第5章 本当は危ないセックス:「貧しい家に生まれた女の子が美しいというのは、貧困から抜け出せる才能(神が与えたギフト)だ」!水商売や風俗に行く!
(1)人間の三大欲求:食欲、睡眠欲、性欲!
E 「人間の三大欲求」は食欲、睡眠欲、性欲だ。
《感想5》食欲、睡眠欲は、衣食住の確保欲求も含め生命維持欲求と言える。これは、広義には、人並みに生活する欲求(生活欲求)、そのための最低限のカネへの欲求も含む。これらも人間の「大」欲求と言える。
《感想5-2》より多く(or無制限)のカネへの欲求、出世の欲求、社会的成功の欲求も、人間の「大」欲求だ。これらの欲求にもとづいて多くの人間が動き、かくて社会が動く。
《感想5-3》恥をかかされないこと(自尊欲求)(Ex. 侮辱に対しかつては決闘がなされた)。相手を政治的or経済的or暴力的or人徳的or宗教的に支配すること(支配欲求)も、人間の行動を強く動機づける。
(2)性欲!
E-2「性欲はもっともビジネスになりやすい。」(71頁)
E-3 世界には、①売春が合法化された管理売春の国、②売春がグレーゾーンの国(店は場所のみ提供、素人同士の恋愛、Ex. 日本)、③売春禁止の国。
E-4 売春街は「管理された異世界」で必ずしも危険でない。商品が女で。男が買いに来るのだから、売春街を仕切る連中が、秩序を維持する。
(2)-2 ギリシア、ブルガリア、バングラデシュ、インド、インドネシア、ブラジル!
E-6 2015年のアテネのシリア難民(最終目的地ドイツ)は、男が多く、彼らも売春街に通った。
F-5 ムスリムの客はアナルセックスを強要するので、ギリシアの売春婦が困った。ムスリムは、婚前交渉は禁止だがアナルセックスはセックスに含めない。
F-3 ブルガリアの首都ソフィアのスラム街のロマ人。夫が見張り、妻に売春させる。夫は「子どもたちを育てるためだ」と言う。(妻は心が壊れてしまい「死んだ目」だ。)
F-4 バングラデシュの男は「豊満な女性」を望む。売春を政府が公認。スラム街で、牛用ステロイド剤(オラデクソン)を摂取し、子供のような女の子たちが太って豊満な体にする。
F-5 インドの地方の村には、売春を生業とするカーストの女性がいる。
F-6 インドネシアの風俗店で働く女の子はとても美人だ。「貧しい家に生まれた女の子が美しいというのは、貧困から抜け出せる才能(神が与えたギフト)だ。」水商売や風俗に行く。
F-7 ブラジルは性におおらかで、普通の若い女性が男を誘う。
《感想5-4》性的欲求が大きな問題になるのは、戦争の時だ。軍隊による性的暴行がなされる。その予防のため管理売春が必要となる。
《感想5-5》道徳的善悪とは別に、売春婦になって生きるしかない状況が現実にはあるので、彼女たちが幸福に生きる権利を実現すべきだ。
第6章 世界は麻薬でまわっている:シャブ中だけは相手をしたらダメだ!あいつらは終わってる!殺すことも奪うことも躊躇ない!
(1)麻薬(ドラッグ!
G 裏社会で一番「やべえ相手」は「ジャンキー(薬物依存者)」だ。論理的整合性がなく、何を考えているか読めない。日本のヤクザが言った。「シャブ中(覚せい剤依存者)だけは相手をしたらダメだ。あいつらは終わってる。殺すことも奪うことも躊躇ない。」
G-2 麻薬(ドラッグ)の大消費地はアメリカと中国だ。この2カ国に周辺国が密輸して販売。
G-3 (ア)マリファナはドラッグに入らない。(イ)パーティドラッグ(ハードドラッグその1):MDMA(エクスタシー)、コカイン、LSD でノリやテンションを上げる。(ウ)「やべえ」ハードドラッグ(超ハードドラッグ):ヘロイン、メス(覚せい剤)。
(2)アメリカ、日本、フィリピン!
G-4 アメリカで2000年頃から販売された鎮痛剤オピオイド中毒問題。その後、深刻な薬物依存が生じるとわかり処方禁止・入手不能となる。かくて、オピオイドの代わりにヘロインに手を出し、全米にヘロイン中毒者が生まれた。
G-5 ロスのスキッド・ロウ地区にヘロイン中毒者が多数いる。「ヨダレを垂らしものすごくゆっくりと動く人々」であふれる。路上生活者も多い。
G-6 オレゴン州ポートランドでは娯楽用のマリファナ解禁。
G-7 日本では、大麻を入手できる者は、裏社会の犯罪者にアクセスできる者で「悪い人」と言わざるを得ない。
G-8 フィリピンのドゥテルテ大統領は「麻薬の売人を殺す」と言われる。だが実際には警察が犯罪者から賄賂をもらっているので、そのことを知っていそうな連中を警察が殺す。「警察に殺される」より「刑務所の方が安全」なので身を守るため麻薬の売人たちが刑務所に入った。
《感想6》中国が麻薬所持を厳しく取り締まるの、アヘン戦争以来だ。麻薬所持者を厳しく罰し、死刑にするのは理由がある。
第7章 なくならない非合法ビジネス:「稼げれば犯罪だって構わない!」動機は「カネ」!
H 外国の観光地で、相手の方から声をかけてくる者は全員詐欺師だ。店でぼられるのはいい方で、仲間に囲まれ賭博を強制され大金を巻き上げられることもある。Ex. アテネ。
I 犯罪で食っているロマ民族。ルーマニアやブルガリアに多く住んでいる。他と交わらない民族。スリ、物乞い、詐欺、強盗。「稼げれば犯罪だって構わない」という価値観。
J 麻薬の運び屋。ボリビアでは捕まれば約8年の懲役。運び屋をする動機は「カネ」だ。1回30万円程度。麻薬組織(カルテル)から依頼される。(Cf. 平均月収3万円程度。)「家族のため」!捕まるまで繰り返し、カネをためる。
K マフィア(イタリア系)と麻薬カルテルは秘密結社的で取材困難!
L ギャングは「不良グループ」のカテゴリーに属し、徒党を組み、力を誇示する。強者をアピールし続けることが仕事だ。なめられたら終わり。
M 東欧(Ex. ブルガリア)は武器商人の中心地のひとつだ。旧東西冷戦の遺産。
M-2 裏社会の連中にとって、味方は自分の組織と家族のみだ。味方を作るなら警察の方がましだ。買収すればよい。受け取る側(警察)は後ろめたさとメリットがあるから裏切る心配がまずない。
《感想7》「稼げれば犯罪だって構わない!」(Ex. ロマ民族)。運び屋をする動機は「カネ」!
《感想7-2》「カネ」でなんでも手に入る。結婚、恋人、幸福、裕福な生活、自尊心、人を嘲り蔑む喜び、美食、豪遊、贅沢、希望する人生、あらゆる欲求の充足。「カネ」で手に入らないものはまずない。
《感想7-3》「カネ」がないことで屈辱を経験し、侮蔑され、恋人もできず、不幸も多く、結婚も結婚式もできない。貧乏な生活、自尊心が壊れる、貧しい食事、ろくな旅行はできない。「カネ」がないと、ほとんどの希望は実現せず、欲求は満たされない。
第8章 自分探しと自己実現の果て:自分よりも上の存在に抱く「憧れ」、「尊敬」、「羨望」を目指すべきだ!これこそ「自分探し」だ!
(1)人と関わるか関わらないか?
N 自分の内面に抱える闇への対処の2方向:(1)積極的に誰かと関り解消する。(2)誰とも関わらないで孤独に生きる。
《感想8》例えば評者の場合、(1)誰かと関わりたいが、誰にするか慎重に選択する。茶飲み友達的で、この社会の現実についてあまり語らない相手が好みだ。(2)一人になりたい時もあるが、それは一時でよい。
(2)人と関わらない!
O ラスベガスの地下に数千人のホームレスが暮らす。(Cf. 鉄砲水対策の地下の空堀がたくさんある。)
O-2 元軍人が多い。戦争の体験によりPTSDが発症し家族に迷惑をかけるので、ホームレスになる。
P NYの地下鉄や下水道にも地下住人(ホームレス)が多い。(2001.9.11以後は、地下空間への警戒が強まり、多くが追い出された。)
Q 「人と人との関わりのなかで心に傷を負う。」→「人から離れる」。→「独りで生きていけないとわかり、また人と関わるが、今度は限定的にする。」→「また心に傷を負う。」→・・・・
Q-2 この結果、「孤独でもいい」との結論に至る人もいる。これは、しかし第3者には「悲しい」ものに見えてしまう。
《感想8-2》「戦争の体験によりPTSDが発症し家族に迷惑をかけるので、ホームレスになった」とのラスベガス地下の元軍人が痛ましい。しかし、さすがにアメリカは一身独立の国だ。
(3)「自分探し」!
R 「自分探し」の1990年代、バックパッカームーブメント。「自分探し」の理由:①今いる場所から逃げたい。②好奇心の赴くままの行動。③青春の無駄遣い。(Cf. 真面目に勉強して資格・芸を身につける!)④他人からの「称賛」が目的の「自分探し」。(※見栄にすぎない。)
R-2 ただし丸山氏は、「理由をつけて動かない」のは否定する。特に自分よりも上の存在に抱く「憧れ」、「尊敬」、「羨望」を目指すべきだ。(「上京気分」!)これこそ「自分探し」だ。
R-3 人の心の「ダークサイド」は二つある。①「うまくいかないことを誰かのせいにする」。妬みや嫉妬に狂った状態!②「自分の無力のせいする。」極度にネガティブ!
R-4 自分に諦めを抱きだした中高年こそが、「憧れ」という「自分探し」をするべきだ。
《感想8-3》丸山ゴンザレス氏は、「上京気分」を求め、向上心が強い。
最終章 危ない思想は毒か薬か:「すべてのことに白黒つけたがる」のは危ない考え方で、「曖昧なままの状況を許す心」が必要だ!
S 日本にはもう少しでいいので、「曖昧なままの状況を許す心」が必要なんじゃないだろうか、と丸山氏が言う。
S-2 「すべてのことに白黒つけたがる」ことは、「必要悪を許容しない」とか、「曖昧さを排除する」方向につながっていき危険だ。
(1)人間の三大欲求:食欲、睡眠欲、性欲!
E 「人間の三大欲求」は食欲、睡眠欲、性欲だ。
《感想5》食欲、睡眠欲は、衣食住の確保欲求も含め生命維持欲求と言える。これは、広義には、人並みに生活する欲求(生活欲求)、そのための最低限のカネへの欲求も含む。これらも人間の「大」欲求と言える。
《感想5-2》より多く(or無制限)のカネへの欲求、出世の欲求、社会的成功の欲求も、人間の「大」欲求だ。これらの欲求にもとづいて多くの人間が動き、かくて社会が動く。
《感想5-3》恥をかかされないこと(自尊欲求)(Ex. 侮辱に対しかつては決闘がなされた)。相手を政治的or経済的or暴力的or人徳的or宗教的に支配すること(支配欲求)も、人間の行動を強く動機づける。
(2)性欲!
E-2「性欲はもっともビジネスになりやすい。」(71頁)
E-3 世界には、①売春が合法化された管理売春の国、②売春がグレーゾーンの国(店は場所のみ提供、素人同士の恋愛、Ex. 日本)、③売春禁止の国。
E-4 売春街は「管理された異世界」で必ずしも危険でない。商品が女で。男が買いに来るのだから、売春街を仕切る連中が、秩序を維持する。
(2)-2 ギリシア、ブルガリア、バングラデシュ、インド、インドネシア、ブラジル!
E-6 2015年のアテネのシリア難民(最終目的地ドイツ)は、男が多く、彼らも売春街に通った。
F-5 ムスリムの客はアナルセックスを強要するので、ギリシアの売春婦が困った。ムスリムは、婚前交渉は禁止だがアナルセックスはセックスに含めない。
F-3 ブルガリアの首都ソフィアのスラム街のロマ人。夫が見張り、妻に売春させる。夫は「子どもたちを育てるためだ」と言う。(妻は心が壊れてしまい「死んだ目」だ。)
F-4 バングラデシュの男は「豊満な女性」を望む。売春を政府が公認。スラム街で、牛用ステロイド剤(オラデクソン)を摂取し、子供のような女の子たちが太って豊満な体にする。
F-5 インドの地方の村には、売春を生業とするカーストの女性がいる。
F-6 インドネシアの風俗店で働く女の子はとても美人だ。「貧しい家に生まれた女の子が美しいというのは、貧困から抜け出せる才能(神が与えたギフト)だ。」水商売や風俗に行く。
F-7 ブラジルは性におおらかで、普通の若い女性が男を誘う。
《感想5-4》性的欲求が大きな問題になるのは、戦争の時だ。軍隊による性的暴行がなされる。その予防のため管理売春が必要となる。
《感想5-5》道徳的善悪とは別に、売春婦になって生きるしかない状況が現実にはあるので、彼女たちが幸福に生きる権利を実現すべきだ。
第6章 世界は麻薬でまわっている:シャブ中だけは相手をしたらダメだ!あいつらは終わってる!殺すことも奪うことも躊躇ない!
(1)麻薬(ドラッグ!
G 裏社会で一番「やべえ相手」は「ジャンキー(薬物依存者)」だ。論理的整合性がなく、何を考えているか読めない。日本のヤクザが言った。「シャブ中(覚せい剤依存者)だけは相手をしたらダメだ。あいつらは終わってる。殺すことも奪うことも躊躇ない。」
G-2 麻薬(ドラッグ)の大消費地はアメリカと中国だ。この2カ国に周辺国が密輸して販売。
G-3 (ア)マリファナはドラッグに入らない。(イ)パーティドラッグ(ハードドラッグその1):MDMA(エクスタシー)、コカイン、LSD でノリやテンションを上げる。(ウ)「やべえ」ハードドラッグ(超ハードドラッグ):ヘロイン、メス(覚せい剤)。
(2)アメリカ、日本、フィリピン!
G-4 アメリカで2000年頃から販売された鎮痛剤オピオイド中毒問題。その後、深刻な薬物依存が生じるとわかり処方禁止・入手不能となる。かくて、オピオイドの代わりにヘロインに手を出し、全米にヘロイン中毒者が生まれた。
G-5 ロスのスキッド・ロウ地区にヘロイン中毒者が多数いる。「ヨダレを垂らしものすごくゆっくりと動く人々」であふれる。路上生活者も多い。
G-6 オレゴン州ポートランドでは娯楽用のマリファナ解禁。
G-7 日本では、大麻を入手できる者は、裏社会の犯罪者にアクセスできる者で「悪い人」と言わざるを得ない。
G-8 フィリピンのドゥテルテ大統領は「麻薬の売人を殺す」と言われる。だが実際には警察が犯罪者から賄賂をもらっているので、そのことを知っていそうな連中を警察が殺す。「警察に殺される」より「刑務所の方が安全」なので身を守るため麻薬の売人たちが刑務所に入った。
《感想6》中国が麻薬所持を厳しく取り締まるの、アヘン戦争以来だ。麻薬所持者を厳しく罰し、死刑にするのは理由がある。
第7章 なくならない非合法ビジネス:「稼げれば犯罪だって構わない!」動機は「カネ」!
H 外国の観光地で、相手の方から声をかけてくる者は全員詐欺師だ。店でぼられるのはいい方で、仲間に囲まれ賭博を強制され大金を巻き上げられることもある。Ex. アテネ。
I 犯罪で食っているロマ民族。ルーマニアやブルガリアに多く住んでいる。他と交わらない民族。スリ、物乞い、詐欺、強盗。「稼げれば犯罪だって構わない」という価値観。
J 麻薬の運び屋。ボリビアでは捕まれば約8年の懲役。運び屋をする動機は「カネ」だ。1回30万円程度。麻薬組織(カルテル)から依頼される。(Cf. 平均月収3万円程度。)「家族のため」!捕まるまで繰り返し、カネをためる。
K マフィア(イタリア系)と麻薬カルテルは秘密結社的で取材困難!
L ギャングは「不良グループ」のカテゴリーに属し、徒党を組み、力を誇示する。強者をアピールし続けることが仕事だ。なめられたら終わり。
M 東欧(Ex. ブルガリア)は武器商人の中心地のひとつだ。旧東西冷戦の遺産。
M-2 裏社会の連中にとって、味方は自分の組織と家族のみだ。味方を作るなら警察の方がましだ。買収すればよい。受け取る側(警察)は後ろめたさとメリットがあるから裏切る心配がまずない。
《感想7》「稼げれば犯罪だって構わない!」(Ex. ロマ民族)。運び屋をする動機は「カネ」!
《感想7-2》「カネ」でなんでも手に入る。結婚、恋人、幸福、裕福な生活、自尊心、人を嘲り蔑む喜び、美食、豪遊、贅沢、希望する人生、あらゆる欲求の充足。「カネ」で手に入らないものはまずない。
《感想7-3》「カネ」がないことで屈辱を経験し、侮蔑され、恋人もできず、不幸も多く、結婚も結婚式もできない。貧乏な生活、自尊心が壊れる、貧しい食事、ろくな旅行はできない。「カネ」がないと、ほとんどの希望は実現せず、欲求は満たされない。
第8章 自分探しと自己実現の果て:自分よりも上の存在に抱く「憧れ」、「尊敬」、「羨望」を目指すべきだ!これこそ「自分探し」だ!
(1)人と関わるか関わらないか?
N 自分の内面に抱える闇への対処の2方向:(1)積極的に誰かと関り解消する。(2)誰とも関わらないで孤独に生きる。
《感想8》例えば評者の場合、(1)誰かと関わりたいが、誰にするか慎重に選択する。茶飲み友達的で、この社会の現実についてあまり語らない相手が好みだ。(2)一人になりたい時もあるが、それは一時でよい。
(2)人と関わらない!
O ラスベガスの地下に数千人のホームレスが暮らす。(Cf. 鉄砲水対策の地下の空堀がたくさんある。)
O-2 元軍人が多い。戦争の体験によりPTSDが発症し家族に迷惑をかけるので、ホームレスになる。
P NYの地下鉄や下水道にも地下住人(ホームレス)が多い。(2001.9.11以後は、地下空間への警戒が強まり、多くが追い出された。)
Q 「人と人との関わりのなかで心に傷を負う。」→「人から離れる」。→「独りで生きていけないとわかり、また人と関わるが、今度は限定的にする。」→「また心に傷を負う。」→・・・・
Q-2 この結果、「孤独でもいい」との結論に至る人もいる。これは、しかし第3者には「悲しい」ものに見えてしまう。
《感想8-2》「戦争の体験によりPTSDが発症し家族に迷惑をかけるので、ホームレスになった」とのラスベガス地下の元軍人が痛ましい。しかし、さすがにアメリカは一身独立の国だ。
(3)「自分探し」!
R 「自分探し」の1990年代、バックパッカームーブメント。「自分探し」の理由:①今いる場所から逃げたい。②好奇心の赴くままの行動。③青春の無駄遣い。(Cf. 真面目に勉強して資格・芸を身につける!)④他人からの「称賛」が目的の「自分探し」。(※見栄にすぎない。)
R-2 ただし丸山氏は、「理由をつけて動かない」のは否定する。特に自分よりも上の存在に抱く「憧れ」、「尊敬」、「羨望」を目指すべきだ。(「上京気分」!)これこそ「自分探し」だ。
R-3 人の心の「ダークサイド」は二つある。①「うまくいかないことを誰かのせいにする」。妬みや嫉妬に狂った状態!②「自分の無力のせいする。」極度にネガティブ!
R-4 自分に諦めを抱きだした中高年こそが、「憧れ」という「自分探し」をするべきだ。
《感想8-3》丸山ゴンザレス氏は、「上京気分」を求め、向上心が強い。
最終章 危ない思想は毒か薬か:「すべてのことに白黒つけたがる」のは危ない考え方で、「曖昧なままの状況を許す心」が必要だ!
S 日本にはもう少しでいいので、「曖昧なままの状況を許す心」が必要なんじゃないだろうか、と丸山氏が言う。
S-2 「すべてのことに白黒つけたがる」ことは、「必要悪を許容しない」とか、「曖昧さを排除する」方向につながっていき危険だ。