生徒会の説明      48.8%
F クラブ見学       70.7%
G パンフレット      35.4%

今回初めて行った授業体験に対しては、小学生から高い関心を持たれていたことがアンケートからも読み取れます。中学校にとっては、期末テスト後の成績づけという忙しい時期でしたが、小学生のための授業を行ったことが、希望や意欲を持って中学校に進学する動機付けになったように思います。一方で先生の説明は、一番関心が低かったようです。子どもたちが教員に望んでいるのは授業で、学校の説明は生徒会からで十分ということなのでしょう。これを次年度の参考にし、よりよい中学校見学会を行いたいと思います。

東町中学校の学校見学会の特色は、学校の全てを見てもらうことにあります。市内中学校の少なくない学校が、在校生を下校させ、クラブ活動をしている生徒(まじめな生徒)だけを集めてクラブ体験や授業体験をしているのに対して、私たちの学校では、在校生を一人も帰さず、生の授業の様子を見てもらうという形態をとっています。

私は以前から、東町中学校の一番の自慢を生徒だと言ってきました。大阪府下でも有数の広い敷地や整備されたグランドは、確かに他校から羨ましがられています。しかし教育は人です。東町中学校はどんな学校ですかと尋ねられたら、生徒と職員を見てください、とこれからも言い続けたいと思います。