へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

鬼のいぬ間に

2006-11-18 17:44:46 | へちま細太郎
はい、細太郎のおじいちゃんです。

孫の風邪が古女房に伝染し、一昨日から寝込んどります。
ま、鬼の攪乱ってやつだっぺ。
困ったのは食事。細太郎がソフト麺とやらを持ち帰ってきたおかげで、これを晩ご飯にすることにしたけどよ。が、つゆを作るのがめんどくさい。
冷蔵庫をあけてみると、甘エビが入っていた。こりゃ、酒のつまみによさそうだ、と思ったが、日にちが経っていたのでこれを具にしてしまえ、とばかりに冷蔵庫に入っていたものを適当に鍋にぶちこんでしまった。
料理なんてしたことないし、俺は酒が飲めればいうことがないしよ。
甘エビのおかげでうまいだしがとれ、そのごった煮で酒が飲めて、じいちゃん幸せだ。
うるさく言うばあさんも眠ったっきりだし、いつも以上に酒を飲んだ飲んだ。
甘エビも景気よくリカにあげて、リカもこの時ばかりはすりよってきた。
なんだな、女ってやつは犬でも人間でも一緒だっぺと。ものでつればいいんだっぺな。
うちのバカ息子も、見習ってくれりゃいいんだ。
あ~眠くなった。寝っぺ。