へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

美都田吾作

2006-12-11 18:05:22 | へちま細太郎
藤川だみょ~ん

細太郎が家出の夢をみたり、わがサッカー部の亀梨軍団が修学旅行に行き、と平和でのんびりとした一週間だった。
細太郎の夢の中に出てきた『美都田吾作』というのは、まぎれもなく俺のご先祖様のことで、徳川の世になりこの地方に領地を与えられ3代目の殿様になる。
初代はもちろん織田信長に仕えていた藤川飛騨守孝盛のことだ。
ほれ、嫁さんと喧嘩して、秀吉と前田利家の女房に枕をけっとばされた大バカ野郎のことだ。
それ以来、家訓の中で、
「腹が減っては戦はできぬ」
「女は大事にせよ。とくに女房(正室)殿は」
俺はこの家訓を気に入っていて、女には優しく飯も食う。
いい子孫ではないか。
んで、『美都田吾作』だ。
こいつは、畑仕事に精を出し、領民に米をばらまいたことで知られている。
女よりも飯が好き、という食いしんぼうで意地汚い殿様だったんだな。
こいつがなんでテレビ時代劇の主人公になり、ゴールデンタイムの長寿番組になっているのか理解不能だ。
おっと、これからさきは、テレビを見てくれよな。
え?見られない?
田舎モノめ。